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すきなきじ

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#ビジネス

「書く」とは、自分らしさを見つけるプロセス

7月に開始したNサロンの講座が、先月末で終了した。 終わってみて一番感じたのは、たった3ヶ月で人はここまで成長できるのか、という純粋な驚きだった。 継続の価値はこちらのnoteにも書いたのだけど、この講座は継続に加えてフィードバックもあったからか、その成長度合いには目を見張るものがあった。 毎日なにかしらアウトプットし、そこに対するフィードバックを受け、修正すべき点は素直に修正していく。 その愚直な繰り返しは、人を着実にレベルアップさせるということを、私自身改めて教えられ

文房具の無人販売は成り立つのか

以前、試験的に「文房具の無人販売」を行ったことがあります。今日はそのお話をしたいと思います。 治安のよさに裏づけられた日本の無人販売 缶ジュースの自動販売機ビジネスは「日本でしか成り立たない」と聞いたことがあります。 たしかに海外だったら、治安の悪い国によっては自販機を破壊して中のお金を取り出したり、自販機ごとトラックの荷台に乗せて持ち運んでしまう不届き者もいるかもしれません。 日本もまったくないとは言いませんが、治安のよさを背景に「無人で行われる商売」はあらゆる分野

長期集中力とマルチタスキング

先日岡潔の『数学する人生』を読んでいたとき、集中力についてのこんな言及を見つけた。 この箇所を読んだとき、集中力には一般的に私たちが集中力だと認識している『短期集中力』とは別に、長く同じことを考え続ける『長期集中力』があるのかもしれない、とふと思った。 通常、集中するとか集中力が切れたというときに私たちがイメージするのは数時間、どんなに短くても24時間の中の話だ。 そして勉強や仕事の効率を上げるための数時間の集中については、すでに様々な本が出版されている。 一方で岡潔

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買い物はパッケージ化していく

『Instagramが消費行動を変えた』という話はすでに至るところで語り尽くされている。 Instagramで見つけたものを買うだけではなく、Instagramに載せたいがために私たちは映えるカフェに足を運び、盛り付けにこだわろうとする。 しかし最近自分自身が買い物をしていて思うのは、Instagaramの一番大きな影響は『世界観を統一しなければならない』という感覚を植えつけたことなのではないかと思う。 以前であれば、そのもの自体がかわいければ買っていたし、そういう決断

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いい体験には「横の感動」がある

『店舗は体験の場になる』といたるところで言われているが、具体的にどんな体験に私たちは感動し、ブランドのファンになっていくのだろうか。 インスタ映えする綺麗な空間を作ること? 新しいテクノロジーを活用すること? 商品を実際に試せること? 私たちがブランド視点で『体験』を考えるときはこうした手段を思い浮かべがちだが、実際に自分が感動した体験を思い返してみると、そこに共通しているのは『横の感動』なのではないか、とふと気づいた。 『横の感動』とは、

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1万人が1回購買より、100人が100回購買する事を目指す

ブランドのコミュニティをどう創るのか?6月1日にMinimalの新業態であるガトーショコラ専門店を代々木上原にオープンします。新店オープンに際してクラフトファンディングを初めてやってみる事にしました。 経営者としてはクラファンで店舗開業資金が集まるのは嬉しいけど、正直クラファンで開業資金集めを目的にやると需要の先食いだけだなーと悩ましいし、なんか今更クラファンやるのはどうなのかという意味不明な気乗りのしなさがあったのはここだけの話です。(笑) では、なぜ今回クラファンをや

経営者(広報)はこんな発信をするといい

経営者、または広報は、こういうテーマで発信をするといいと思います。 ①会社をつくろうと思ったきっかけ ②会社をつくってからいちばん苦労したこと ③軌道に乗ったブレイクスルーなできごと ④商品やサービスの誕生秘話 ⑤これからこういう世界を実現させたい ①会社をつくろうと思ったきっかけ会社が始まったころには、かならず「ストーリー」があります。人はストーリーに惹かれます。ぜひストーリーを語ってほしいと思います。ファンの多い会社は、多くの人とストーリーが共有されていることが多いも

