新規事業 1週間で立ち上げた話
約6000字のまあまあな記事です。
昨今の新型コロナの影響で事業上大きく打撃を受けたため、突貫工事で新規事業を1週間で立ち上げました。
背景として、事業の売上が下記のように大幅に減少しました。
・コンサルティング事業
⇒契約更新失敗(新型コロナの影響で固定費削減の為)
・独立開業する方のHP制作
⇒新型コロナが蔓延する中、新規でビジネスをやれる自信がなく、転職に切り替えで案件消滅(正確には売上90%減)
・整体院事業
⇒顧客8-9割減
・その他
⇒売上5割減
多くの事業で売上がここぞとばかり落ち込んでいるため、その対策として新規で事業を立ち上げなければということで立ち上げました。
個人的にはきおの状況は売上が大幅減で怖い反面、変化の時は準備をしているものにはチャンスとなります。
チャンスととらえ、新規事業を立ち上げることとし、
そのプロセスを参考までにと、思いいくつかどのようなタイムスケジュールでどのようにおおまかな戦略を立てて作ったのかについて共有しようと思います。
現在の背景、そしてトレンドに乗る
個人的には新型コロナウイルスは一気に拡大してしまうということ、タイミングにより、医療現場はかなり大変なことになるとは思うものの、今回の「手洗い励行」「マスクをつける習慣」などの要素が奏効したことで
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・年間平均(月に割り戻した)の通常の風邪ウイルス、インフルエンザウイルスの死者の合計数
V
・今現在、風邪ウイルス、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスによる死者合計数
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と言われており(報道しても恐怖とならない情報なのでメディアにはおいしくないためあまり情報としては入りませんが)そこまでの脅威とは思っていません。(日本限定で欧米は含まず)
一方で、感染力は高いこともあり、一定の脅威にはなりますがそこまで大したことはないと思っています。
そんな中、このトレンド、危機対策へアプローチするビジネスは主に3種類
1.治療するもの(根本対処):対象人口 小
2.感染を防ぐもの(拡散と曝露両方)対象人口 大
3.免疫をあげるもの(感染リスクにさらされても発症・重症化させない) 対象人口 大
これらの3つがとても大きなビジネス上の機会となります。
1.治療するもの に関しては
医療者や製薬会社など法律の規制上、参画は容易ではなく、また対象人口もとても限定的なので、新規参入するには諦めるのが得策です。日常から準備をしていた企業はここぞとばかりにアクセルを踏むのがよいでしょう。
2.感染を防ぐもの に関しては
マスク、フェイスガード、グローブ、防護服などがあります。一部は医療機器の分野となるため簡単(短期・低コスト)で参入は困難です。
雑品で使い捨てで常時需要があるマスクは単価も上がっていて、機会となります。一方で工場の生産は一部、国が握っていたり、入手が困難なため、また他国のように流通をコントロールする可能性があること、入手までの期間が2-4週間かかり、今から仕入れても需要と供給のバランスがこのままである可能性は低く、在庫リスクを抱える可能性があるため、安易に参入するべきでないと判断しました。
3.免疫をあげるもの に関しては
ここは選択肢がたくさんあり、今回の新型コロナの騒動以降も継続して需要があり続けます。つまり、在庫があっても、在庫をはけさせる、継続的に売上をあげることは可能です。
1週間でやったことの内訳
・商品選定 1日
・EC機能付きHP作成 3日
・LP作成 1日
・広告設計 1日
これが上記に内訳です。プロフィールにも書いてありますが、ADHDのため、1日と書いていますが、スイッチが入ったように3時間ノンストップで働いてその後、スイッチが入らないなどが多発しているため、8時間ちゃんと働ける人ならばおそらく3日程度でできる内容かと思います。
やったこと① 商品選定 所要1日
商品選定で重要なのが
「新型コロナが終えても需要があり売れ続ける可能性があるということです」
実はこれは言い換えると
「プロダクトは変えることなく、マーケティングメッセージだけ変えて、新型コロナ向けに訴求できるか」
ということが一番重要です。
そして欲を言うと、その製品は「買って使用すると購入者が儲かる製品」というものであると、「購入して利益が出ると買い足してくれる」つまり「一人あたり生涯顧客価値(LTV)が高い」ということになるからです。
QCD(品質・コスト・納期) の項目で他が追随できない「消耗品」
これも定期的な安定的な売上が期待できるので「生涯顧客価値(LTV)が高い」とすることができるのでオススメです。(Amway製品を勧めてきた人は「消耗品」で「品質」そして他ではない製品ということで大元のマーケティングはちゃんとしていると感心した覚えがあります。こういうビジネスは株主・投資家からも評価を集めやすいので事業売却などにも有利です)
今回は自分の興味関心がある「水素吸入器」にしています。この商品は既存事業とのシナジーがあるということで選定しているため、一般的にはあまりおすすめできません。理由としては「認知」の低さそして、「需要が圧倒的に少ない」という点からです。「認知が低い」ということは「まだ市場に知られていないから競合が少なくチャンス」と思われるかもしれませんが、「認知をさせてから購入まで」には顧客のナーチャリング*が必要のためコストと時間がかかり、それを行った場合に一番大きなメリットが享受できるのはマーケットリーダーのため、弱小がやってもうまみもリターンもありません。(強者であれば戦略的に正しいこともありますが、弱者は弱者の戦略が取れないと生き残れません)
