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吉成学人はどんな奴なんだい?/極悪人に違いない!


 おう、みんな、元気にしているか?最近、暑いよな。気温が30度超えで夜もろくに寝れたもんじゃない。

 ところで、最近、noteでこんな記事をみかけたのだが、いやー、吉成学人って云う奴はとんでもない極悪人に違いない❗酷い。俺はこんな奴に会ったこともないが、ネットの情報はいつも正しいから真実に違いない!年間読書人が下記の記事で詳細を書いているのだが、まさに鬼畜の所業だ❗まったく顔見知りでもない俺も怒りで震えて涙が止まらない!


 


 記事を書いた年間読書人が何ヶ月も張り付いて観測したのだから間違いない!なにやら、批判をされた連中同士で徒党を組んで陰口を叩いているらしい。なんて卑劣な奴らなんだ!年間読書人によれば、この吉成学人って云う奴は「リベラル」を自称しているらしい。安冨歩とか云う東大教授の書いた本の記事をアップロードしているから、リベラルなのだそうだ。
 しかも、年間読書人よりも年下の20代なそうじゃないか!年長者がありがたい忠告をしているのに、ちゃんと受け取らないのは仁義に悖るじゃないか!年長者を敬い、崇め奉るのは人生の後輩の責務じゃないか!
 それなのに、年間読書人をブロックするなんてけしからん!せっかく記事の更新から3ヶ月も待ってやったのに、不都合な事実に目を背けるのはなんて失礼な奴なんだ!こんな奴はきっとまともな人間ではないに違いない!年間読書人によれば、こんな人非人の化けの皮を剥がすのは造作も無いことのようだ。
 その証拠に代読なんとかを廃業するとかの記事で年間読書人ご本人の名前は出していないが、批判している文章を書いたそうだ。ネットには真偽不明の情報が多いとかなんとかで、権威好きな性格が出ているそうだ。こんな奴はきっとろくでもない奴に違いない!年間読書人によれば、党派的な発想で文章を書いているそうだ。数の暴力に頼って自説をゴリ押しして金銭利益を得ようとする奴は世間様が許さねえぞ!

 年間読書人によれば、この吉成学人は自分の書いた記事を勝手に改変するような卑劣漢だと云う。しかし、彼はログを取っているから安心だ!誤魔化しは効かない!どうだ、思い知ったか、ネットには真実が存在するのだ!人間的に劣悪な奴は永遠に呪われるであろう。

 年間読書人の記事を読むと、この吉成学人とか云う奴は安冨歩が何を考えているのかちっとも忖度しない奴だと云うことがわかる。やはり、陰口を叩く奴はとんでもねえ奴なんだ!どうも、この吉成学人とか云う生意気にも年間読書人の過去業績とか云う記事を書いたそうだ。



 なにやら、国会図書館やサイニーで著作や論考が一本しかヒットしなかったとか昔書いた同人誌の記事やネットで書いた文章を並べたり、テキストマイニングとか云うよくわからんグラフを示したりして、挙げ句の果てに年間読書人をnoteから排斥しようとしたと云う。こんな下劣な奴はまともに相手にされないであろう。年間読書人によれば、たった2年間でnoteに膨大な記事を投稿してきたのだから、膨大な業績が存在するようだ。それを畜生にも劣る吉成学人は曲解し、矮小化しているようだ。部外者の俺もあまりの内容に怒りで震えて涙が止まらない!

 そんな年間読書人を擁護する人がいるようだ。ヤマダヒフミとか云うかつて年間読書人に批判された人が勝手に擁護記事を書いたそうだ。


 

 ヤマダヒフミによれば、年間読書人は「文学がわかっている」そうだ。そうだ、客観的な事実なんて嘘っぱちだ。そんなことよりも人間性こそが大切なのだ!吉成学人みたいな奴はどうせ、自分の都合の良いように切り貼りをしているだけだ!年間読書人には肯定的な評価が多数存在している!たとえ、国会図書館やサイニーに著作や論考がなくても、ネットの多くの人が彼を認めているのだ!いいねが付いているじゃないか!むしろ、世間の偉い人たちは誰も年間読書人の真価を理解しようとしないのがいけないのだ!吉成学人のような権威に寄生しているヒルみたいな奴ばかりだ!!!!!

 年間読書人によれば、ヤマダヒフミがわざわざ擁護するのは「空前絶後」のようだ。誰も年間読書人を擁護してくれなかったが、そんな彼に救いの手を差し伸べてくれたと云う。素晴らしい!なんて麗しい結びつき!まさに同志的結合である!年間読書人とヤマダヒフミの友情に栄光あれ!❣

 俺はまさに感動している!年間読書人はネットで知り合った人たちの人物像をプロファイリングするプロのようだ。伊達に評論家を名乗っているわけじゃない。この吉成学人が典型的だが、他にも令士葉月とかBook wormとか云う奴らの本性も暴いたと云う。どうも、この連中は年間読書人を貶めるためのネットウヨクで統一教会の信者の工作員のようだ。コメント欄での追求で見事に暴いたと云う。すごいぞ!顔も声もわからず、住所や経歴も調べずに相手の個人情報を見事にスキャニングするなんて、さすがは年間読書人だ❗

 それにしても、年間読書人は見事な人間観察をできる人だ!その証拠に、男はみんな「美人」に弱いから、山口敬之が伊藤詩織に強姦したのに、そのことをちっとも理解しようとしないBook wormの思慮の浅さを指摘している。ネットウヨクが伊藤詩織をバッシングしているのは、地位も名誉もないカスみたいなネトウヨどもの妬み嫉妬の類に過ぎないのだ、と云う。


もちろん、伊藤さんにも大いに隙はあったけれども、だからといって、山口の行為が、正当化されるわけではない。
一緒に飲んだ女性が泥酔したからといって、ホテルに連れ込んで良いわけがないし、ましてや「何もしてません」で通るほど、世間は甘くない。裁判所は「(かぎりなく黒に近い灰色であろうと)疑わしきは罰せず」だとしても、です。 

