沖花マル

踏み込んだ読書感想文を書きたくなった時用に作成しました。 ネタバレしかないので、元にな…

沖花マル

踏み込んだ読書感想文を書きたくなった時用に作成しました。 ネタバレしかないので、元になっている本を読んでいる方推奨です。 SNS初心者です。

記事一覧

太宰治『きりぎりす』読書感想文 なぜコオロギがキリギリスになるのか

太宰治『きりぎりす』は1940年(昭和15年)に『新潮』に発表された短編です。 以前から、この作品では ・最終部分で、なぜコオロギがキリギリスになるのか について、曖昧…

沖花マル
3年前
6

太宰治「葉桜と魔笛」 本文と矛盾するタイトルの意味

はじめまして。 最近インスタグラムで読書記録をはじめたのですが、もっと書きたいものが出てきたときは、noteで書いてみることにしました。よろしくお願いします。 ----…

沖花マル
4年前
18
太宰治『きりぎりす』読書感想文 なぜコオロギがキリギリスになるのか

太宰治『きりぎりす』読書感想文 なぜコオロギがキリギリスになるのか

太宰治『きりぎりす』は1940年(昭和15年)に『新潮』に発表された短編です。

以前から、この作品では
・最終部分で、なぜコオロギがキリギリスになるのか
について、曖昧にされてきた気がするのですが、今回はこの点に絞って書いてみます。
ネタバレ前提になりますのでご注意ください。

〇太宰治『きりぎりす』のあらすじ主人公は、清貧を愛する妻です。
彼女は裕福な家の出でありながら、19歳の時に「私でなけ

もっとみる
太宰治「葉桜と魔笛」
本文と矛盾するタイトルの意味

太宰治「葉桜と魔笛」 本文と矛盾するタイトルの意味

はじめまして。

最近インスタグラムで読書記録をはじめたのですが、もっと書きたいものが出てきたときは、noteで書いてみることにしました。よろしくお願いします。

------------------------------------------------------------------------------------

葉桜と魔笛は、太宰治の初期の短編で若い二人の姉妹が主人公の作品で

もっとみる