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続けるために「始めるハードルが低くても、習得ハードルは変わらない」を刻み込む。

昨日の記事で「簡単に上達すると思っていたけど、上達はなかなかしない方がまだ当たり前」というのを頭の整理に書いていた。

書いたことでよりもう少しまとまりがついてくる気がしたので、「なぜ早く上達すると思っていたのか」の答え、「始めるハードルが低いから習得ハードルも低いと勘違いした」というのをさらに頭の整理に書いていきたいと思う。

なんでも始めやすくなっている

どんなことでも簡単に始めやすくなっている。お金もかからない、あるいは学生のアルバイトくらいのお金でなんでも始めれる様になった。株式会社だって一円で作れる時代。始めるハードルが低くなったから、なんでもやってみることは簡単だ。

この始めることのハードルを低くするのは環境の改善になる。だから世の中が進めば進むほど便利なものや必要なもの、今まで使いなかったものがテクノロジーで置き換わったりして便利になる。

情報はインターネットになってアクセスしやすくなり、スマホによってそれらの情報への常時接続が当たり前になる。それに伴い、クレカ登録されてるAmazonでポチることで買い物すら簡単になった。現金を積むならポチる方がハードルは下がる。

今は恋をするハードルすら下がっている。面と向かって告白したのをいつだろう。チャットやSNSで知らない人でも手軽にコミュニケーションのハードルが下がり、LINEで告白する方こともあり、告白のハードルすら下がってる。

しかし結果が得られやすいわけではない。

何かを始めるハードルが下がった。そうすると、今までやってみたいと思っていたことが、お金や時間など何かの問題がありやれなかった。でもそれらを解決されている状態になっている。だからやってみる。

しかしそのやった結果が得られるかどうかは昔と全く変わっていない。LINEで告白できるようにハードルが下がっても気持ちを動かすことは昔と変わらなずハードルは高いままだ。

何かを習得したり結果を得たりするにはそれ相応の練習をしたり、戦略を練ったり、準備したり、しなければ成功しない。それらの大変さは全く変わらない。あくまで入り口の改善がされただけで、100回の反復練習を10回で良くなった、ということではない。

改善されるハードルは目的達成の流れの「始める」「学び」「練習」「習得」のうちの「始める」の部分だけだ。これはすでに問題は解決されてる。そして「学び」の部分はYouTubeなどで無料でいくらでも情報があるでこちらも解決されている。

いまの課題は「練習」と「習得」。この二つは意外と現在でも解決されていない。二つは同じようで違う。練習はほんとに練習だけしてアウトプットしない結果、習得できない人もいる。なのでこの二つは別だ。

そしてこの二つの改善が難しいのは理由は簡単で「練習はその人がやらなければその人の体の動きに反映されない」からだ。つまり頭の中の改善が必要だ。

だから問題は自分の頭の中をどうやって改善するかにかかる。これは誰かにやってもらうのは簡単ではない。

当たり前の認識を変える

もちろん今はいくつかは解決策が用意されていて、合宿で環境を制限して一気にやる、あるいはプログラムと圧倒的なコミュ力で毎日つきっきりでやる。この場合はどちらも高価格帯になる。

お金に目をつぶれば割と練習からの習得は解決されやすいともいえる。けど僕はそんなにお金持ちではないので自分で安上がる方法を探す。笑

それで僕がやったのは、

①「好きなことで始める」

②「適度なストレスをかける」

③「なかなか上達しないのは当たり前と認識する」

の3つ。そしてできるなら、すべてを「自分で考えて試す」と最高だと思っている。

①好きなことで始める

仕事で必要に駆られてやる以外に自分で何かをやる場合は制限がない。いつでも辞めれるし始めれる。だから自分が好きなことがどうかはすごく大事。できるなら一旦いまの続かないことをやめて、一番大好きなものを探してそれを始めて、それにつながって学ぶ方が早かったりする。

(好きなことの探し方↓)

例えば僕は、世界史や映画を勉強したいとずっと思っていた。漠然としたことだ。「地政学や歴史を知ってるとニュースがより理解できそう」「英語話せるといいなぁ」レベルの漠然としたもの。制限はない中での漠然としたやりたいなぁだった。

これで何度も挫折した。それで関係ないところで、僕は大好きなジャズを毎日弾いたものをYouTube投稿を始めた。好きなことだから続いた。しばらくするとジャズ曲の背景が気になり、その当時の歴史を調べるようになった。