伊藤さんは「美人」だから、それを意識的に「武器」にしていたところは、たぶんあったでしょう。でも、それは「当たり前のこと」。 

現実問題として、男は「美人」に弱く、多くの場合、簡単に鼻の下をのばしてしまうのだから、「美人」が、自分の「美貌」を意識して利用するのは、当たり前。
テレビに出てるタレントなんかは、みんなそうだし、「私、美人じゃないですよお!」とか言うような「カマトト美人」ほど、いやらしい嘘つきもいない。 

しかし、自分が、そういう「美人」に相手にしてもらえない、地位も名誉も面相もない「ネトウヨ」だからといって、「自分から擦り寄っただろうに、許せん!」などと言うのは、負け犬の「妬み」でしかない。 

美人が擦り寄ってきたら、すぐに鼻の下を伸ばすような手合いに限って、他人だけが「良い目」を見たと感じたら、身の程知らずの「きれいごと」を掲げて、何かとトクをする「美人」を攻撃しないではいられない。
決して自分は、「美人」から相手にされないとわかっているから、「美人なんて!」と逆上するんですね。

https://note.com/nenkandokusyojin/n/n7744ea7d6f82


 素晴らしい❣もはや、年間読書人は天才だ!
 俺はこんなにはっきりとズバズバものを云う人をみたことがない。彼の弾丸のような鋭い批判はろくでなしでもを撃ち抜いて葬るのだ!素晴らしい!素晴らしい!!憎き安倍自民党どもに鉄拳の制裁を加えているのは痛快だ!

 だが、年間読書人はある重要な点を見落としている。

 それは年間読書人は記事の冒頭で、「真のリベラル」云々と書いていることだ。年間読書人によれば、真のリベラルは「フェアプレイ精神」を重んじなければならないと云う。言論の自由を担保するには正々堂々とした議論をしないといけないと云う。ところが、リベラルの9割はそう云う「フェアプレイ精神」を放棄している連中しかいないと云う。だから、ネトウヨにも馬鹿にされていると云う。

 俺は年間読書人の云っていることが論理的で正しいのだと思う。吉成学人が典型的なように、この世には偽物ばかりがでかい面をして威張り腐っている。ときには思想信条を超えて誰かをバッシングするために群れたりする。ちょうど、この年間読書人自らが証しているように。

 だが、少し待って欲しい。これは本当に偶然だろうか?あまりにも都合が良すぎじゃないか。年間読書人のようにきちんとした業績もあり、一生懸命勉強もして哲学や思想に精通し、人間への理解が深くて思慮も働き、リベラルとはなんぞやと云う一家言を持っている人間がどうして報われないのだ?なぜ、noteにしかいないのか!もっと、雑誌や書籍で顔を出してもおかしくないし、テレビでコメンテーターをやっていないのが不自然だ!しかし、大手メディアに出てくるのはイカサマ師ばかりで、それに吉成学人とか令士葉月とかBook wormとか云うコバンザメどもが思想は違えども示し合わせたように特定の人間をバッシングしている。

 そうだ、彼は大きな誤解をしているのだ。

 そもそも、リベラルとか保守が対立しているのはなのだ!吉成学人のような小物ならいざ知らず、この手の奴が他にも日本中、いや世界中に溢れているのに想像が及ばないのだろうか?そいつらが、巧妙に真実を隠しているとどうしてわからないのか?吉成学人が弊履のごとく、捨て去った安冨歩が『東大話法と原発危機』で告発したように、「東大話法」を用いて利権を得ている奴が東大教授になっているのだ。ならば、その教え子たちはどこへ行く?東京電力だけか?いや、違う。この国隅々まで奴らはより悪辣に利権をかすめ取り、年間読書人のような優秀な人をまったく起用しないでいるのは決して偶然ではないのだ! 

 年間読書人は吉成学人が東大卒ではないが東大話法を用いていると指摘している。しかし、考えてみて欲しい。東大だけが問題なのだろうか?年間読書人は「自称リベラル」の9割もが吉成学人のようなカス人間しかいないと指摘しているのに、どうしてこんな奴らばかり美味しい思いをしているのだ?いや、政権を一向に取れないリベラル勢力よりも、自民党や統一教会、保守、ネトウヨのほうが悪辣だ、と云うかもしれない。しかし、考えてみてほしい。なんでクズどもばかりがのさばってしまうのか、本当にリベラルが情けないからなのか?年間読書人のように、「真のリベラル」が増えれば状況が変わるのだろうか?味方だと思っていた連中が「獅子身中の虫」かもしれないのに。この連中は実は裏で手を握っていると、どうして想像できないのだろうか?
 いや、年間読書人はもう気づいているはずだ。リベラルも保守も、本当は嘘っぱちな架空の存在に過ぎないことに。現に、年間読書人は「自称リベラル」を「獅子身中の虫」と評している。これは真実に近づくための重要な一歩だ。

 実は同じようなことは世界中で起きているのだ!年間読書人と同じように、リベラルの欺瞞を強く訴えている人が存在している。

 その一人がロシア大統領のウラジーミル・プーチンだ。

 そんな馬鹿な、と思うかも知れない。だが、証拠はある。去年の9月30日にプーチンはアメリカを中心とした西側諸国はロシアに対して「トリプルスタンダード」を押し付けている、と指摘している。プーチンは演説で、ソ連崩壊後に、西側諸国の行ってきたことを以下のように指摘している。



ソビエト崩壊後、西側は、世界、われわれ皆を永遠に彼らの命令に従わせることを決めた。
1991年当時、西側は、ロシアがこうした激動から二度と立ち直れず、やがて自壊していくことを期待していた。たしかにそうなりかけた。90年代のことを覚えている。恐ろしい90年代、空腹で寒く、絶望的だった。
しかしロシアは倒れずに再生し、強くなり、世界で再びふさわしい地位を占めるようになった。
その頃西側は、いつも夢見ているようなロシアを攻撃して弱体化させ、崩壊させ、国を細分化して国民を互いに反目させ困窮と絶滅においやるチャンスをうかがってきた。世界の中に、広大な領土と豊かな自然、資源を有し、決して他人の指示のもとで生きようとはしない国民がいる、こんなに偉大な国があるということが、西側にはどうしても気分が悪いだけだ。
西側は、新植民地主義体制を維持するためなら何でもするつもりだ。この体制の下で西側は、ドルの力と技術の専横により世界に寄生、つまり世界を略奪し、人類から真の年貢をかき集め、覇権への地代という不労所得の源泉を獲得してきた。この地代を維持することが、彼らの最重要かつ本当の、そして完全に打算的な動機なのだ。
だからこそ完全に主権を喪失させることが彼らの利益にかなうのだ。
西側による独立国家や伝統的価値観、独自の文化への侵略も、支配が及ばない国際・統合プロセス、新たな世界通貨、技術開発の中心地を台無しにする動きも、すべてそこが発端だ。あらゆる国がアメリカに自国の主権を明け渡すことこそが、西側にとってはきわめて重要なのだ。


