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スタジアムを夢を与える場所へ#9【横浜F・マリノス】

こんにちは。
第9回目の今回は、横浜F・マリノスの日産スタジアムに行ってきました!
関東に住み始めて、1年弱も立っていましたが初めて日産スタジアムに行きました。
当日はBリーグ・チャンピオンシップが横浜アリーナで行われていることもあり、新横浜があちこちでユニフォームを着た人たちがいる状態でした。
試合を見ていないですが、どこかバスケを楽しんだ気分になりました笑

今回日産スタジアムに来場して感じたことは、
「スタジアム以外で楽しめる環境と家族連れも来場しやすいホスピタリティ」を感じたスタジアムでした。
ではここから、その理由を紐解いて行きたいと思います。

1.横浜F・マリノスのこれまでのデータ

①来場者の推移

まずは、2017年シーズン以降の来場者の推移。

J.LeagueDate Site参照
https://data.j-league.or.jp/SFTP01/

来場者は、Jリーグ平均と比較すると毎年平均を上回る来場者となっています。
コロナ以降に関しては、2019年シーズンを上回る来場者まで戻ってきており、他クラブがコロナ以降の集客に苦戦していることを考えると集客はさらなる伸びが期待できる。
ただ日産スタジアムの座席数は72,327席のため、来場してみるとやはり大半が空席を締めていることを感じた。
数値としては、しっかり成果があるもののまだまだ伸びが必要となります。

②収支データ

売上推移は、以下の通りとなっています。

© 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)参照
https://aboutj.jleague.jp/corporate/management/league/

コロナ化で多くのチームが営業収益が減少傾向にある中でもマリノスは安定した売上となっている。だが、2021年シーズンは、売上が減少しJ1クラブでのランキングでも順位を落としています。
この理由としては、2021年シーズンからアカデミー関連収入が0となっており、収入は「一般社団法人F・マリノススポーツクラブ」に移したことが考えられます。
積極的な補強を行っているイメージが持たれる中で、他クラブと比較しても圧倒的な売上というわけではなさそうです。

2016~2022売上比率

最近公開された2022年の決算書を見ると大きく伸びがあるのは、「入場料収入」と「その他収入」となっています。
入場料収入は、先程お見せした来場者推移を考えると納得の結果です。
その他収入には、移籍金などが含まれると推測されますが、ここまでの顕著な伸びがあるので、何が収入源となっているか気になるところです。

2.スタジアムホスピタリティ

①スタジアムまでの移動

日産スタジアムまでの移動は、新横浜駅駅から徒歩10分ほどで到着します。
JR東海道新幹線・横浜線、横浜市営地下鉄ブルーライン、東急電鉄新横浜線・相模鉄道新横浜線があり、アクセスもかなりしやすいと感じています。

駅からスタジアムに関しても徒歩10分ほど到着するので、初めていく町並みを見るのが好きな私にとっては、ちょうどいい距離感でした。
そのため、初めてスポーツの試合観戦に行く人にとって、移動時間を含めてハードルが低い環境が整っているのではないかと思います。

②スタジアム周辺について

ここから、スタジアムでの取り組みについてです。

〇入口からの導線

スタジアムへのゲートは、3箇所に分かれており、それぞれにスタジアム案内図が大きく掲載されています。

スタジアムマップ

最近は、どのスタジアムに行っても入口付近にスタジアムのマップが掲載されるようになっています。数年前まではスタジアムマップが無いクラブのほうが多い印象でした。
ですが、クラブ間のホスピタリティのノウハウが互いに知りやすくなることでいい側面が浸透しているように感じました。
マップの隣にはMATCHDAY GUIDEがあり、選手の紹介スタジアムのマップが手元で確認できるのは、初めて来場した人にとっては、ありがたいなと思いました。

MATCHDAY GUIDEの詳細

〇子供連れが来場しやすい多くの取り組み

日産スタジアムで多いブースとしては、子供向けのブースが豊富にあります。
キックターゲットやフットダーツ、キッズパークもあり、子どもたちがサッカーを見る以外にも楽しめる環境が整っていました。

キッズパークとキックターゲット

このような遊べる場所だけではありません。
スタジアム内に入ると赤ちゃん用の休憩室やベビーカー預かり所、キッズエリアなど、スタジアムに入ってからも両親が周りの目を気にせず子どもたちと休憩できる、過ごしやすい環境が整っています。

下の写真のブースが複数あるため、大きなスタジアムの移動の負担が軽減されることも子供連れにとっては、助かる部分なのではないかと思います。

スタジアム内の子供向けブース

ここまで子供向けのブースが多いので、私の肌感覚として子供連れが多く来場している印象がありました。
サッカー観戦だけでなく、一日を楽しめる環境があるからこそ、子供連れの来場ハードルが低くなり、安心して楽しむことができる状態になっているのだと思いました。
また初めて来場する家族連れ向けの観戦プランがHPや動画として掲載されていることで、どんなことを楽しめることができるのか・安心して子供を連れて行く環境が整っているかを伝えているので、初めての来場者の方にとってもハードルが下がっていると思います。

3.スタジアムイベント

①キッチンカーの多さと試合前の楽しみ方

日産スタジアムにきて一番最初に感じたこととして、「試合前に来場されている人がとにかく多い!」ということを感じました。
今回キックオフの2時間前にスタジアムに到着したのですが、グルメを楽しんでいる人、家族連れでキッズエリアで楽しんでいる人など、これまで来場したスタジアムの中でも特に多いのではないかと感じました。
コロナが5類にまで緩和されてから、初めてのスタジアム来場だったからかもしれないですが、「試合前に来場されている人がとにかく多い!」が印象的でした。

試合2時間前の様子

どのキッチンカーも長蛇の列となっており、試合開始前よりも多く並んでいるのではないかと思うくらい並んでいる方が多かったです。
キッチンカーの豊富さも他のスタジアム以上となっているため、その日食べたい気分に合わせて、選択がしやすいと思いました。

キッチンカーの多さと子供連れでも来場しやすい様々なブースが相まって、試合開始前からスタジアムに来て、楽しんでいる来場者がおおくいらっしゃることを感じました。
これは、サッカーをコンテンツとして捉えるのではなく、スタジアムが1日を楽しめる環境として売り出していることを象徴している光景だと思います。

4.来場して感じたこと

今回来場して、1日を通して安心して楽しむことができる環境が整っているスタジアムだと感じました。
多くの来場者の方が試合開始前から来られていることに対して納得の行く取り組みと継続性があるからこそ、毎試合スタジアムに来場している方が多くいらっしゃるんだと思います。

これは、横浜F・マリノスのMISSIONである
「“喜怒哀楽” にあふれる豊かな体験を提供し続ける。」を実現するための取り組みだと思います。
サッカーだけでなく、スタジアムを通して豊かな体験ができる環境を提供し続けること。
それが今の横浜F・マリノスを作り出し、地域に愛され、応援されるクラブとなっている由縁だと思います。
これからもそんな横浜F・マリノスを陰ながら応援していきたいと思います!


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
このnoteでは、今後も定期的にスタジアムホスピタリティ、クラブの取り組みについての投稿を行います。

スポーツ業界がより、多くの方に夢を与える場所であり続けるために今後もその力添えになれるよう、取り組んでいきたいと思います🔥

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