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イチオシの映画『インビクタス/負けざる者たち』の感想。そして、今、想う事。

#私のイチオシ

今日は、イチオシ映画のお話。
ネルソン・マンデラが、南アフリカ共和国におけるアパルトヘイトの撤廃に尽力し、その後南アフリカの大統領になった後のお話。
白人と黒人がどう国を作っていくのか?
その過程と導きを映画にしたもの。

↓予告編


インビクタス【invictus】=ラテン語で、「征服されない」という意味らしい。

監督は、クリント・イーストウッド。ダーティハリーの刑事役から、今では映画監督として、たくさんの素晴らしい作品を世に出されていますね。

「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」などなど。

自分も俳優のイーストウッドというより、監督のイーストウッドの印象の方が強い。そして素敵な映画がたくさんある。

主役は、モーガン・フリーマン。メインにあと、マット・デイモンと豪華なところ。

予告編の最初と最後のセリフにある言葉。

I am the master of my fate,I am the captain of my soul.
「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」

英国の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩

この言葉が一番印象に残ってるし、心に染みた。

映画の感想とか書いた事ないので、何から書けばいいのか全然わからないのだけど、この映画を見て感じた事は、想いはいつか通じるものだなって感じた。

ネルソン・マンデラは、若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放される。
27年!!
27年も獄中に入れられ、それでも諦めずに国や人を想う。
本当にスゴイ事だなと。

マンデラ氏の他の人とは違うところは、27年獄中生活をし、そこからやっと出ることだ出来た時に、自分を閉じ込めていた白人達を「赦した」事。

英語で言うと「forgive」この単語はこの映画の中でたびたび出てくるし、自分も心の芯に置きたいなと想う言葉になった。

あと印象に残っているシーンとしては
大統領府への初登庁の日の、そこで働く、あるいは働いていた人達への話をするシーン。

元々そこで働いていた人達は白人だらけ。だから黒人の大統領になったのだから当たり前のように追い出されるだろうと。自分たちは角へ追いやられ黒人中心での国づくりになるのだろう、ダンボールに荷物を沢山詰め、辞める準備をしている。

そこへ登庁したマンデラ氏が白人の職員達にかけた言葉が胸を打ちました。

マンデラ

「荷物をまとめた理由が、私達との言葉の違いや肌の色の違いを怖れていたり、前政権の職員だったからもう働けないだろう思っているのであれば、はっきり言っておきます。

怖がらなくていい。恐れる必要はない。

過去は過去なのです。未来だけを見ましょう。

力をかしてください。皆さんの力が必要です。

ここに残る方はこれから祖国に対して、大きな貢献を果たす事となります。私が望むのは、皆さんが自分の仕事に自分の能力を捧げ、心を込めて働くこと。
私もそれを誓います。

わたしたちが力をあわせてば、この国は世界を導く希望の光となるでしょう。」

これを聴いて思うのは
リーダーには未来を照らしてほしいなと、そしてそれを口に出して言う。
もちろんそれを有言実行するのは大前提で。
言ってやらなかったら、さらに信頼は下がります。

リーダーとは、人を導く力がある人、導いてほしいなと思わせる事のできる人。

権力でその座につき、従わざるをえないリーダーではなく、従いたいと自ら望むリーダーに人はついていく。

国民性とかいろいろあるだろうし、ましてや、これは映画の話。
だけど、未来を見せられないリーダーに人はついていかないのではないかと思う。

今の日本を見た時、国。だけに限らず、社会全体を見渡しても、そういう、みずから望み従いたいと思えるリーダーって少ないのではなかろうか?と。

ただ、自分がなかなか出会えていないだけなのかもしれないけれど、そういう人に会ったり、刺激を受ける事は出来る。

メンターなんて言うとおこがましいぐらいだけど、
ネルソン・マンデラ氏は私の偉大なメンターだなぁと、会うことも、話を聞くことも願わないのだけれど、
本を読んだり、映画を見たり。

いろいろ刺激はいただいております。
ありがとうございます。

ご拝読ありがとうございました。

まる。

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