 まるで卑怯な吉成学人のようではないか!そうだ。吉成学人の歪みきった品性はアメリカ経由なのだ!いや、「自称リベラル」と云うのは、アメリカに魂を売り渡した連中なのだ!吉成学人なんて、その小間使いに過ぎないのだ。改めて、プーチンの演説をみよう。

 

改めて強調したいのは、「西側集団」がロシアに仕掛けているハイブリッド戦争の本当の理由は、彼らの欲望、どんな制約も受けない権力を保持したいという意図にあるということだ。彼らはわれわれに自由になってほしいのではなく、われわれを植民地とみなしたいのだ。対等な協力ではなく略奪を、われわれを自由な社会ではなく魂のない奴隷の集まりとみなしたいのだ。

彼らにとって直接的な脅威となっているのはわれわれの思想や哲学で、だからこそわれわれの哲学者を抹殺しようとする。彼らにとって、ロシアの文化や芸術は危険を感じさせるから、禁じようとするのだ。われわれの発展と繁栄もまた、競争が激しくなるため、彼らの脅威となる。彼らにとってロシアはまったく不要で、ロシアを必要としているのはわれわれなのだ。

思い出してほしい。世界支配の野望は、これまで何度もわが国民の勇敢さと強じんさによって打ち砕かれてきた。ロシアはいつまでもロシアであり続ける。これからもわれわれは自分たちの価値観、そして祖国を守る。

西側は、すべて目こぼしされ、免罪されると期待している。実際のところ、これまで一切とがめられずに済んでいた。戦略的安全保障の協定はごみ箱行きとなり、首脳レベルで到達したはずの合意は作り話扱いされている。NATOを東方に拡大はしないという固い約束も、前の指導者が信じ込んだとたんに、汚い欺まんに変わった。弾道弾迎撃ミサイル制限条約や中距離核戦力全廃条約(INF)は、こじつけの口実で一方的に破棄された。

各方面で、西側がルールに基づいた秩序を堅持しているのだという。これはいったい何から始まったのだろうか。そのルールとやらを誰が見たのか。誰が承認したのか。

いいか、こんなものは全くのたわごとで、完全な欺まんだ。ダブルスタンダード、いやトリプルスタンダードだ。ばかにしている。


 口ではまるで「リベラルだ」「保守だ」と云っているカスどもと同じではないか!いつも嘘をついて自己利益しか考えない連中は国境をまたいで世界中を支配しているのだ!さらに、プーチンの演説は続く。


西側のエリートは、国家主権だけなく国際法をも否定している。彼らの覇権には、明らかに全体主義的、専制的、アパルトヘイト的性質がある。

あつかましくも、家来とするいわゆる文明国と、そのほかの、今の西側人種差別主義者が野蛮人や未開人のリストに加えるべきだという国とに世界を二分している。「ならず者国家」や「独裁政権」というにせのレッテルを用意して、国民や国家全体に貼り付ける。

今に始まったことではなく、西側のエリートは、今も以前と変わらず植民地主義者のままだ。差別をして、世界の人々を一級とそれ以下に分けているのだ。

われわれはこれまでも、これからも、こうした政治的民族主義とレイシズム(人種差別主義)を決して認めない。今日世界中に広がるルソフォビア(ロシア嫌い)が、レイシズムでなければ何だというのか。

西側が自分たちの文明、すなわち新自由主義的文化こそが世界全体の明白な模範だと信じて疑わないのは、レイシズム以外の何ものだというのか。「こちら側につかない者は敵だ」というのは奇妙にすら聞こえる。

自分たちが犯した歴史的な罪の悔悟さえ、西側のエリートは他者に押し付けようとしている。自国・他国の人々に対し、例えば植民地時代の搾取のように彼らが一切関わりのないことについて、謝罪するよう求めている。


 吉成学人が年間読書人に行ったレッテル貼りの手口そのままではないか!「あいつは危険だ」「あいつはろくでもない奴だ」と一方的にレッテルを貼り、自分たちの都合の悪い事実から目をそむけようとしている。年間読書人が批判した吉成学人の品性の悪さは西側の文化の産物なのだ!プーチンは西側の悪行を指摘している。これがリベラルとか云う奴らの本性なのだ、と。


西側は思い出したほうがいいだろう。植民地政策の始まりは中世にさかのぼる。そして世界的な奴隷貿易、アメリカでのインディアン虐殺、インドやアフリカの搾取、イギリスやフランスによる対中国戦争へと続いた。戦争の結果、中国はアヘン貿易のための開港を強いられた。

西側がやったことは、人々をみな麻薬漬けにして、土地と資源のために民族全体をせん滅し、獣のように本物の人間狩りをした。これは人間の本質そのもの、真実、自由、正義に反する行為だ。

西側諸国は何世紀にもわたり、自分たちはほかの国々に自由と民主主義をもたらすと言い続けてきた。何もかも正反対だ。もたらしたのは民主主義ではなく抑圧と搾取、自由ではなく奴隷化と暴力だった。一極集中の世界秩序そのものが本質的に反民主的かつ不自由で、どこまでもうそと偽善だ。

アメリカは、世界で唯一2回にわたって核兵器を使用し、広島と長崎を壊滅させた国だ。そして先例を作った。

思い出してほしい。第2次世界大戦中アメリカがイギリス人とともに、いかなる軍事的必要性もないのに、ドレスデン、ハンブルク、ケルンのほか、数々のドイツの都市を廃虚に変えた。これは見せしめのために行われた。繰り返すが、軍事的必要性はなかった。目的はただひとつ。日本への原爆投下もまた同様で、わが国そして全世界を威嚇することだった。

