太宰治『きりぎりす』は1940年(昭和15年)に『新潮』に発表された短編です。 以前から、この作品では ・最終部分で、なぜコオロギがキリギリスになるのか について、曖昧…
はじめまして。 最近インスタグラムで読書記録をはじめたのですが、もっと書きたいものが出てきたときは、noteで書いてみることにしました。よろしくお願いします。 ----…
沖花マル
2021年6月23日 10:05
太宰治『きりぎりす』は1940年(昭和15年)に『新潮』に発表された短編です。以前から、この作品では・最終部分で、なぜコオロギがキリギリスになるのかについて、曖昧にされてきた気がするのですが、今回はこの点に絞って書いてみます。ネタバレ前提になりますのでご注意ください。〇太宰治『きりぎりす』のあらすじ主人公は、清貧を愛する妻です。彼女は裕福な家の出でありながら、19歳の時に「私でなけ
2020年9月1日 16:41
はじめまして。最近インスタグラムで読書記録をはじめたのですが、もっと書きたいものが出てきたときは、noteで書いてみることにしました。よろしくお願いします。------------------------------------------------------------------------------------葉桜と魔笛は、太宰治の初期の短編で若い二人の姉妹が主人公の作品で