「リモートワークがうまくいくことが証明された!」が不動産に与える影響

Twitter社が、コロナ収束後も、リモートワークを続けることを表明しました。
コロナの影響により出社できなくなった方々が、やむおえずリモートワークにて仕事を行なっていた方々が多くいます。
この影響が前回の開疎化からの流れとどのような関係があるのか、オフィス不動産にどのような影響がでるのかが気になります。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/twitter-let-employees-work-from-home-forever_jp_5ebb3de5c5b6b58e4cc98582

ツイッター社のあるサンフランシスコは年収1300万円以下が、
ホームレスという極めて富の格差が激しいエリアです。
世界中のお金持ちが集まるエリアであり、また世界中のスタートアップ企業やIT企業が本社を構えるシリコンバレーもありエンジェル投資家と呼ばれる方々が多くいます。

このようなエリアだからこそ、オフィス需要は高く、多くのお金持ちが集まっているという構造になっているのだが、ただでさえ、不動産の利回りが2%〜3%というエリアなのだから、基本的にはインカムで儲けるという不動産投資ではなく、キャピタルで儲けるというエリアだと思う(保有中は含み益がでる構造)。

オフィス需要が下がるということは以下の順番で値段が下がる構造となります。

不動産の利回りとは、詳しく解説すると以下の公式から成り立つと言われております。

V=NOI/(rf+rp-g)

Vとは、物件価格
NOIとは、営業純利益
rfとは、無リスク金利
rpとは、リスクプレミアム
gとは、NOI成長率

今回のケースで行きますと、以下の2つがオフィス需要への影響です。

1.NOIの減少による価格の下落
2.rp=リスクプレミアムへの影響として、
オフィス需要がこれまでよりも下がるという投資マインドによる利回りの上昇

簡単に言いますと、
収益が下がると同時に利回りが上がる。
その分価格が下がるということ。

ただ、これに関しては、
サンフランシスコの企業数や、
オフィスの一人当たりの平均使用面積
あとは、全体供給面積を見てみないと細かくは分析できませんが、在宅勤務が進むとサンフランシスコに限らず、都心のオフィス需要は減る可能性が高いです。

今後期待するサービスとして、
自宅のオフィススペースの拡充や
家の近くのシェアスペース活用が期待されます。こういう不動産への投資は、これから検討しても良いかもしれませんね!

余談ですが、、
サンフランシスコには、ラッキービルディングというオフィスがあり、起業家がここに入ると、必ずビックになれるというオフィスもあるみたいです。

あのPayPalの創業者ピーターティールや、
Googleの創業者アンディールービンなどです。

このようなブランディングがあるだけで、単に物件の価値が上がり、賃料が上がる分、不動産の価値は上がるという流れです。
いかにブランディングや、歴史、ストーリーが大事なのかということですね。

https://newspicks.com/news/4889076?utm_source=newspicks&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid693157&utm_medium=urlshare

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