ジャズといえばアメリカンポピュラー。アメリカの歴史を調べることと同じになる。そしてアメリカはヨーロッパに植民地支配された歴史がある。必然的にヨーロッパの歴史も知り、奴隷の歴史も避けられない。それらの情報は英語版でないと多くはない。結果映画に毎日向き合うことになった。

今では英語アレルギーがなくなり、歴史も以前よりは入ってくるようになった。この学び方が僕にとっては一番ベストな始め方だ。

②適度なストレスをかける

好きなことを始めたら、今度はそれに軽く適度なストレスをかける。これは意識的にかける。なぜかといえば簡単で、人間の体はだらけると衰えて負荷をかければ成長するからだ。10回の腹筋を毎日やっても100回の腹筋はできない。

少しずつ負荷をかけて100回に近づけていく。このときに急に強い負荷にするとやる気がなくなるから適度なその人にあったストレスが大事になる。この辺りは外部からの調整はとても難しい。先に「自分で考えて試す」と書いたのはそのためだ。

③「なかなか上達しないのは当たり前と認識する」

こう考えると少し楽になれる。これを認識しているから続いてるといっても良いかもしれない。できない人が腹筋を100回やるためには必要な日数は絶対ある。その日のうちに出来る人はいない。だから上達は簡単にはしないと認識する。

そして何より体質は人によって違う。だから人によって習得ペースも違う。だからこそ自分に合った適度な負荷が大事。他人が早くできてるからといって自分を咎めない。もしかするとその人は自分で考えて試す、ということをたくさんしてるかもしれない。

なにより他人を羨ましくみても自分は成長しない。むしろ嫉妬が成長する。それでは意味がない、伸ばすのは自分の能力。だから自分の才能がないとか思わなくていい。そもそも上達は反復を繰り返さないと習得できない。

反復を繰り返してみる。上達は簡単にはしないのが当たり前だ。そんなことを言いながらふと振り返ると全く何もやってなかったときに比べて成長したりする。そのとききっと、上達ってこういうことなのかなぁと思うかも。

「自分で考えて試す」

これらのことを自分は考えて試してみる、というのを意識するときっと思っているより早く上達すると思っている。とはいっても自然とやってるはず。先生に「右手と左手をゆっくり動かして」と言われても、ほんとにただ動かすことはしないと思う。

「先にまっすぐ上げた後に横に動かす方がなんかやりやすい」など言語化しなくてもやってる人もやっているはず。これを意識するだけで具体的に何をやれば楽に、何が苦手かがわかり、その苦手なところに反復練習を入れる、と効率的に上達できる、と自分と今やっている体験から思ってる。

学びの未来

練習や習得は「自分で考えて試す」というのがとても大事なフェーズになってくる。だから今は答えを教えない教育や実践型のものがインフルエンサーと言われる人から聞こえ始めているのは、そのためだ。

明日がどうなるかわからないこの状況で自分で答えを考え動ける人がどこでも大事な人材になってくるなかそういった学びのスタイルはこれから増えてくると思う、というか増えてる。

教える方も専門性の答えをただ教えるのはYouTubeで事足りるようになる。むしろ継続のノウハウだったり一緒に学んでくれてるようなコミュ力だったり、その人に合ったように接するスキルだったり様々なスキルが必要になる。そうなると新しいライバルと増えて、参入が激しくなる。その場合の立ち回りをどうするかも少しずつ出てきている。ピアノ教師がピアノが弾ければ良い時代は過ぎてるといってもいいかもしれない。

今までは外部による環境改善のハードルは下げることをやってきた。そして答えを用意した練習や習得が主だった。もちろん今まで通り答えを欲しい人をピンポイントにした練習や習得の情報も出てくると思うが、これからの答えを教えない学び方、実践型、遊び型の学びもどんどん出てくる。

しかし焦る必要はないと思う。自分に合ってるものを、好きなことを見つけて始めるのがいいと思ってる。大事なのは自分に合ったようにやること。答えを欲しい人は答えを探せばいい。自分で出す人は自分で出そう。

一番大事なのは必要に応じて変化できること。今日も楽しくどうなるかわからない一日を過ごそうと思う。

毎日ジャズピアニスト。毎朝6:30〜コーヒーとジャズと演奏生配信。演奏動画にテキスト解説。みてるだけで音楽教養かも。かねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね(✿︎´ ꒳ ` )↓

日々のつぶやきは、

毎日ジャズピアニストかねこ


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