「ジョーカー」(2019)は、内外に問題を抱えた、心優しいひとりの青年を追った鬼気迫る悲劇である。一本の映画として見るならそれでも十分であろうが「コミックブックの悪役(ヴィラン)映画」としては、不適切で不誠実な作品であり「漫画でそんなにマジになるなよ」と一笑にふすべき駄作である。

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