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人間力の基礎

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こんにちは。
noteの記事を書き続けている中で、情報感度が高まっているせいなのか、外に出ると「なぜ?」という問いかけが頭の中をグルグル回って、赤ちゃんってこんな感じで世界を見ているのかもしれないなと感じている赤ちゃん返りしたおじさんコマリストです。


今日は「読むということ」というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは子供のころに、『読み・書き・算盤』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。


習い事の基本みたいに言われていて、”子供を教育する際に意識していかなければいけないこと”というイメージがある人も多いかもしれません。


でもね、実は子供に向けた言葉ではなく『人間力』の基礎としての言葉だということを知っているでしょうか。


え?大人も関係あるの?
と思った方は、是非続きを読んでみて下さい。

読むということ

「読み・書き・算盤」というのは、この言葉の順番にも意味があります。


ということで、すべての基本となるのは『読み』なんですが、読むとはどういうことなのか?考えたことってありますか?


これは、漫画『ドラゴン桜』の受け売りですが、読むとは書いてあることをそのまま受け取るのではなく、その背景にあるストーリーを想像して理解することなんですね。


例えば、町中にある看板一つとっても、「日本語表記」「日本語+英語」「日本語+英語+中国語」のものがありますよね。


ここから読み取れる情報はいくつかありますが、まだ日本語表記だけのものが多く、新しいものは英語などの表記が追加されているの場合、最近観光客(もしくは海外からの移住者)が増えてきたのかもしれないということが分かります。


周りに観光資源等が見あたら無い場所であれば、行政として誘致に力を入れようとしているかもしれないということが想像出来たり、隠れた観光資源があって、外国人から人気のスポットになっているのかもしれないということが想像できます。


つまり、看板を設置することを決めた人の想いや意図が、その表記に反映されているということ。


これが「読む」ということであり、そう考えると、町中いたるところに学びの種が潜んでいるし、学びしかないなということに気づくはずです。

書きと算盤と人間力

読むということについて、熱く語ったところで、書きと算盤についてもサクっと触れます。


書くという行為は、読み手がいることを前提として、「想いや意図」を言葉として表現する行為なんです。


これができるから、「読み手」はコチラの想いや意図を理解して行動してくれるわけですし、こちらの表現が不十分であれば、結果的に読み手は理解できないし、行動してくれない。


同じように、算盤について、習い事としての算盤をイメージされる人が多いと思いますが、実はそうではないと思うんです。


ご存知の通り算盤というのは、「お金」を計算するツールです。


つまり、「お金」の流れや本質を理解するということを総称して「算盤」という表現になっていると私は思っています。


江戸の幕末以降、武力ではなく商売が社会を作っているということを多くの方が認識しました。


その頃から言われ始めたのが『読み・書き・算盤』なんです。ということは、習い事としてではなく、”社会を作る力”。もっと言うと、人間力を構成する基礎となる重要な要素がこれらの3つだと言われたということです。


戦後教育で、『お金』に関する教育が排除されてしまった私たち日本人は、人間力を構成する3つの要素の一つを奪われたと考えると、ちょっと怖いですよね。


何事も基礎が重要だということは皆さんが理解していることだと思います。であれば、人間力を構成する『読み・書き・算盤』について、大人になった私たちも今一度見直してみると、大きな成長が得られるかもしれません。

じゃ、またね!

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