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子供を見るときに大事な『why?』


みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

仕事や日常での学びをより深めるためにnoteにアウトプットしています!

今回はVoicyの放送からの学びを書きます!

〇アビリティが大切?

鴨頭さんは人材配置の基準としてアビリティの視点の重要性を説かれていますが、学校で子供たちの力を引き出す上でもこの放送で話されているアビリティの考え方は大変参考になります。

一般にアビリティとは下記の通りです。

「アビリティ」という言葉は、一般的に個人が特定の能力や技能を持っていることを指します。特定の活動やタスクを行うために必要な能力やスキル、才能を指すことがあります。アビリティは個人の能力や才能の範囲を表し、それぞれの人によって異なります。例えば、言語能力、数学的能力、創造性、コミュニケーションスキルなどがアビリティの一例です。

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Voicyで話されているアビリティは少し意味合いが違いました。その人が主体的に取り組めるものという具体に焦点を当てるのではなく、もっと抽象的な要因を探る重要性を説いていました。

例えば、創意工夫が好きな人は料理をするにしても、営業をするにしても主体的に取り組めるというのです。それはなぜか?
営業と料理ではまるで内容は違いますが、創意工夫して美味しい料理を作ることと創意工夫して営業成績を上げることは大きく分類すると同じだからです。

〇具体→抽象の視点で子供の行動を見る!


子供達の行動という目に見えているものだけに囚われてしまず、『なんでその行動をしてるんだろう?』

『なんで?』これがキーワードになります。

例えば、リストカットはどうでしょう?よく聞くのは『注目を集めたいんだろう』という声です。
『なんで?』を突き詰めた結果であればいいのですが、『だいたいがそうだ。』みたいな一般論であれば危険です。問題解決には至りません。

しかし、自傷行為は本当に命を断とうとしていることもあれば、一時的なフラストレーションの解消のため。かもしれません。もしくは、言葉にできない不安な苦しさを自分を傷つけるという形で出しているのかもしれません。

事実をもとに知識とすり合わせて推論していくことが大切です。
『家庭環境が複雑で、困り感を主張できる力も乏しい。最近元気もなくて、欠席も増えてきた』というように周辺事実があると思います。
それらの情報から『なんで?』をキーワードに推論していくことが子供を見るときに大切です。

子供達の言葉にならないが求めていることが理解できると子供たちの主体性を引き出すためのアプローチは今あるものだけでなく、可能性が広がっていくと思います。さらに、問題行動と未然防止にも役立ちます。

子供達が目の前で見せている言動の背景にある本能的に求めていることに焦点を当てて子供たちのことを見たいと思います!

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