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読みたい本は読みやすい本

文字がぎっしりの本はあまり読む気にならない。

先週末、本屋さんで、タイトルが気になって手に取ったのは少し昔の本で、ページをめくると文字がぎっしり!!「うっ…!」となってしまった。少し読んでみると思った通り、面白そうな内容だったんだけど、結局買わなかった。

昔の本に多いと思うんだけど、これでもかってくらいぎっちぎちに文字が詰め込まれていることがある。それくらい詰めないとどうにも語りつくせないほどの情報や、内からあふれるものがあるのはすごい。

すごいけど、もう少し簡潔にまとまらんかったんかい、とも思ってしまう。加えて改行とスペースをもっと入れてくれやんかな、と。でないと、読むのになかなかのエネルギーが必要になる。本当に価値のある文章は、読み難さがあってもなお人を惹きつけるけど、読み始めるまでの最初のハードルが高い。きっと為末さんでさえ足を引っかけて倒れてしまうくらいの高さ。

対して、今はというと、改行とスペースは多用して、使うことばや言い回しもわかり易いものがよく読まれる。それも本だけに限らず、ネット上で読めるものも含めて。いや、ネット上だとよりいっそう、わかり易さ・読みやすさが求められる。

あんちゃさんがこんなつぶやきもしていた。

そんな文章が溢れたら、日本の文学が~~。みたいな考えをする人もいると思う。でも人が本当に必要とするものは少しづつ形を変えながらでも残っていくし、そうでないものは淘汰される。それだけですよね。

内容は素晴らしいのに読み難い本なんかを、読みやすく再編集してくれるとうれしいな。

あ、だから「マンガで読む○○」みたいなのが出てくるようになったのか。面白いな。


おやすみなさい、またね。

「スキ」が元気のみなもとです!