【書評】裸でも生きる2 -Keep Walking 私は歩き続ける-
「途上国から世界に通用するブランドを作る」を理念に掲げ、株式会社マザーハウスを設立した山口絵理子さんの著書。
ビジネスとして何らかのサービスを提供する以上、時間をかけてでも自分たちのストーリー(ブランド)を作りあげたいと思った。
SDGsをチラつかせた同情でのビジネスは長期的には上手くいかない。自分たちのストーリーとは何だろう。
起業をファッションと捉えた、"起業したい、でもまだやることは決まってない"というレベルでは0→1のビジネスをうまくいかせることはできない。やりたいことが先にあって、それを続けるための選択肢として法人化があるのだとしみじみ。
自分の恵まれた環境に気づくためには、メディアで伝えられることだけでは不十分で、現地で確かめるしかないんだなあとも。例えば、途上国への寄附金のほとんどは途上国の役人にとられてしまい、政府が機能していないと、現地の人々まで還元されないとか。
こういう本を読んでると、まだまだ自分は甘いなあと考えさせられるので良い。
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