アメリカは、ナパーム弾と化学兵器で残虐な「じゅうたん爆撃」を行い、朝鮮半島とベトナムの人々の記憶に恐ろしい傷痕を残した。

今日までドイツや日本、韓国、その他の国を事実上占領し、その上で皮肉にもこうした国々を対等な同盟国と呼んでいる。これはどんな同盟関係なのだろうか。

こうした国の幹部が監視され、首脳の執務室だけでなく住居にまで盗聴器を仕掛けられていることは、全世界が知っている。これが本物の恥辱だ。仕掛ける側にとっても、この厚顔無恥を奴隷のように黙って従順に受け入れる側にとっても、恥辱だ。

彼らは、家来に対する命令や乱暴で侮辱的な怒鳴り声を「ヨーロッパ大西洋の結束」と呼び、ウクライナなどでの生物兵器の開発や人体実験を、高尚な医学研究と呼ぶ。


 さて、演説でプーチンは核心的なことを述べている。西側の連中の根底にある思想を指摘している。まるで吉成学人や令士葉月、Book worm、コンビニなんとかの根底にある思想と相通ずるものがあるではないか!


西側が各国からこのような反発を受けると予想していなかったのは明らかだ。型どおりに行動し、すべてを力ずくで、恐喝、賄賂、脅しで奪うのに慣れきっていた。あたかも化石となって過去に凝り固まったかのように、こうした手法が永遠に通用すると自らを納得させている。

こうした自信は、自分たちだけが例外だという、悪名高い思考、これも驚きではあるが、それだけでなく、西側の情報飢餓状態がそのまま表れている。度を超えて攻撃的なプロパガンダを使い、神話や幻想、フェイクの大海原に真実を沈めてしまい、ゲッベルスのように夢中になってうそをつく。うそが信じがたいものであるほど、人は簡単に信じてしまう。この原則に従って動いている。


 そして、プーチンは演説で次のように宣言している。連中はサタニストである、と。年間読書人の宗教批判が一向に世間から相手にされないのも、当然だ。なぜなら、世間に流布している宗教など、イエスの福音を曲解するようなクズどもが運営しているからだ。吉成学人が安冨歩を弊履のごとく捨て去ったのはこうした共通の文化コードの産物だと気づくだろう。


われわれは自分たちの国と自分たちの子どものためにこうなってほしいと思っているだろうか。われわれにとっては、まったくもって受け入れがたい。われわれには別の、自分たちの未来がある。

繰り返すが、西側エリートの独裁は、西側諸国の国民を含め、あらゆる社会をねらっている。これはすべての人への挑戦だ。

このような人間の完全否定、信仰や伝統的価値観の転覆、自由の抑圧は、「逆さの宗教」、純然たるサタニズム(悪魔崇拝)の特徴を帯びている。イエス・キリストは“山上の垂訓”で偽預言者を暴露し、「あなたがたはその実で彼らを見分ける」と言った。この毒の実は、わが国だけでなく、西側の多くの人々を含めすべての国の人々にとって明らかだ。


 だが、正義はいつも勝つのだ!プーチンは西側の政治体制はいずれ崩壊に向かうであろうと予言している。なぜなら、奴らの本性はすでに露見しているからだ。ちょうど、年間読書人に批判されてブロックして醜くのたうち回っている吉成学人のようにだ!化けの皮は剥がれたのだ!


今、われわれが闘っているのは、公正で自由な道を進むため、何よりも自分たちのため、ロシアのために、独裁や専制をいつまでも過去のものとするためだ。誰であろうと自分たちが例外的だという考えや、ほかの文化、国民の抑圧の上に築かれた政策が、本質的に罪であり、われわれはこの恥ずべきページをめくらなければならないと、各国と国民はわかっているに違いない。

始まってしまった西側覇権の崩壊は元に戻せない。改めて繰り返すが、かつてのようにはもうならないのだ。われわれが運命と歴史に呼ばれて来た戦場、これはわが民族、大いなる歴史的ロシアのための戦場だ。大いなる歴史的ロシアのため、そして未来の世代のため、われわれの子、孫、ひ孫のための戦場なのだ。奴隷状態、心と魂を壊す恐ろしい実験から、彼らを守らなければならない。

今われわれが闘っているのは、ロシアを、われわれ民族を、われわれのことばを、われわれの文化を、歴史から消し去ることができようとは、決して誰の頭にも浮かばないようにするためだ。今われわれに必要なのは、社会全体の統合だ。団結の基礎となるのは、主権、自由、創造、正義だけだ。われわれの価値観は博愛、慈悲、そして思いやりだ。


 年間読書人が「真のリベラル」を掲げているように、プーチンも「真の愛国者」の言葉を引用している。「真の」とつくものは思想の右左を超えて、政治に影響を与えるのだ。いや、「」だからこそ、偽物どもを凌駕していくのだ!そして、正しい言論は正しい方向へと、政治を、人々を、導いていくのだ!


私の話を真の愛国者イワン・アレクサンドロビチ・イリインのことばで締めくくりたい。

「私がロシアを祖国だと考えるなら、それは私がロシアの心で愛し、熟考し、ロシア語で歌い、話し、ロシア民族の精神の力を信じるということだ。ロシア民族の精神は私の精神、民族の運命は私の運命。民族の苦しみは私の悲しみ、民族の栄華は私の喜びだ」

このことばの背景にあるのは、ロシア国家の1000年以上の歴史の中で、われわれの祖先が代々追い求めてきた、大きな精神的な選択だ。きょう、われわれはこの選択をする。


 いや、しかし、プーチンが行ったウクライナ侵攻は許しがたい暴挙なのではないか?いや、実はプーチンがウクライナへ侵攻したのは「真の敵」を打倒するためだった、と云う分析が存在する。もっと云うと、プーチンは嵌められた、と云う意見も存在する。テレビをつければ、ロシアを非難するような御用学者ばかりだが、本当はそんな奴らなんて、年間読書人が散々、批判してきた世間の目線に合わせているカスどもと寸分違わないのだ!