*ナーチャリング
参考:https://www.innovation.co.jp/urumo/the_lead_nurturing/
さらに短期のみか、長期的にも売上を立てると考えた際には参考がてら考慮に入れた方がいいこととして
短期:HP、サービス名よりLP 導線は広告一択
長期:SEOを考慮して、ドメイン名や記事を上げたときの競合数と難易度がどの程度か
という観点も重要です。ドメイン名が具体的な提供内容、例えば「マスク オンライン」のような形にすると「マスク+オンライン」の検索にとても強くなります。該当する検索ワードがどの程度の難易度かの目安がわかる無料のオンラインサービスは以下です。
・検索数予測ツール(SEOで順位を上げてもそもそも検索されているかどうかの判断)
http://aramakijake.jp/index.html
・SEO難易度チェックツール(狙いたいワードで検索上位表示する難しさの判断)
http://rishirikonbu.jp/difficulty_checker/
やったこと② EC機能付きHP作成 所要3日
相場として
ロゴ作成 費用2-5万 納期1-4週間
HP制作 費用 30万円 納期1-2か月
EC機能を付与のHP 費用200-300万円 納期2-3か月
というコストがかかってくることが通常です。
そもそも、今まで一度もECを作ったことがない人からすると、「どの程度度の機能まで仕様として盛り込んだらいいのかわからない」
というようなこともあります。
そこでやったのが
・パワポ(ppt)でロゴ作成
・Wordpressで構築
-EC機能:プラグインとしてWoo Commerceを入れる
ということでした。
Wordpressは言わずと知れた、「素人でも1日(かかっても1週間)でサイトが作れるサービス」で情報量が多く、日本語でも英語でもググり力があれば問題なく作れます。(英語だと情報量は10倍くらいあります)
これがHPの枠組みとなります。
Woo Commerceは世界で最も使われているECのシステムです。無料で使用するという前提ではおそらく最も使いやすいシステムです。
余談:話がそれますが、他にも見た目が無料なサービスがいくつもありますが実際にまともに使うとなると課金が必要なケースが多いです。特にShopifyには注意です。これは見た目は無料で作れるということ、期間限定ならいいやと思って作ったところ、まあまあ大変な割にサイトは公開鍵を持った人でないとアクセスできない、つまり通常使用はとてもできないもので時間かけて作ったんだから、月額費用払って公開しなよ、といういやらしい設計です。(余談終)
Woo CommerceでStorefrontというものを使用して、決済システムはStripeというもので利用するようにすると誰でも簡単にクレジットカード決済システムが導入されたEC(ネットショッピングサイト)が作れます。
唯一、気になる点があるとすれば
・デザインが限定的(細かい仕様のカスタマイズは不可)
・住所の記載順が日本仕様とは異なる
⇒このプラグイン使うとこの問題は解決
これらが少し気になるかもしれませんが、スモールスタートとして十分です。
2021年追記
woocommerceというサービスの利用で、決済に関してはwoocommerceのペイメントサービス(Stripeにより運営)とStripeの決済機能の利用は避けることを推奨します
こちら利用したところ、入金がトータル1ヶ月伸ばされて未だ入金がされていません。入金がされず問い合わせても週一で待ってくださいと連絡があり、3週間経過した際にアカウント停止しますと連絡があり、停止はするが入金するとしてた期限になっても振込がありませんでした。メインのサービスとして利用するとキャッシュがショートし黒字倒産のリスクを大きく提供するサービスとなっています
やったこと③ LP作成 1日
LPはペライチで作成に3時間程かかりました。
LPはペライチに沿って設定するのもありですが、効果や自分のビジネススキル・仮説検証力を上げるため、継続的に改善していくためには下記のように構成を考えて、作ることをおすすめします。
最初に行うのは
「ターゲット設定」
具体的なターゲット(ペルソナ)の一日の行動や、ペイン(悩み)に関して考えましょう。
ここがずれている、明確にしていないと、広告設定で無駄な費用がかかるのと、何よりも成果があがりません。
次いで、行うのがLP上でのストーリー構成です。
実際に考えた構成が下記で、下記をベースに内容をつくっていきました。
上記に沿った形で「ペライチ」でサイトを作りこみましょう。
ちなみにペライチがいい理由は
■無料レベルで最低限の品質が担保されていて、売上をあげるのに必要十分(最高でないが最高である必要はない)
■海外デザインと日本デザインは若干のずれがあるが日本のサービスなのでズレがない
■できたてのサイトはペライチのドメインで作ることで、リンクを大元のサイトに送ることができるの被リンクによるSEO効果に貢献できる
上記の理由から選定しています。
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ちなみにこちらから登録すると私が運営するサイトでのLP公開枠が1ページ増えます。https://goo.gl/u2pAoU
今はレギュラープランが1か月無料で利用できます!!
