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オンラインとオフライン、スキルアップできたこと

外出自粛の呼びかけが始まったころから、私の仕事(コーチング・カウンセリング)もオンライン化に移行し始めた。
One to oneセッションをしていた事業所やクライアントさんには、オンライン対応もできますよ、とお伝えし、ご希望に合わせて相談をしたところ、オンラインに移行したところもあったし、オフラインのまま継続しているところもある。 

この状況下でOne to oneセッションをすると、オフラインwithマスク(お互いマスクをして対面セッション)になるか、オンラインwithoutマスク(お互いマスク無しでオンラインセッション)、ということになる。

 こんなかたちでやってみて、新しい発見があった。

まずはオフラインwithマスクである。 
最初に気づいたのは「表情が読みにくい…」だった。 

国会中継では大きな顔のおじさんたちが小さなマスクをしているので、口周り以外はほとんど見えているけど、通常、医療福祉従事者(私のクライアントさんのほとんどがそう)がしているマスクでは、目から下はほとんど隠れている。
つまり、目しか見えない。 

表情が読めないというのは、私にとってはとてもつらい。
 全体像が捉えにくい。 

いつものようにできることももちろんある。
その人の纏う空気感は感じることができる。
息遣いや波動の変化のようなものも、オフラインだと感じることができる。 

いや、むしろ、表情から感じられることが少なくなった分、そちらへの意識がより鋭敏になった。 

 では、オンラインではどうだろう? オンラインwithoutマスクである。

オンラインセッションではみんなマスクをしていない(たまにオンラインwithマスクの人もいるけど…)。
オンラインだと表情が見える。それだけで少しホッとする。 

もちろん見えないものがある。
そう、上にあげた空気感のような、その人から発するものがオンラインだと捉えにくい。

これはこれで、非常に戸惑う。
それは私の大切な情報源、その人を理解するための糸のようになっていたから。 

けれども、それがわからない分、無意識に耳が立つようになった。
 言い回しや口調、声の変化に敏感になった。
そこから得られる情報や見えてくる世界が今までより広がった。  

あらためてわかったことがある。
今までもなんとなくそうだと思っていたけど、セッションのとき、私はあまり言葉を聴いていない。 
聴いていないというと語弊があるが、どちらかというと言葉以外から見えてくるものを聴いている。
この状況になって、言葉以外のものをキャッチする力が磨かれたように思う。  

オンラインでも、オフラインでも。
withコロナの時代に、前に進んでいけるように、自分を磨いていこうと最近けっこう真面目に考えている。

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