詩「ふくざつな話」
瞬発力が足りなくて
会ってる時間に言いきれない
パジャマに着替えた静かな夜
うまく打てなかった相づちと
間違えて取り出したエピソードと
開くタイミングを逸した胸の緞帳が
メリーゴーランドの馬になって
くるくる回る
眠ろうとする瞼を
チカチカ刺激する
だからほんとうは
上下する馬車を眺めながら
ぼんやり話がしたい 今
ずれた言葉で下手な話をしながら
言うことも書くこともできない
半透明の重たい円柱を
継ぎ目もわからないほど
きれいに ゆったりと
建設するように
・・・
わかりあえた気がするって、どういうことなのかなぁと考えています。
どういうことなのかはよく分からなくても、わかりあえた気がすることってあるんですよね。
それでは、またあした。
文字でもものづくりでも、どこか通じ合える人と出会いたくて表現をしているんだと思います。何か感じてくださったならとてもうれしいです。