そこのあなた、マスクの下で口呼吸をしてませんか? ~口呼吸が招く身体の不調いろいろ~
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いま中国では新型コロナウイルスによる肺炎が拡大しています。
中国だけに限らず、ここ日本でも感染者がポツポツと出現していて、感染予防のためにマスクを着用する人が増えています。
ここで私は「マスクを着けてりゃとりあえず安心」と思っている人に待ったをかけたい!
ちゃんと「マスクを着用することの弊害」について知ってますか?…というか、マスク着用者あるあると言ったほうがいいかな。
私も気をつけてないと、うっかり「あるある」パターンをなぞってしまっているので、皆さんにもお伝えしようと思います。
マスクの下で口呼吸
普段私たちは、余程のことがない限り鼻呼吸をしているわけですが、何故かマスクをすると隠れていることをいいことに口元がゆるんで口呼吸になっている場合が多くあります。
なぜ口呼吸がよくないかというと、口から吸い込んだ空気はそのまま肺へ入ってしまうから。
言い換えれば、口呼吸だとウイルスや細菌が気道を通って肺へ侵入し、風邪をはじめ様々な感染症にかかりやすくなってしまうからです。
鼻呼吸だと、まずは鼻毛や鼻水が侵入を防いでくれるわけです(だから鼻水をすすらないでね)。
口呼吸と姿勢、歯並びの影響
口呼吸が続くと、噛み合わせや姿勢の不良(からだの歪み)につながってしまいます。
幼少期であれば歯並び、筋の発達に直結するため、口呼吸のデメリットこそあれどメリットは見当たりません。
子どもの場合、いつも口がぽかんと開いているとか食べ物をこぼしやすいとか舌足らずとか、からかわれたり、ともすればいじめの原因になってしまうことになりかねません(“みんなと違う”ことがいじめに発展したのを子どものときから、そして大人になっても肌で感じてきました。本当はみんなと同じである必要はないのにね)。
それだけでなく、からだの発達にも影響が出てしまうので、改善できるものは早めに取り組むのが賢明だと考えます(高額なものもあるので、できることから、という意味です)。
喉の粘膜を強くする、免疫力アップのビタミン
感染症の予防にはもちろんマスク着用や口呼吸の改善だけでは事足りません。体調を調えることがベースにあります。
ここではあえて“バランスのとれた食事”と表現しますが、それに加えて特に気にして摂ってもらいたい栄養素はビタミンAとビタミンCです。
それぞれどんな特長があるかと言うと、ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。
ビタミンCは免疫力アップや疲労回復、ストレス対策、ケガからの早い回復に役立ちます。
これらはどんな食べ物に多く含まれているかというと、ビタミンAは緑黄色野菜、鶏肉、レバーなど、感覚的には赤や黄色の食べ物に多いです。
ビタミンCは野菜全般と果物(特に酸味のあるタイプ)に多く含まれています。
意外に思われるかもしれませんが、実はじゃがいもにもビタミンCが含まれていて、さらにじゃがいものデンプンが熱で壊れやすいビタミンCを守ってくれるというナイスなやつなんです!(興奮しちゃった!笑)
例えば糖質制限とかでお米を食べないような方でも、いもだと炭水化物は多いですがビタミンCはじめ食物繊維も豊富だし、最近では持久系トレーニングの回復にも有効だと言われているようです。
こういった感染症が拡大しているときこそ、体調を崩してしまうような食事方法や何気ない癖を見直してみるのもいいかもしれませんね。
【追記:1日の摂取モデル】
ビタミンAは過剰に摂取すると頭痛や皮膚の落屑、脱毛症などが起こる可能性があります。
サプリメントは過剰摂取に陥りやすいので、食事から摂るようにしましょう。
※成人の摂取推奨量:500~900μgRAE(レチノール活性等量)
※活動量やからだの大きさによって摂取量を調整しましょう。
▣卵1個…150μgRAE
▣皮つき鶏むね肉100g(サラダチキンぐらい)…72μgRAE
▣西洋かぼちゃ100g(煮物ぐらい)…330μgRAE
▣にんじん30g(サラダ、味噌汁とか)…200μgRAE
▣味付けのり5枚(約2g)…54μgRAE
▣牛乳コップ1杯(200ml)…76gRAE
ほらね、サプリメントに頼らなくても簡単に推奨量分摂れちゃうでしょ?
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