 プーチン演説では「西側」と呼んでいたが、作家の佐藤優と評論家の副島隆彦は「プーチンはディープステートと戦っている」と指摘している。昨年に刊行された『欧米の謀略を打ち破り よみがえるロシア帝国』の中で以下のように述べている。



副島:私は、日本では初めて「プーチンはハメられたのだ理論」を提起しました。つまり、プーチンは騙(だま)された、罠(わな)にはまった。英と米に騙されたんですよ。周到に仕掛けられた罠に落ちて、戦争に引きずり込まれたのです。

佐藤:騙された、はめられたというのは、インテリジェンスの世界からすると、はめられるほうが悪いですから。

副島:それはそうでしょうね。プロの商売人や経営者の世界でもそうです。同業者同士での騙し合いに負けたほうが悪いとなります。ただし私は、プーチンが欧米のディープステイトとはっきりと対決してウクライナで開戦してくれたから感動しました。この一点で、プーチンをすべて許すということです。大戦略、世界戦略論としては、これでいい。 

 ディープステイトとは、西側を500年前から支配してきた、頂点に隠れている人々のことです。はっきり書くと、ヨーロッパの王族や大貴族たちです。彼らは政治の表面には出てこない。特殊な人々だ。ヨーロッパ近代500年のあいだ、彼らが世界を支配してきた。現状は、それに対する戦いだと私は決めつけます。

佐藤:大きいところは、ディープステイトとの戦いに、ロシア全体が踏み切ったということですよ。さらにプーチンは、アメリカのネオコン勢力の影響をロシアとウクライナから一掃しようとしています。


 俺はネットで記事を読むだけではなく、実際に書籍を手に取ってみたが、どうやら、安倍晋三を暗殺したのは山上徹也ではなく、CIAだと云う。安倍晋三銃撃事件はアメリカの世界戦略の上で行われたと云う。さらに、本書では欧米の悪辣さを徹底的に指摘している。去年のブチャで起きた虐殺も、どうやらロシアではなく、ネオナチの無神論者がやったのだと云う。さらに、テレビに出ているロシア専門家は嘘ばかりついていることを告発している。副島によれば、本当の悪はバチカンとイギリスだと云う。だから、バチカンとウエストミンスター大聖堂への核の投下を主張している。佐藤と副島は、プーチンはロシアを復活させた哲人王だと結論づけている。


 他にも、プーチンのロシアを擁護する意見が存在する。イギリスの地理学者で『新自由主義』と云ったマルクス経済の著作で有名なデヴィッド・ハーヴェイだ。彼は軍事侵攻の翌日に、論説を発表してプーチンが軍事侵攻を決めたのは西側から屈辱的な扱いを受けたからだ、と指摘している。経済的には貧困に落とされ、NATOによる東方拡大もプーチンを怒らせた、と主張している。


 

 1945年以降に日本や西ドイツで起こったことと違って、ロシアの人々や経済をグローバルシステムに有機的に組み込む試みはまるでなされなかった。IMFや西側の主要な経済学者(ジェフリー・サックスなど)からの助言は、新自由主義的な「ショック療法」を移行への特効薬として受け入れることであった。それが明らかにうまくいかなかったとき、西側エリートたちは、被害者の方を非難するという新自由主義のいつものゲームを展開した。つまり、ロシアの人々は自分たちの人的資本を適切に開発せず、個々人の起業家精神に対する多くの障壁を取り除かなかったのが悪いというのだ(したがって、寡頭制(オリガルヒ)が台頭したことも暗黙の裡にロシア人自身の責任にされた)。ロシア国内の結果は実に悲惨なものだった。GDPは崩壊し、ルーブルは役立たなくなり(お金はウォッカの瓶で計られた)、平均寿命は急降下し、女性の地位は下落し、社会福祉と政府機関は完全に崩壊し、オリガルヒの権力を中心にマフィア政治が台頭し、1998年には債務危機が頂点に達した。金持ちのテーブルからパンくずをねだり、IMFの独裁に服従するしか道はないように思われた。オリガルヒの繁栄を例外とすれば、経済的屈辱は全面的なものだった。さらにその上、ソヴィエト連邦は、民衆にあまり相談されることもなく、独立した諸共和国へと解体された。

さらにNATOの問題がある。もともと防衛的かつ協調的なものとして構想されたNATOは、共産主義の拡大を抑えることと、ヨーロッパにおける国家間競争が軍事的な方向に向かうのを防ぐことを目的に設置された主たる好戦的軍事機構だった。おおむねそれは、ヨーロッパでの国家間競争を緩和する協調的な組織的機関としては多少とも役立った(ただし、ギリシャとトルコはキプロスをめぐる対立を何ら解決していない)。実際には、ヨーロッパ連合(EU)の方がずっと役に立った。ソ連の崩壊とともに、NATOの主要な目的は消滅した。アメリカ国民が国防予算の大幅削減によって「平和の配当」を実現したことは、軍産複合体にとってリアルな脅威となった。その結果、ペレストロイカ初期のゴルバチョフとの口約束に反して、NATOのアグレッシブな利用(それは常にあったが)がクリントン時代に積極的に主張されるようになった。1999年の米国主導のNATOによるベオグラード爆撃は、その端的な例である(このとき中国大使館も爆撃に遭ったが、それが偶然なのか意図的なのかは不明だ)。(略)1990年代、NATOはまるで敵を探している軍事同盟のように見えた。プーチンはさんざん挑発され、今日ついにそれに乗った。明らかに、ロシアを経済的に破壊された屈辱と、世界秩序におけるロシアの地位に対する西側の無礼な傲慢さに怒っている。


 ハーヴェイは「ディープステート」と云う単語を使用していないものの、世界経済を牛耳り、戦争に人々を向かわせる悪辣な手口はまさに、鬼畜の所業としか云いようがない。プーチンははめられたのだ。吉成学人の上司たちに。相手に屈辱を与えることはそれ相応の報いを受けることを思い知るべきだ!