「読む」というコミュニケーション #読むでつながる

わかるということと苦労するということは同じことですよ。早く簡単にわかる、そんなのは本当にわかったとは言えない。ただ知識が増えただけです(「読書について」小林秀雄) 私たちは普段何気なく文章を読んでいるけれど、本当の意味で『読む』とは何なのだろう。 そして、単に知識で頭をいっぱいにするのではなく、血肉になる読み方は何が違うのだろう。 昨年末たまたま鳥井さんとそんな話をしていたことがきっかけで、先週末 #読むでつながる をテーマに、BOOK LAB TOKYでトークイベント

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コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

日頃からnoteを書いたりTwitterでつぶやいたりしているからか、伝え方について聞かれることが多くなった。 そうやってコミュニケーションの悩みを聞くうちにふと気づいたのは、コミュニケーションのゴールは『伝える』のもっと先にあるのではないか、ということ。 例えば、顧客に商品を買ってほしいとか、部下にこう動いてほしいとか、自分が相手に求める態度変容を『伝える』ことで解決しようとしてしまうのだけど、本当に求めているのはそれを『知ってもらう』ことではなく、『変わってもらう』こ

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「とりあえずやる」が許されない場面とは

このnoteでもしょっちゅう引用しているのですが、私は『小さなチーム、大きな仕事』にでてくる 『失敗を過大評価しない』 というワードがとても好きです。 「成功は次の手段を教えてくれる。成功すれば何が成功したのかわかり、それをもう一度できる。そして次はもっとうまくやれるだろう」 「一度失敗している人は、何もしなかった人と同じくらいにしか成功をおさめていない。成功だけが本当に価値ある体験なのだ」 日本以上に『失敗は成功の母だ!』という意識が強いシリコンバレーからこの言葉を

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広告デザインがアート化する未来

年末の箱根旅行で、はじめてポーラ美術館に行った。 そのときちょうどやっていた企画展が『モダン美人誕生』というテーマで、江戸末期から昭和のはじめにかけて『美人』の概念がどう変わっていったかを、絵画や写真から辿るというものだった。 今回特に面白かったのは、画家・岡田三郎助の作品の変遷からみるアートと広告の関係性だ。 岡田三郎助はもともと美人画で有名になった洋画家で、その能力を買われて宝飾ブランドや百貨店からポスターの依頼がくるようになった。 特に三越との関係が深く、数多く

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『地方人材は東京へ行くべき』は本当か?

先週金曜日、はじめて名古屋で登壇してきました。 テーマは『フリーランスとしての起業』。 これまで大企業からスタートアップ、フリーランスといろんな働き方をしてきた中で感じたこと、考えたことをお話しました。 当日お話したことは下記のモーメントにまとめていただいているので、あわせてお読みください。 (ていうかなぜOGPの写真これにしたし)(もっと「イベントが盛況です!」みたいな写真あったやろ) 働き方を中心に1時間半くらい話したのですが、その中でも事前の打ち合わせで『この話

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個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

こんにちは、岡山史興です。 企業や地域のブランディング、事業開発を生業とする(株)am.の代表取締役で、「次の70年に何をのこす?」をテーマにしたメディア『70seeds』編集長を務めています。 このnote『恐竜は死ぬ』では、右肩上がりを前提としない「小さな営みの時代」を生きるための経営や生きかた・働きかたの話をまとめています。 先日、私はTwitterでこんなつぶやきを投稿しました。 それなりに反響をいただいたのですが、このあたりの感覚って実はみなさんそれなりに持

山の上のパン屋に人が集まるわけ

⏩Amazonではこちらから ⏩わざわざで購入すると特典付きです。 初めまして。株式会社わざわざの代表の平田はる香と申します。これからnoteに経営のことを中心に書き綴っていきたいと思います。最近の趣味は、会社の現状分析です。夜に好きなお酒を飲みながらデータを見ながら会社のことを考えるのが大好きです。 このnoteにはパンと日用品の店「わざわざ」の経営から考えたことを書いていきたいと思っています。note一つ目の記事はまずこちら「山の上のパン屋に人が集まるわけ」 現時