SEあるある　マニュアル見ないで失敗する

SEという人種は好奇心の塊みたいな人が多い。新しいおもちゃを手に入れたら早く触りたくて仕方ない。そんな彼らの「あるある」を陥りがちな罠とともに紹介します。

新しいおもちゃ

Amazonから新しいおもちゃが到着しました。例えばニューPCが届いたら、SEが真っ先にするのは、梱包空けたらすぐ電源ON！！

IT業界の住人であるSE（System Engineer）にとってPCは仕事道具。大抵の操作はマニュアル（説明書）を見ずとも行える。大工さんだって、新しいノコギリのマニュアルなんか見ない。

まあ、PCはいい。彼らの飯のタネだし、毎日8時間使っているからね。

ハツモノ到着！

では、初めて扱う道具や器具はどうだろうか？SEにとってはハツモノも単なるオモチャである。こどもがオモチャのマニュアル読みますかって具合だ。

つなげれば何とかなるでしょって感じで、徐にインターフェイスを確認して自分のおもちゃ箱から該当するケーブルを探して、な～んも考えずに接続しちゃいます。

ホラ、ウゴイタデショ！

と、まあ、だいたいはこれでOK。だがこれが間違った成功体験となり、彼らがマニュアルを読むということは、ほとんどなくなっていくのである。

はじめに必ずお読みください

マニュアルの冒頭には使用前に必ず行っておかなけれならないことが「はじめにお読みください」という箇所にまとめて書いてあります。

結構重要なことが書いてある場合もありますが、最早、精神年齢が幼児化しているSEには関係ありません。

ダッテ、ウゴイテルンダモン

トラブル発生

しかし毎回カンに頼っていると、動かないこともあります。普通はここでマニュアルを見るでしょ。でもSEは見ない。まず電源を確認し、PCとの接続を確認し、コトントロールパネルやデバイスマネージャを確認していく。

イイカゲン、マニュアルミナサイヨ

一通り確認したのに、うまく動かないなら、伝家の宝刀を抜く！

トリアエズPCヲ、サイキドウシヨウ

それでも動かなければ

PCを再起動しても、うんともすんとも反応しない。この段に及んでもまだマニュアルを見ない。PCで商品の型番を入力し、同様のトラブル事例を探し始めるのだ。愚かなり。それでも動かない。どうしましょ。

そして、彼らは一つの結論めいた言葉を口にする。

ショキフリョウカナ　（初期不良かな）

なんでこうなる

この段になって、マニュアルを「仕方なく」めくり始めるのである。

こうなる理由は単純。これまでの成功体験の積み重ねが「マニュアルは不要」という間違った結論と結びついているからである。

実際マニュアルの「はじめに…」のコーナーには、「電源を入れる前に」など、事前にやっておかなければならない手順が書いてあったりするものである。

基本は大切にしましょうというお話。