米国と西側の政治的エリートたちは、相手に屈辱を与えることが、外交問題においてしばしば長期的で破局的な影響をもたらす破滅的な手段であることを理解すべきだった。


 だからこそ、平和を求める民衆の運動が必要だと締めくくっている。為政者によって戦争は煽られているのだ!そいつらの化けの皮を剥がさないといけない!


平和を求める民衆の運動に新たに火をつけ、再活性化させる必要がある。世界中の人々が、競争、強制、激しい対立ではなく、平和、協力、協調に基づく新しい世界秩序の創造に参加する権利を主張する必要がある。


 さらに、日本の安全保障専門家でもプーチン悪玉論に疑義を唱える人がいる。昨年の2月27日に、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治はれいわ新選組代表の山本太郎との対談を行っている。同対談で伊勢崎は、平和構築の専門家としての意見から、ロシアの国連憲章違反は許せないが、同時にNATOの東方拡大も問題だ、指摘している。NATOは元々、ソ連に対抗するために設立されたので、ソ連が崩壊したあとは用済みになっていたにも関わらず、存続していること自体が問題だ、と述べている。



伊勢崎 私が勤める大学にもウクライナ人の教え子がいる。今泣いている。日本在住のウクライナ人は2000人ほどいる。だから、こういうことをいうのは勇気のいることだが、私が教えているのは平和構築であり、国家間の争いを止めたり、起こさないという学問だ。今プーチンが悪魔みたく扱われている。僕の教え子にとってもそうだろう。だが平和構築学の観点からいえば、なぜ悪魔が悪魔になってしまうのかという理由を考えなくてはいけない。敵にも理由がある。それは、あの地域での米国、NATOの振る舞い方にも一つの問題があるということだ。

山本 NATOが拡大されていったことか。

伊勢崎 そうだ。プーチンは、冷戦が終結した直後の1990年にNATOとロシアとの間には「NATOは1インチも東方(ロシア側)に拡大しない」という約束があったと主張しているが、それはあまり話題にされない。ウソじゃないかと思う人もいるのでは?

山本 むしろ今メディアを含めて世界でロシア包囲網をつくっている感じで、向こう側(ロシア)の言い分があまり聞こえてこない。

伊勢崎 米国の大学では公文書のアーカイブがある。米国では日本みたいに自衛隊日報を隠したり、勝手に処分したりしない。政府の文書は、それが機密文書であっても国民の財産なので政府が勝手に破棄できない。だから米国では外交文書といういわゆる密約にあたるものでも一定の年月を経ると公開される。それを大学の研究者が整理している。

そこで「1インチも東方拡大しない」という約束があったことは証明されている。ゴルバチョフが中心になったペレストロイカ、東西冷戦の終焉というのは、別に欧米がソ連をやっつけたわけではなくソ連がみずから変革した。ソ連内には西側諸国に対する強硬派も多かったので、ゴルバチョフが潰されないように、当時のブッシュ米大統領やサッチャー首相(英国)、コール首相(西ドイツ)などが、彼を気遣って約束したことが機密文書に書かれている。当時、東西ドイツの統一をソ連が認めるかわりに、NATOはポーランドも含めてNATO加盟国にしないことなど、「1インチも拡大しない」という言葉として文章に残っている。

そもそもNATOはソ連に対抗する軍事同盟だ。ソ連崩壊後は敵がいなくなるため必要なくなる。だから当時の首脳たちは、NATOを軍事同盟ではなく、ロシアを含めて「母なるヨーロッパ」という概念にもとづく政治フォーラムにするというビジョンがあった。だが、その約束をどんどん破って東方に拡大したのがNATOだった。


 伊勢崎は日本とウクライナは同じ緩衝国家としての役割を強いられていることを指摘している。だが、日本は自らの意志を持てないでいると云う。アメリカのせいで自由を奪われていると云う。


伊勢崎 こういうなかで日本はどう考えるか。私は日本は緩衝国家ではなく、「緩衝材国家」と呼んでいる。自分の意志がないからだ。バルト三国も含めNATO加盟国でありながら緩衝国家の国々は、NATO地位協定だからお互いに対等だ。駐留する外国軍にも勝手なことをさせない。主権国家だからこそ緩衝国家になれる。だが、われわれ日本は自由がない。米国のいいなりになっていることがまずいということがわかっていない。自国内で外国軍が勝手なことをして、一番先に報復されるのは緩衝国家だ。だから基本は、駐留させたとしても自由なき駐留だ。これを同盟という。日本はそうではない。

さらに、今日の報道ではチェルノブイリ原発をロシア軍が制圧した。意図はわからないが、これから長期化してロシア軍が入ってきて地上戦になれば、ウクライナ市民も応戦して市街戦になる。そのときに原発は究極の地雷となる。そこを早く制圧するというのは当然といえば当然だ。

山本 重要拠点は真っ先に抑えられる。そうなると、この緩衝材国家(日本)には山ほど占拠されるような施設が林立している。

伊勢崎 今は亡き私の友人が経団連幹部で原子力産業の中枢にいたが、彼は生前「原発というものはみずからに向けた核弾頭だ」といっていた。それが仮想敵国と向かい合う海岸線にずらっと並んでいるわけだ。こういう国を通常戦力で防衛するというのは無理だ。ウクライナ危機を通じて日本は学ばなければいけない。

山本 ここまで進んでしまった事態を中断させることは難しい。こういう状態になるまでは「G7で力を合わせて!」と結構勇ましいことをいっていたが、実際に戦いが始まると一歩も踏み出せない。それをやると世界中で戦争になる。


 伊勢崎との対談の翌日、れいわ新選組は3月1日に予定された衆議院本会議においてロシアへの非難決議に反対する声明を発表している。れいわ新選組は国会がなすべき決議を以下のように述べている。



・ウクライナ国民への人道支援のさらなる拡大と継続、及び戦火を逃れ避難する人々を難民として受け入れ
・プーチン大統領による核兵器の使用を示唆する発言と行動に、唯一の被爆国である日本の総理として強く撤回を求める
・今回の惨事を生み出したのはロシアの暴走、という一点張りではなく、
米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行う
・国内においては、この戦争によって原油高などの物価上昇により
生活や事業が圧迫される状況に対して、
消費税減税、ガソリン税0%、一律給付金などで
日本国内に生きる人々を守る
以上のようなことを、政府に求めることが必要な場面ではないだろうか。


 れいわの反対決議について、ジャーナリストで元朝日新聞記者であった鮫島浩は極めて戦略的であったと評価している。「真のリベラル」は決して世間の目を気にせず、正しい判断を下せるのだ!年間読書人がリベラルや保守、宗教は茶番だ、と云ったように、国会も茶番と化しているのだが、それでもめげずに真実を知っている少数派は戦っているのだ!



ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本も軍備増強すべし、非核三原則を見直すべし、という強硬論が自民党や日本維新の会を中心に広がっている。野党第一党の立憲民主党はそれに断固反対し、そのような政治勢力とは徹底的に闘うという強いメッセージを発していない。そうした状況下で国会が全会一致で「どっちの国につくか」を決議することは「近隣国の軍事的脅威に対抗して軍備増強を」という強硬論を煽る(または黙認する)ことになり、ひいては日本政界が強硬論一色に染まることになりはしないか? 

れいわがそのような懸念から国会決議に反対して「全会一致に抗う」ことにしたのは、核保有論まで飛び出す今の日本政界において極めてまっとうな政治判断であると私は思う。


 さらに、ロシア専門家でもロシアばかりを非難する見方に疑義を示している人物もいる。旧ソ連圏の現代政治を専門にする東大教授の松里公孝だ。松里は2022年8月29日に、リバティによるインタビューで「ゼレンスキーを英雄視する日本の言論空間は異常」と述べ、ウクライナの専門家がそもそも数名しかおらず、ウクライナの問題を指摘するとプーチンを擁護したと非難されてしまうと述べている。


 

まずロシア・ウクライナ情勢を語る上で前提にしたいのが、日本ではウクライナに関する知識が完全に不足し、かつ一方的な情報が氾濫していることです。国連や国際人権団体アムネスティ・インターナショナルでさえ、ウクライナ軍の戦争犯罪を追及するようになっているのに、日本ではいまだに「ゼレンスキーは英雄」となっています。

実は我が国には、ウクライナ政治を専門にする大学の研究者は私を含めて4、5人しかいません。メディアに登場する研究者のほぼ全てはウクライナの専門家ではありません(例えばロシアやコーカサスの研究者)。さらにウクライナの問題を客観的に指摘すれば、「プーチンを擁護した」と批判される奇妙な呪縛も起きており、民主主義とは思えない異様な言論空間が広がっているのです。


 松里はまた2022年5月8日に、ロシア専門家と国際政治学者のシンポジウム「再論:ウクライナ戦争を1日でも早くとめるために――憂慮する歴史家があらためて訴える」に参加し、西側の専門家の問題点を指摘している。事実を正確に伝えようとせず、大本営発表に陥っているわけだ。



そして「西側の軍事専門家に共通する問題は、(ドンバスの)人民共和国軍を独立したファクターとして扱わないことだ。そのため、ドンバスがウクライナの他の地域とどこが違うかという基本的な問題が見えなくなっており、人民共和国軍とロシア軍の絡み方次第で、この連合軍のモチベーションは上がりも下がりもするということを看過している」「第二の問題は、ウクライナ軍の戦力や状況がわからない。おそらくウクライナ指導部にも、ウクライナ指導部を指導しているアメリカ軍部にもわかっていないのではないか。2014年以来ウクライナで形成されてきた軍は、正規軍、地域防衛、私兵が混交した奇妙な組織であり、中央集権的な参謀組織があるようにも見えない。統計に関心がないらしく、自軍の損害も、敵に与えた打撃もきちんと計っていない。ときどき思いついたように発表される数字は常に千単位の概数である。ロシア軍を相手にして、これで戦っていられるのが不思議なほどである」と指摘。

ロシア軍は全兵力をドンバスに集中する必要を感じるほど追い詰められておらず、ウクライナ南部におけるロシアの占領政策は、「クリミアの安全保障ベルトおよび経済的後背地としてヘルソン州の確保」「脱ナチ化」という戦争目的を象徴するものとして、「オデッサでの2014年の放火事件(新政権側が親ロシア派市民を襲撃した事件)の犯人を裁くなど現実的な目的と効用がともなっている」とのべた。


 さらに同シンポジウムの登壇者である東京大学名誉教授の和田春樹は「現在進行中の戦争はロシアとウクライナの戦争であるが、同時にバイデン大統領が推進する米国の新しい戦争になっているのではないかという大きな疑惑がある」と主張している。つまり、アメリカのバイデン政権の影がこの戦争には存在していると云うわけだ。


ロシア軍がキエフに迫っていた3月27日、バイデンのワルシャワでの演説が極めて象徴的だ。彼はそこで「我々はこの戦争に比較的長期間コミット(責任をもって関与)しなければならない」と宣言している。

 さらに「直近30年、専制勢力は全地球的に復活した。…ロシアは民主主義を絞め殺し、母国以外もそのようにしようと企てている。…プーチンはあつかましくもウクライナを“非ナチ化”するといっている。犯罪者(ロシア)は、NATOの拡大をロシアの不安定化を狙った帝国的計画だと描き出そうとしている」「帝国再建を狙う独裁者は人民の自由への愛を決して消し去ることはできない。…ウクライナはロシアの勝利の獲物にはならない。自由な国民は、希望のない暗黒の世界に生きることを拒否する。…神のご加護により、この男(プーチン)は権力にとどまることはない」とまでのべている。

 これは、米国によるロシアに対する新しい戦争――プーチンを倒せ、米軍は参戦しないが最大限武器供与し、ウクライナ人に戦闘させ、みずからは制裁による経済戦と情報宣伝戦を展開する――の宣言である。

4月5日、ミリー米統合参謀本部議長は「長引く紛争だ」「10年でなくとも、少なくても数年間になるだろう」と下院公聴会でのべ、戦争の長期化を示唆した。4月25日には、オースチン国防長官が「ロシアがウクライナ侵攻のようなことをできない程度に弱体化することを望む」とのべており、米国の戦争目的を「ロシアの弱体化」へと再定義した。現状はこれによって停戦の努力が阻まれているようにみえる。それは即時停戦を求める世界の人々の希望や利益に反するものだ。


 やはり、プーチンの云っていることは正しい!ウクライナは善で、ロシアは悪だ、と云うような単純な二分法は成り立たないことがわかる。年間読書人だけを非難しても何も変わらず、ヤマダヒフミのように客観的な評価を下すには「真のリベラル」でなくてはいけないのだ!この世界は複雑であり、単純な物の見方はサタニズムの宗教に過ぎない!客観的な事実など、西側のエリートたちによっていとも簡単にねじめげられる詭弁に過ぎないのだ!だが、多くの人はじょじょに事実に気づいているのだ!

