脳科学について興味をもったきっかけ

こんにちは、卒業式を終えた学生さんをチラホラ見かける時期になりました。
うちのセキセイインコたちも気持ち良さそうに昼寝しています。

さて、『自分にとって大切なこと』ですが、わたしの場合は年々増える一方で、『もの』と違って『心』を断捨離することができないでいます。

その『心』ってまだまだ謎なんですよね？

哲学的にいう『心』
精神医療分野でいう『心』
心理学分野でいう『心』
宗教でいう『心』
実は何気なく使っている『心』ということばと概念は多く存在します。

しかし、科学的に『脳で考え、情報を処理している』ことは発見されていても、
そのプロセスが『心』と『証明されていないこと』を理解されていなくて、
先にあげたような『感覚的』な解釈が『常識』になっていることを
「『知識の更新』すなわち『アップデート』する」必要があると思。

わたしは『科学者でも、医師でも、研究者でもない』。
だけど、、、

「当てはまる言葉が見つからない」

あ、「世の中が少しでも良くなってほしいし、若者の自殺を減らしたい」と思っている一市民である。が一番近い表現と思う。
（まどろっこしいですねすいません）

好きだった女性から人生で初めてもらった本

約20年前に当時恋していた女性から1冊の本をもらった。
当時のわたしは、「アルバイトとパチンコ」で稼ぎを得ていて、実家でのうのうと暮らしていた。田舎でもないし発展している都市でもない、毎日が何も変化なく過ぎていく環境に、若者だったわたしは「暇つぶし」を探す毎日だった。

そんなわたしに
『話を聞かない男、地図が読めない女』（当時大ベストセラーとなった）
という本をプレゼントされた。

その女性の言葉を今でも覚えている
「ちょっとは、愛について、勉強をしたほうがいいよ。女ってね、複雑怪奇な生き物だし、タイミング次第で簡単に転がるから」
「だけど、今のあなたは『とてもいい人』だし、『男としてのセンス』は感じるけど、『魅力』が感じられない」
「別に嫌われてもいいけど、わたしを『好き』と思うなら、『自分をもっと大事に磨いて』ほしい。わたしはこれまで通り『好きだけどね』」
と言われた。

わたしは彼女の言葉を素直に受け止めていた。
それまで、「漫画しか読まなかったわたしが1週間もかけて、しっかりと読んだ」

そして、読み終えた後、彼女に対する興味以上に
「『脳科学』って面白い」と慌てて、彼女に連絡をした。

男性と女性とで、『脳の作りが違う』『ホルモンの違い』『女性の方が情報処理能力は高い』『コミュニケーションの仕方が違う』『セックスの価値観が違う』
などなど

今では多くの書籍や情報を得ることができる内容だが、当時はまだまだ
『情報の重要性』の認知が低かった。
その様な時代にこの本はとても先進的な『情報』だった。

しかし、残念ながら、この本の成果が出たのは、10年後だった。

『脳には妙なクセがある』

ある日、書店で『表紙に魅力を感じて』衝動的に買った本がある。
それが、
『脳には妙なクセがある』　池谷裕二著書　2012年発売
だった。

この本の中で、P5 はじめにの中にある

「本書のバックボーンは第11章、22章、そして26章です。この三つの章に、私の脳観を描きました。お急ぎの読者は、これらの章から読んでいただければ、本書に込めた私のメッセージを捉えていただけると思います」　著書抜粋

の書き出しにとても共感を受け、
ワクワクしながら、『脳の仕組み』『体の反応』『性について』科学的に思考しながら読み続けた。

他のメンタスヘルス系の本と照会してみると、私の中で
「実は、精神疾患って、『脳の病気』ではないのか？」と大きな疑問が湧いてきた。そして、『脳の全容は未だに解明されていない事実』を知ることになった。

私の中で、『科学変化』した『脳についての認識』

『科学変化』と思ったのは、『心理学』だったり、『精神医学』が、
『哲学的な発生』に対して、『科学』で少しづつ『解明』されていること。

『解明』されることとは、『脳内で作用している根拠』と自分の中で、
『科学的証明』がつながり、結論づけができたことだ。
（私は、科学者でも、医師でもない個人です。比喩的表現とご理解いただければ幸いです）

自分にとって大切なこと

この2冊の本から、とても大事なことを学びました。
最初は、「人に好かれたい、あいつに勝ちたい」と邪な感情がものすごくあったと思う

しかし、『脳科学』という視点から、『障害者への理解』『認知症やアルツハイマー』『精神疾患』『依存症』などについて、スムーズに受け入れられるようになった。

また、当時『営業』をしていた私にとって、『他の営業マンとの差別化』ができる武器になったと思う。『洗脳や勧誘、誘導』などの手法に使うのではなく、
『相手の視点と困りごと』を冷静に分析し、『どうやったら手伝えるか？』
を提案し、『解決』することができた。
その結果、営業成績も毎年『前年比110％』を無理なく達成できたと思う。

これから大切なこと

LGBTQの件について、『脳が関係している事実』についての理解がないことが、『根本的なアップデートにつながらない』要因だと思う。

そして、それは、「昔は」とか「都会では」とか「外国では」とか「そのうち」とか「年寄りは」とか「私たちの世代は」とか「ここでは」
と言った言葉が実は大きな障害と『自分の意思のない反対』と多くの人に認識してほしいと思う。

今回の『新型コロナの流行による生活や社会の変化』や『オリンピック問題』によって、より一層、表面化していると思う。

『誹謗中傷』による『発言』ではなく、

『エビデンス、根拠』をもった、『自分の意見』をどんどん発信してほしいと思う。そして、多くの異なった意見も、一旦、『容認した上で』、質問をすることができる、そんな、

『理想を実現できる』社会になってほしいと思う。

池谷裕二 『脳には妙なクセがある』 | 新潮社

新装版　話を聞かない男、地図が読めない女

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今日も、誰が見ても「綺麗な言葉」が溢れますように
それでは、また、・・・◯◯　

#自分にとって大切なこと