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ビビりの起業家<201/1000>

【ラジオ体操504日目】
『ニコチンレス生活225日目』

こんにちは。
起業の決め手になった理由について聞かれたので、あらためて考えてみたらビビりだから起業したということに気づいてしまったコマリストです。


今日は『コントロールを取り戻せ』というテーマで書いていきたいと思います。


あなたの人生の経営者は誰ですか?


この質問は、19歳の時にたまたま参加したセミナーで聞かれて、ハッとした質問です。


皆さんはこの質問に何と答えるでしょう。


この答えは、もちろん『自分自身』なわけですが、何かにつけて自分ではコントロールできない状態になっていたりすることってありますよね。


今日は、自分でコントロールできる範囲を増やした結果、起業という選択肢しか残らなかったというお話です。


起業するか迷っている人の参考になったら嬉しいです。

起業を選択した理由

実は、今回の話を書くきっかけになったのは、先週お会いした製造業の社長さんとの会話でした。


この社長さんには大学生になる息子さんがいるのですが、会社を継がせるつもりはあまりないと考えていました。


その理由を聞いてみると、業界的に将来ずっと安泰という業界ではないから、大手企業に就職した方が安定した生活が出来ると考えているとのこと。


息子さんの将来が心配だからこそ、自分自身の『継いでほしい』という気持ちよりも安定を優先する父親としての思考に、優しさを感じたやり取りでした。


最終的に決めるのは息子さんだから、息子さんの想いを優先してあげて下さいと伝えると、面白い質問が返ってきました。


『コマリストさんは、どうして起業という道を選択したんですか?』


この質問、起業することを決めた20歳の頃、私が何を考えていたのかなど、色々と考えさせられるものでした。


そして、最終的に出た結論は『ビビりだから起業した』というものでした。


もちろん、今の仕事をしたいと思い立ち、夢を追いかけ続けたから起業したということもあります。


後先考えずに行動(大学中退)した結果、仕事をするには学歴が足りなくて就職という選択肢がなかったというバカみたいな理由もあります。


だから、20歳の頃の私がビビりだから起業することを選択したというよりは、今の私から見てみるとビビりだから起業したという理由が一番しっくりくるという感じ。


イケイケな性格だったり、安定よりも挑戦をとる人が起業を選択すると思われがちなので、私の起業理由は割と珍しいのかもしれません。

ビビりの起業とは?

では、ビビりだから起業したというのはどういう意味なのか?


これは、冒頭の質問に答えがあります。


自分の人生の経営者は誰なのか。


この質問と向き合って、今の仕事において、昇進や昇格を決めているのは誰なのか、給料を決めているのは誰なのか、休みなどの待遇を決めているのは誰なのかということを考えてみました。


会社員として働いていて、昇進や給料、休みを自分で決められるという人はかなり少数派だと思います。
#ゼロではない
#役員も会社員


一般的なホワイト企業であれば、1日8時間労働で月に20日間の出勤、年間で1,920時間働きます。


これを大卒の22歳から65歳まで続けると90,240時間が仕事の時間です。


1日8時間睡眠を摂る人なら、22歳から85歳までで、起きている時間は334,080時間です。


つまり、仕事の時間は人生の約3割を占めていることになります。


さて、この3割を誰かに評価され、誰かにコントロールされている状態で、人生を経営できていると言えるか?


私の答えはNOです。


自分以外の誰かが舵を握る船に乗り続けることはリスクでしかない。


私は、自分でコントロール出来る範囲が多ければ多いほどリスクが少ない状態だと考えています。


コントロール出来ない部分が多い状態であることに不安と不満しか感じませんでした。


自己肯定感


こんな言葉と共に、他人の目を気にせず、自分の人生を生きるように諭すようなキレイな言葉がたくさん並んでいます。


けれど、会社に行けば他人が自分を評価し、その評価でキャリアが決まる。


人生の3割を占める仕事で他人にコントロールを委ね、他人の目を気にせずには居られない。


え?
これ、めっちゃ矛盾してんじゃん?


と思ったりするわけです。


そんなこんなで、誰かの目や誰かの評価を気にして、誰かにコントロールされ続けるという状態にビビった私は起業という道を選択した。


だいぶ変わってるかもしれませんね笑


そもそも、この考え方は、私のキャリアのスタートに原因があります。


大学を辞めて、就職したのは1部上場企業の営業職。


新人研修を終え、初日からアポイントを入れた私がお客さん候補と商談をしていると上司から鬼電が。。


目の前のお客様と向き合うことの方が重要だと考えていた私は、電話を無視して商談を続け、終了後に直ぐに折り返しました。


折り返しの電話に応答した上司から開口一番言われたのは『何があっても、俺からの電話は3コール以内に出ろ!』でした。


そして、帰社すると平手打ち。
今では考えられないブラックですね笑


結果、そのお客様とは契約を取れましたが、上司からの評価は『反抗的な新人』です。


これ、私が間違ってたのかな?
お客さんとの商談中に電話に応答するのは失礼だと考えた私が怒られて、評価を下げた。


お客様からは感謝されて契約をして頂いた。


かなり極端な事例ではありますが、程度の差はあれど多くの会社で似たようなことが日常的に起きています。


こんなことを経験した私としては、他人に評価される会社員という選択肢は、ギャンブルよりもリスキーなものでした。


ビビりだからこその起業。


こんな考え方もあるんだということが、1歩踏み出す勇気になってくれたら嬉しいです。

じゃ、またね!

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