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アルゼンチン

アルゼンチンのブエノス・アイレスに到着しました。旅人もよく言ってましたが、ここは建物から人種までヨーロッパのようです。

アルゼンチンとブラジルのサッカー試合がテレビで行われていました。宿の従業員や宿泊者(みんなスペイン語圏)に「サッカーだぜ。アミーゴ!」と言われましたが、スポーツにあまり興味がないので、街をプラプラと散歩してました。そこまで街に興味があるわけではないけど、一緒に熱烈なファンとサッカー観戦するよりは、はるかに気楽でした。

街はわかりやすいぐらい人がいませんでした。特に若者は、自宅やカフェでテレビに夢中です。歩いてるのは、おじいさんやおばあさんぐらいです。このサッカー人気は、日本で言うと戦後の「プロレス」や「野球の巨人」ぐらいの熱狂なのかもしれません。多分、その時代にも僕みたいに興味の無い奴もいたと思うけど。

寒いのでカラッポの街を抜けて、宿に戻ります。宿に戻ると、3−0でアルゼンチンは負けていました。宿は少し静かになって、僕にとっては居心地がよくなりました。

翌日、イグアスの滝を見に行くため、夜行バスで移動します。イグアスの滝は大小300の滝が、虹をともなって流れ落ちます。滝幅4km、最大落差80m、毎秒6万5000トンの水量を誇る、世界最大級の滝。もうこの数字を聞くだけで「すごいすごい!」と、言わざるをえない。基本、数字に弱いです。

イグアスの滝は、アルゼンチン側とブラジル側の2つの国から見れます。他の滝もそうですが、滝というのは常に国境に面しており、どちら側からも見たい時は、国境をわざわざ超えなければいけないです。面倒だけど「同じものを違う角度から見ると、こうも違うんだ」というのが分かるのは、なかなか面白いです。アルゼンチン側とブラジル側の滝はどちらがいいかと言われれば「どちらもいいんだよね」と答えるしかないぐらい、それぞれ良さがありました。あと、晴れていたので、虹がありえない角度からあがってました。地球リスペクトです。

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