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本音と建前を利用して人の心を動かす

人間誰しもが抱えていることの一つに「ホンネ」と「タテマエ」があります。

そこには、安い給料だけど、若手だから文句を言えず遅くまで働いている(建前)。その一方で、心の底では上司を苦々しく思い「昇進して追い抜いてやろう」と思っている。(ホンネ)

会社でも、学校でも、家庭でも、本音をこらえて、建前を意識してやり過ごしています。

この、誰もが少なからず使い分けている、本音と建前。その間にあるのは、理想(こうありたい)と現実(こうするべき)の隙間で揺れている感情です。このギャップが大きくなればなるほど、その人を動かす、強いエネルギーに変わります。

『本音と建前の間に隠された、凄まじい欲望を利用する』


これは広告の文章などでよく使われています。

僕がつい上手いと思った食洗機の広告コピーを紹介します。

<頑張るママの手が、悲鳴をあげています>


今の時代、主夫が増えてきましたが、まだまだ彼女が奥さんが毎日洗い物を引き受けているのが現実です。彼女たちは、毎日、家事を頑張っているという一定のイメージがあります。
「主婦なら洗い物をして当たり前」
「食事を用意して当たり前」
「家の掃除をして当たり前」


本当は炊事洗濯全て苦手でも、多くの主婦の皆さんはタテマエとして、その役割を担っていかなければ、と頑張っています。

この食洗機の広告コピーは、そんな女性たちのタテマエを認め、手荒れという切り口で働きぶりに共感しながら、できれば洗い物の負担を軽くしたいというホンネに働きかけているのです。

このギャップに相手の心を動かすエネルギーが詰まっていて、ここに“カチッ”とハマるような内容を文章で示して行動させる。

このイメージを持ってください。

『大衆が求めている8文字のキーワード』


これは「頑張っている人」や「責任感のある仕事をしている人」などに対して理想と現実の間にある欲求を刺激するキーワードです。

「〇〇だって人間ですから」
「普通の人だったら」

残業続きのサラリーマンへ
「ニュースで見ましたが、日本のサラリーマンの残業時間は月に50時間を超えているんですね。会社の為だからと頑張るあなた。でも、あなたも人間だから、たまにはゆっくりお酒でも飲みませんか?」

毎日勉強してる副業リーマン
「毎日にかかさず空いた時間に稼ぐために勉強しているなんて尊敬します。仕事終わりに勉強なんて普通の人ではできないですよ。でも、せっかく勉強しているなら知識をお金に変えませんか?」

相手のタテマエとホンネを見抜きホンネを認めてあげる。普通の人より上だと伝える。それだけで人はホンネに触れてもらったとなり心は動きます。

本音を見抜くのは意外と簡単です。

世の中の声をさりげなく聞けばいいのです。

本音を見抜くことができれば、本音と建前をうまく使い、相手の心を動かすことができます。

『本音』と『建前』というのは、人の心を動かす上でかなり効果があります。ぜひ、実践してみてください!

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