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身の程知らずで居続けよう

負けっぱなしの私がたどり着いた都会は、自分を紛れさせるのにちょうど良く、大人になるまでの時間を過ごす絶好の環境でした。

学生時代に良い思い出がなく、ずーっと下に見られている。常にそんな感覚で。
未だに田舎で暮らすのが怖いです。
あの時田舎を出ていなかったら、
狭い関係性の中で生き続けていたら、私は永遠に自分を認めることも好きになることも出来なかっただろうと思います。

容姿は悪く、運動も勉強もダメ。
自信の無さから、人の目を見て話すのも苦手だった、10代の私。

20代から都会に飛び込み、価値観の広さを知り、他人との違いが強みだと気付き、自信がある人なんて、ほんの一握りで、ありたい自分とのギャップに苦しんで、持ってるものが沢山あっても、無いものに目がいって、それでも様々な悩みやコンプレックスを隠すように、自分の理想の姿を演じて、見栄をはって、結果家でぐったり。

こんな愛おしい人達が都会で、もがきながら暮らしてる姿が、私にはキラキラして見えました。

どんな自分であろうと、自分はこうだって胸張って生きる、コンプレックスも劣等感も胸の中にしまって、自分は自分、これが自分と内心ビクビクしながら言ってみる。

背伸びしたら、いつもと違う景色が見れて、背伸びし続けたら、気付いた時に違うステージにいる。
結局、自分の大きさを決めない事で、経験値がどんどん増して、自分でもびっくりするような世界が見れたりする。

20代の私にそんな居場所を与えてくれたこの都会で私は人の目を見て、自分を語れる大人になりました。

この都会の環境で、私はこれからも身の程知らずで居続けよう。

そんな訳でこれが、私の2023年の目標です。

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