 その証拠に、ユーチューブではTBSがプーチンの演説の同時通訳配信をし、1500件以上の肯定的なコメントが投稿されている。やはり、思想の右左を超えて目覚めている人にとってプーチンは希望の光なのだ!


 



 この演説の中であまり注目されていないが、プーチンはディープステートの支配の手口としてこどもの性教育を上げている。家族を否定し、新しい性の秩序を植え付けようとしていると云う。


現在の新植民地主義の仕組みが最終的に破滅することは明らかだ。その本当の主人たちは最後までこの仕組みにしがみつくだろう。彼らはただ、この略奪とゆすりのシステムの維持以外、世界に差し出せるものがないのだ。

要するに何十億もの人々、人類の大半が持つ自由と正義、自分の将来を自分で決めるという自然権を、彼らは意に介していないということだ。今や、倫理規範、宗教、家族を根本から否定する方向に踏み出してしまった。

とても単純な疑問に自分たちで答えよう。今こそ私は先ほど話したことに戻りたい。すべての国民に問いたい。このホールにいる皆さんだけでなく、すべてのロシア国民に問いたい。われわれはまさかここ、わが国ロシアに、母親や父親ではなく、「親1号」、「2号」、「3号」がいてほしいだろうか。もはやすっかりおかしくなっていないか。われわれの学校の低学年から、堕落と絶滅につながる倒錯を子どもに押し付けるのを望むだろうか。女性と男性とは別の、何らかのジェンダーがあるかのように頭にたたき込み、性転換手術を勧めるために。


 実は、似たような問題が日本でも起きている。リベラルの側でも新しい性の秩序に疑問を呈する人がいる。フェミニストの石上卯乃は、2020年8月12日に女性団体WANのサイトに「トランスジェンダーを排除しているわけではない」と云う記事を投稿している。同記事では、石上は自分はすべての人が安全に暮らせる社会を願っているだけなのにネットでは「TERFトランス排除的ラディカルフェミニスト」と一方的に糾弾されていると云う。ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングは「生理のある人」と云う言い方の代わりに「女性」と云う言葉を使うことを提言しただけで殺害予告に晒され、「ペニスのある男が女風呂に入ることは耐え難い」と表明しただけでネットで暴力に晒されていると危機感を表明している。なんとネットでバッシングの輪に研究者まで加わっているのだと云う。

 石上のエッセイは冷静な議論を呼びかけているだけの内容であるにも関わらず、トランスジェンダーへのヘイトを煽る記事だと非難され、なんと今年の7月12日にWANは掲載お詫びの声明を出してしまう。そのため、同サイトをのぞくと最初にWANの編集部の謝罪文が提示され、石上への批判記事が複数並べられた上でやっと本人の記事がPDFで読むことができる。しかも、クリックすると、「閲覧注意!差別的な表現があります」と云う警告まで出てくる。 



 なんて酷い対応なんだ!まるで数カ月後に勝手に年間読書人をブロックした吉成学人のような卑劣な所業じゃないか!年間読書人の言葉を借りれば、「フェアプレイ精神」に悖る鬼畜の所業だ!一方的に議論を封じてレッテル貼りをする姿はまるで瓜二つである!吉成学人が「似非リベラル」のように、WANも「似非フェミニズム団体」のそしりは免れないだろう。

 石上はTwitterでWANのこのような冷酷非道な対応に悔しさをにじませるツイートをしている。まるで年間読書人が吉成学人に受けた陰湿な陰口のような対応が行われたことがうかがえる。



 上記のようなWANの対応に怒りの声を上げている人がいる。社会学・ジェンダー学者の牟田和恵だ。彼女は杉田水脈衆議院議員を訴えた「フェミ科研費裁判」原告の一人であり、悪辣な誹謗中傷に晒されながらも見事に勝訴を勝ち取った人物だ。その彼女がTwitterで以下のように投稿している。WANは「トランスジェンダリズム」に屈した、と。



 これはまさにプーチンが云うようにディープステートによる悪辣な植民地支配の手口なのだ!社会を破壊しようとするハイブリッド戦争の一環として、「差別反対」やら「人権尊重」と云う美辞麗句が並べられているだけなのだ!連中の正体は卑しい品性の畜生なんだ!


 さぁ、この記事を読んだあなたは吉成学人が一体どんな極悪人なのかわかったであろう。年間読書人の手によって、品性卑しい小物だと云うことが暴かれたが、その裏には大いなる勢力が存在したのだ、と。敵は大勢いるのだ。アメリカ、NATO、自民党、統一教会、CIA、バチカン、東大、ネオナチ、似非保守、似非リベラル、似非フェミニズム団体、ネトウヨ…。これらはすべて同じ支配者のもとで活動しているに過ぎないのだ!すべてのサタンを統べる大悪魔のルシファーのように、これらのろくでなしどもはディープステートの管理下に置かれているのだ。
 その証拠に奴らと来たら、まるで権威に寄りかかって自分の言葉で語ろうとしないではないか!示し合わせたように同じような言い訳をし、不都合なことが同じように事実から目を背ける。今こそ、年間読書人のような「真のリベラル」とプーチンのような「真の愛国者」に耳を傾ける偉大な政治家が必要なのだ!従来の善悪の彼岸を超えて人類は新たな境地にたどり着かんとしているのだ!さぁ、みんなでともに新世界秩序を目指そうではないか!!!


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参考資料













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2023年8月5日追記

こたへあわせ


最近、熱いですね。