やったこと④ 広告設計 1日
最後にやったのがターゲットに向けた広告戦略
基本的にやるべきはスモールスタートの場合は広告の出向先の選択は
Instagramの広告
Facebook広告
Twitter広告
などは考慮に入れず、
「リスティング広告」つまり「Google広告」と「Yahoo検索広告」一択です。
予算配分比の参考としては、ターゲット層としてざっくりと
・20-30代がターゲットの場合はGoogle広告
・40代以降がターゲットの場合はYahoo広告
として配分していくとよいです。
ターゲット層が多いというだけでどちらかでないと成果があがらないというわけではありません。
また、キャッシュフローを重要視する場合は「Google広告」のみでいくのもありです。Google広告はクリック課金で、実際にクリックされた金額が後日請求となります。
広告 ⇒受注 ⇒入金 ⇒サービス提供(商品販売)
というフローで進むとして、
広告 ⇒受注 ⇒入金 (⇒広告代金支払) ⇒サービス提供(商品販売)
となると、リスクがなく広告が貼れるため、経営上リスクが少なく運用ができます。
一方でYahoo広告は先に入金し、入金された金額を上限に運用を行います。
クレジットカードを利用すると早く成果が出た場合には銀行残高から差し引かれる前に代金回収ができるので、絶対にクレジットカードで行いましょう。
また、設定で重要な検索キーワードは「競合製品名」「競合製品名 評判」などで入れると、競合製品の購買活動を横取りできる可能性があります。(その場合はなぜ、その製品でなく、自分の製品なのかということを余すことなく説明する必要があります。)
最後に
■コストと生んだ価値
ここまでを1週間で立ち上げながら、かかったコストは
ドメイン代 1500円程
(サーバー代 既存の使用をしたので実質ゼロ、実コスト月額1000円未満、他サイトと分割すると数百円)
総コスト2000円未満
期間 1週間
上記だけで実際にビジネスが作ることができました。
もしこれが外注していたら、
総コスト 80-500万円
期間 3-6か月
くらいが相場となります。つまり下請けだったとしても1週間で生み出せる価値はざっくりと80万円くらいとなります。
1人で週80万程度の価値を生み出せれば、1か月がんばれば月収320万円
もしくは月に1週間だけ働くというライフスタイルができます。
会社員で働いているとこのようなことはできず、このくらいの価値を生んでも、それ以上の細かい仕事・別のプロジェクトで3-4倍くらいの仕事量でも、もらえる月収は50-60万くらいでした。
独立というのはなんかかっこいいような気がしますが私から言わせると「怠けるため」「逃げるため」の最適な手段の一つとなっています。
■ツッコミどころへのアンサー
かなり粗々で、そんなんでできたとは言わない、など細部までこだわる方には怒られるかもしれませんが、あえてそこまでする必要がないと判断しています。
それはもし撤退となった場合に取られた時間や損失などは取り返すことができません。そのために早く一日でも早く売上を上げる必要があります。そしてその事業そのものが、アクセルを踏んでも年間1000万にもならないようであればすぐに撤退を考えるべきだからです。
ちなみに実際にサービス設計からローンチまで6日で行いその内容をまとめましたが、かかるコストや時間は上記で「以上」というわけではなく、実際に販売ができたら、
・取扱説明書の日本語への翻訳し、フォーマット化して作成・印刷
・定期的な広告の改善で収益の最大化
・製品番号管理、発送管理
・カスタマーサポート
というタスクも残っています。
なので、人によってはすべてが全て自分だけで完結するのは正直難しいかもしれませんが、自分一人で行うことで、かなり金銭的なリスクを減らしそして、超スピードでビジネスすることもできます。
「起業」は「かっこよく逃げる」手段となり、また得られるリターンは大きいです。この程度の労働量であれば、週末起業でも全然対応できるため「会社員だから、、、」と尻込みをせず、ぜひぜひ気軽に起業を、新規ビジネスの立ち上げをしてみてはいかがでしょうか。
最後に紹介です。
■ 突貫で作ったHP:
■1日で作ったLP(ペライチ)
商品としては相場の金額の1/3程度という驚異の金額で、水素水の450倍の水素が摂取できるという優れた製品を取り扱っています。
LPに記載あるクーポンコード(CORONAZERO)を入れていただくと20万円引き!!で利用ができます。
そして、この水素吸入器が3-4台導入し、独立開業するだけでも年収1000-1500万円は目指せる、まず独立したい方にイチオシです。
何より、自分を含めガン家系など家族で健康増進をしたい方におすすめの製品です。
■ライターでアフィリやりたい方 初回1購入発生毎 5万円
アフィリエイター毎に独自のクーポンコードを配布し、判別する形式で売上が生まれたら5万円バックします。
もし、アフィリされている方で興味ある方いらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。(連絡先:contact321@suisokyunyu.com)
■水素吸入とは?に応える動画
水素を理解したい方に簡単に理解できる動画も二つ貼っておきます。