マスクがもたらしたもの
【ラジオ体操241日目】
こんばんは。
表情を隠せるマスクのおかげで、20代かと聞かれることが多いので、マスクのことが好きになりつつあるコマリストです。
今日は『表情が伝える感情』というテーマで書いていきたいと思います。
まだまだ続く感染症の影響で、見たこともないようなマスクがたくさん登場しています。
マスクをひとつのファッションとして楽しんでいる方もいるみたいですね。
皆さんはどんな”面白いマスク”に挑戦しましたか?w
今日は保育士の方が話していた保育園でマスクをしない理由から考えさせられたお話です。
マスクしないなんて有り得ない!!
という方は、不快に感じるかもなので読まないことをオススメします。
園児の変化
感染症への不安を持つ保護者も多い中で、保育士がマスクをしない理由はどんなものなのか。
2020年、国内初の緊急事態宣言が発令された時、全国の保育園は継続するかの判断に頭を悩まされました。
それでも、保護者が家に居られない家庭もあることを鑑みて、こどもたちのために休園せずに継続した保育園は沢山ありました。
もしも感染者が出てしまったら、、
そんな不安と常に戦うことになることが分かっているので、継続することも、苦渋の決断だったと思います。
私に、マスクをしない理由を話してくれた保育士さんが務めている保育園も、継続することを選択した園のひとつでした。
当初は、本当にバタバタで、検温した結果を管理する仕組みづくりや、検温器そのものの用意、アルコール消毒の大量購入など大変だったみたいです。
もちろん、全職員がマスクをして対応していたそうです。
それから数ヶ月、この保育園に通う園児たちに起きた”ある変化”に気づいたそうです。
それは、
園児たちの顔から笑顔が消えたこと。
この保育園は、ルールやマナーを教えることよりも、こどもたちの個性を大切にする方針を掲げている場所です。
なので、他の保育園と比べても、保育士はとても優しくて、笑顔と愛情に溢れていることで定評がありました。
そんな保育園の保育士たちが、全員マスクを着用したことで、保育士の笑顔がマスクに隠されてしまったんです。
その結果、こどもたちから笑顔が消えてしまった。
表情がこどもたちの感情に大きな影響を与えていることに気づいた園長は、すぐさまマスクの使用を禁止したそうです。
こどもたちの未来のために。
もちろん、賛否は別れると思います。
けれど、私はこの保育園の対応や考え方に共感を覚えたし、ものすごく素敵だと思いました。
マスクがもたらす影響はこんなところにもあるのか。
そんなことを教えて頂いた、素敵な話でした。
大人への影響
さて、マスクがこどもたちの感情に影響を与えたことを知って頂いたところで、大人への影響についても考えてみます。
コミュニケーションにおいて、非常に有名なメラビアンの法則はご存知だと思います。
矛盾した情報を与えられた時に、人は視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%の順で受け取る情報の優先順位をつけているというもの。
これ、『人は見た目が重要』だという結論を伝えたい法則ではないということは、あらためて知っておいてほしいです。
でね、この視覚情報の中でも、感情を伝える際に最も効果的なのが「表情」ですよね。
その表情がマスクで隠されたまま、1年以上コミュニケーションを取っている。
となると、互いの感情を言葉で伝えない限り、感情を知ることが難しい。
そして、私たち日本人の多くは、感情を言葉にして伝えることが苦手。。
ビジネスや、恋愛、プライベートなど様々な場面で、互いの感情を共有することは重要です。
互いの感情を交換するからこそ、本当の意味で互いを信用することが出来る。
この2年弱の間で、新しく出会った方となかなか打ち解けられなかった経験がある人もいるかもしれませんね。
感情を伝えあえないからこそ、関係性が希薄になりがち。
マスクを外すか、言葉で感情を伝える意識を持つ事で、改善されるかもしれません。
そして、もう1つ。
マスクをしてコミュニケーションを取るということは、今までよりも「話す内容」が重視されるということも覚えておいた方がいいと思います。
これは、視覚情報の中でも大きなウエイトを占めている『表情』が見えないからこその弊害です。
不足している情報を得るために、他の部分のウエイトが高くなる。
ということで、”言語”がより注目されている今、その言語で感情を伝える意識を持つことが出来たら・・。
コミュニケーションにおいて、他人よりも頭1つ抜け出せると思いませんか。
ぜひ、取り組んでみて下さい。
じゃ、またね!
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