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次に向けて

春先にばっさりと切った髪が
いつの間にか、
肩まで届くようになっていた。

風になびいて
サラサラと顔を撫でた
自分の髪に驚いて、
時の経過を知った。

夏が過ぎて、秋が来た。

あぁ、この半年間、
私は何をしてきたのか、

思い描いていた結果が、
いまだ見えず、

無駄なことをしているような、
意味のないことを
続けているような、

どう動いたらいいのか、
道が見えて来ず、
焦りを感じていた。

 私は何をしてきたんだろう。

責めそうになる気持ちを
紛らわすために、
スケッチブックに
書き出してみた。

3月からの約半年、
やってきたことと、
はじめたことを。 

何もできていないと
思っていたけれど、
不思議なほどにペンが進んで、

気づくと、
真っ白なページの
半分が埋まっていた。

ホームページの開設、
自己紹介チラシの作成、
メルマガの発行、

児童心理の勉強、
薬膳と東洋医学、
英語でのコミュニケーション、

顔を出すこと、
周りに頼ること、
発信をすること…etc 

 他の人から見れば
とても些細なことであっても、

私なりの
大きなトライをしてきたことに
やっと気づけた。  

自分を守るために
コツコツと積み上げてきた
高く分厚い壁を
自分自身で破壊した。

ときに涙を伴いながら、
ときに痛みをこらえながら、
そしてときに、楽しみながら。 

大事だと思っていた壁は
もう必要がないと知った。

停滞し、 うまくことが進まなかった
この幾日は、
壁を壊していた期間だった。 

動けなかったから、
見えたことがあった。
立ち止まったから、
わかったことがあった。 

自分自身の弱さ、
ゆずれないこと
守りたいもの
大切な人。

壊れた壁の向こう側に
次の道が出てきた。 

この道を進みたいと思った。
進めそうに思えてきた。
進もうと決めた。

ここから先に、この次に。 

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