民話の世界へいざなう作家さん

「民話が好き、民話が好き」と言っても体系的に学んだことはなく、ただただ純粋に好きなだけです。

とくにまんが日本昔ばなしが好きで、小さいころめちゃくちゃ観てました。ほっこりする話から悲しい話まで、その地域に噂として伝えられた物語に面白さを感じます。

大人になってから山歩きが好きになり、里山を歩く機会が増えてきたころから、どことなく里山に懐かしさを感じるようになりました。

実家が名古屋にあり、日本の古里というわけでもないのに、どこか懐かしさを感じる…。なんでだろうと考えると、まんが日本昔ばなしに出てきた里山イメージが刷り込まれてたからです。

それから何話か観たのですが、そのときの感想が「めちゃくちゃ面白い」でした。

…変わってないなぁと、なんとも言えない気持ちになりながら心の中でずっと根付いていたことは素直に受けとることにしました。

めちゃくちゃ面白いを分解して、何故面白く感じるのかのルーツを見つけるために今読んでる本をご紹介します。

一緒に民話の世界に紛れ込みましょう。


日本民俗学の第一人者「柳田國男」

柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)は、日本の民俗学者・官僚。明治憲法下で農務官僚、貴族院書記官長、終戦後から廃止になるまで最後の枢密顧問官などを務めた。

「日本人とは何か」その答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。日本民俗学の開拓者で、多数の著作は今日まで重版され続けている。----wikipediaより

柳田國男氏は日本民族学会の先駆けとなる「民間伝承の会」の創設者であり、民族学の第一人者です。岩手県遠野に伝わる逸話や伝承を記した「遠野物語」はあまりにも有名ですね。


旅する学者「宮本常一」

学生時代に柳田國男の研究に関心を示し、その後渋沢敬三に見込まれて食客となり、本格的に民俗学の研究を行うようになった。

1930年代から1981年に亡くなるまで、生涯に渡り日本各地をフィールドワークし続け(1200軒以上の民家に宿泊したと言われる)、膨大な記録を残した。 宮本の民俗学は非常に幅が広く、後年には観光学研究のさきがけとしても活躍した。民俗学の分野では特に生活用具や技術に関心を寄せ、民具学という新たな領域を築いた。 ----wikipediaより

人生の大半の時間を費やし日本各地を練り歩いた宮本常一氏。民族学の幅も広く幾つもの本を出版しています。

道を歩くことが好きな僕は「塩の道」を読んでいます。


童話作家「川内彩友美」

まんが日本昔ばなしの作家「川内康範」の娘でアニメ「まんが日本昔ばなし」のプロデューサーとしても活躍。まさに僕が取り憑かれたものを作った方です。


柳宗悦

柳 宗悦(やなぎ むねよし、1889年(明治22年)3月21日 - 1961年(昭和36年)5月3日)は、民藝運動を起こした思想家、美学者、宗教哲学者。名前はしばしば「そうえつ」と読まれ、欧文においても「Soetsu」と表記される。

民話とはまた違いますが類似した思想に「民藝」というものがあります。一部の貴族が扱う高尚なものではなく「民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界」を世の中に伝えるため民藝運動を起こす。

同じ民衆から生まれるものを追求するという意味で追いかけています。


おわりに

今回ご紹介した4名が今のところ僕が追いかけている偉大なる作家さんです。

民話というキーワードでどこまで広がるのか今後も楽しみです。


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ごあいさつ
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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