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メモを取るスキルを身につけるためのポイント

みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

仕事や日常での学びをより深めるためにnoteにアウトプットしています!

メモを取るスキルは学校生活においても社会生活においても必須のスキルです。
私の場合は『メモを取る目的=一時的に忘れられる。』です。その意図は用件などをいちいちに頭の中に蓄積していると問題解決や創造するといった価値を生み出すことに脳のリソースを割けないからです。メモを取らないと覚えておかないことが次から次へと来るために忘れてしまって結局漏れが生じるという悪循環を招きかねないです。

通級に来る子供たちはこれまでの体験も乏しかったり、先天的な要因からメモを取らない生徒が多いです。
だからといって、『メモを取りなさい』と言っても、その場は『はい』とポーズはとりますが、行動に伴いません。

大切なのはメモをとって良かったという成功体験を積むことです。
結局、メモを取るメリットを感じれていないのです。
メモを取ることのメリットを感じさせるためには、まず本人から躓いているポイントを知ることです。
そして、ポイントがわかればそのウィークポイントに対応する策を考えます。

◯躓いているポイントを掴む

躓いているポイントをアセスメントする際、まずプロセスを知ることが重要です。
例えば、車がエンジン停止しまった際、原因はバッテリーだとすぐには断定できないです。
違う部品の故障かもしれないですし、そもそもガソリンが入ってないことかもしれません。ガソリンがないのにも関わらずバッテリーの復旧作業しても解決に至りません。
適切なアプローチを把握するには車のエンジンがかかるまでのプロセスを知っておく必要があります。

メモ取りについてもプロセスを把握する必要があります。もしくは、メモを取るために必要な力を把握しておくことが大切です。

  • 聞く力(適切に音を認識する。必要な音だけをキャッチするなど)

  • 聞いて音から文字を想起する力(文字と音を繋げる力、文字の形を正しく認識する力、文字の形を覚えておく力など)

  • 文字を書く力(姿勢を維持する力、手先の器用さなど)

上記に挙げただけでも様々な力が必要です。それぞれの力が関わる器官も違いますし、もっと言えば働く脳の部位も異なります。人間の体の様々な部位が関わっているわけなので、そのうちのどこかの力が弱いだけでもメモを取ることが苦手になることも想定できます。
そして、苦手に対しての対処法も異なります。

どの部分にウィークポイントがあるのか?一つのスキルでも、細分化して評価する必要があります。

本人が自分の言葉で説明できるといいですが、そうばかりではありません。
支援者が客観的な視点で推測することが必要になることも往々にしてあります。

ですから、全体を一つとして捉えずに細分化して一つ一つのことについてアセスメントすることが必要です。



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