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トルコ

トルコの首都イスタンブールでは、日本人宿に宿泊。イスタンブールの市内観光は、2〜3日もすれば飽きて、そのあとは漫画や本やガイドブックを見たり、ネットをやったり、市内に流れてくるコーランを聞いたりして、ダラダラと贅沢な時間を過ごしていました。

そんな贅沢な時間に耐えられなくなった頃、宿の人達でご飯を作ることにしました。近くの川で釣りをしているおじさんから魚を売ってもらい、醤油を買うのに2時間ほど市内を散策してキッコーマンをゲットして、鍋で米を炊いたりと、なかなか楽しい時間を過ごしました。

この宿では、かなり年季の入った旅人のおじいさんと話をしました。世界の国はだいたい200カ国ぐらいあるのだけど、あと14カ国を周れば世界を全て制覇するとおじいさんは言っていました。「来年あたりにやろうと思うんだけどね。帰国したら、また働かないと」と、人のよさそうな顔で言っています。とっくに還暦は過ぎてるのに、生涯青春しているなと思いました。

そんなおじいさんをよく口説いているのが、アメリカ国籍の日本のおばあさん。旦那がアメリカ人なので国籍がアメリカだけど、旦那は既に亡くなって娘とイスタンブールで待ち合わせをしているところでした。娘と会うまでは、この宿に宿泊していて「一緒に市場に行きませんか?」「髪が伸びたみたいなので切りましょうか?」など、おじいさんと仲良くしていました。

アジアとヨーロッパの間で「大きな恋のメロディ」が始まっていて、とても微笑ましかったです。

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