教えるシリーズ第2弾!どのように伝えればいいの?
前回からシリーズで書いています。
教えるシリーズ第2弾!
今回は「伝え方」です。
あなたもこんな経験ないですか?
プリセプターやバイザーの「わかった?」の質問に対して、反射的に「わかりました」と答えてしまった。
答えたのはいいが、結局何がわかったんだろう???
となってしまった経験。
かくいう私も反射的に答えてしまった経験は幾度となくあります。
そんな私と同じ経験を後輩たちにさせないためにも、どうすれば相手に伝わるか(伝えることができるか)。
わかりやすい伝え方を考えていきましょう。
わかったを当てにしない
反射的にわかりました!と言ってしまう理由として
・わかりませんとは言いづらい
・わかったつもりになっている
・わかったかわかっていないのか本人がわかっていない
こういうことがあるかと思います。
では、自分が指導したことが本当にわかったのかどのように確認すれば良いのでしょうか?
理解度を確認する方法
1.復唱させる
2.レポートを書かせる
3.成功パターン・失敗パターンを考えさせる
①復唱させる
シンプルな方法ですね。
特に技術的なことを教えた場合には、実際に行ってもらっても良いでしょう。
②レポートを書かせる
教えた内容を受けて
「わかったこと・学んだこと」を書かせます。
ただ、先ほどの復唱させるよりも手間がかかります。
レポートを書かせる際は、読み手が合格基準を設定するようにしておきましょう。
③成功パターン・失敗パターンを考えさせる
「教えたことがちゃんとわかったかどうか?」が確認できるだけでなく、応用を効かせる練習にもなります。
それは
教えた内容を「自分の仕事の中でどのように活用するか?」を説明させるのです。
重要なのは
ただ漠然とイメージさせるのではなく、”成功パターン”と”失敗パターン”に着目させること。
成功のイメージとやってはいけないことをはっきり言葉にさせることで、「わかる」から「できる」への移行がスムーズに進むのではないでしょうか?
何かを教えたら、その都度「本当に理解したのか?」「本当に身についたのか?」確認することを習慣にしましょう。
伝える際に気をつけること
伝え方のポイントとしては2つあります。
1.具体的な行動で指導する
2.伝えるポイントを3つまでにする
それぞれ説明していきます。
①具体的な行動で指導する
私自身も結構抽象的な表現で指導していることもありました。
特に技術的なことは抽象的になりがちです。
そのため「行動」に着目して具体的に指導していきます。
例えば
「患者様への声かけは優しくね」
という指導よりも
「患者様へ声かけをするときは、相手の目線に合わせて笑顔を忘れずにね」
ということです。
②伝えるポイントを3つまでにする
これついついやってしまいがちかもしれません。
1度に多くのことを伝えてしまう。昔の自分の指導を考えて反省したところです。
人間は1度にたくさんのことを言われても受け止めきれません。
なので、指導する際はポイントを多くても3つに絞ることが大事なのです。
先ほどの例で考えると
「患者様への声かけは優しくね」から
「患者様へ声かけをするときは、相手の目線に合わせて笑顔を忘れずにね」と指導しました。
ここでのポイントとしては
相手の目線に合わせること
笑顔で接すること
になります。
ポイントを絞ったことで、いざ実践する際にポイントを意識しやすくなります。
また、フィードバックする時も先ほどの2点を中心に話しを進めていけばいいのです。
まとめ
・新人さんや学生さんの「わかりました」をあてにしない。
・具体的な行動で指導する。
・伝えるポイントを多くても3つまでにする。
伝え方は本当に難しいです。
あなたも自分に合った方法で伝え方を工夫してみてはいかがでしょうか?
前回に引き続き、こちらの本を参考にしました↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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