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最速英単語習得法:単語との相性診断は欠かせない!!

こんにちは!この記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。これからお伝えする内容が、皆さんのお役に立てることを願っています。それでは、どうぞお楽しみください!


はじめに

単語の覚え方において重要なこと

さて、単語学習において重要なことは何でしょうか。
紙に書き出すこと???
何度も念じて単語1つ1つをじっくり覚えていくこと???
人それぞれ単語の覚え方に良し悪しはあるかと思います。
今回私が紹介する方法で、最も重要なことは

【1つの単語に時間をかけるのではなく、1つの単語を見る”回数”を増やす】

ということなんです。
手で書きだすのも何度もじっくり覚えようとするのも10分もたてば疲れにやられてしまいます。

しかし!!!!!

今回私が紹介する方法を用いて学習を行えば、少ない労力で効率的に単語を覚えることができるんです!!!

自己紹介

こんにちは!
英語や物理系の発信をしているmaruと申します。
大学では量子化学系の研究室に所属しています。
理系で英語が話せると強いだろうなと思い、英語学習にも時間をかけており、これまでに英検1級とTOEIC945点を取得しています。

効果的な単語学習法

うだうだと前座がある長ったらしい記事になるのは嫌なので、さっそく内容に入りましょう!
とはいえ、手順の説明に入る前に皆さんに再認識してほしいことがあります!
それを再認識すると、ガラッとこの記事は読みやすくなると思いますよ!😊

「私は大学受験、英検、TOEICの対策中に1つの単語帳は最低でも100周しました」

 ※ここでいう『私』とは著者maruのことです。

「100周…無理だよそんなに…😢」

「結局は力業か…😵」

「記事読ませといて自慢すんなよ🤬」(←すみません😓)

そりゃそうです(?)
100周なんてできません。

私も単語帳は100周していません😁

「は、嘘つくなよゴミが!!!!」

確かに単語帳を本当に100周もしたら、そりゃ嫌でも覚えますよね。
けど、それって現実的に無理じゃないですか。(無理だし嫌すぎる)

さて、私の言い方に誤解を招く表現が含まれていたのは確かです。

しかし…

このタイトル「単語帳を100周しました!」というのを見たときに、

「は?無駄すぎん?あほやんこいつ(←言い過ぎ😤)」

と思ったそこのあなた!!!!!!!!!

今すぐこの記事を閉じてもらっても大丈夫です。

そう、単語帳を100周も、最初から最後まで収録されている2000単語以上を確認するのは非現実的なんです!!!!!!!

じゃあ、どうするか?

「仕分けでしょ!!!!!!!」

単語には覚えやすい単語と覚えにくい単語があります。
もし、それらの単語を

4段階にレベル分けして、もう既に知ってるLv1の単語から、マジで何回見ても初見レベルで覚えれんクソほど相性の悪いLv4の単語まで分けられたら

あなたはどう復習しますか?

「それならLv4の単語に一番時間を掛けるのが普通じゃない?」

そうなんです。
Lv1のすでに知ってる単語なんてもはや見るだけ無駄なんですよ。
そりゃそうですよね最初のページの『apple』なんて忘れるわけないんですから(笑)

『単語の仕分け』

これが単語学習において最も重要な作業なんです!
知ってる単語をやっても意味ないんです!
何度もやるなら覚えてない単語だけやりましょうよ!

さて、ここまでで、単語帳を馬鹿正直に全部、最初から最後まで100周もするのは無駄だということが分かってもらえたかなと思います。

そうすると次に、

「じゃあどうやってレベル分けをしていくの?」

「レベル分けをしても結局覚え方がわからない…」

こんな疑問が出てくると思います!

この疑問にこたえるべく、次のセクションで手順を詳しくお話しします!

コスパ最強の超合理的な単語学習法

さて、お待たせしました!
これから実際の学習法に入ります!

ただ最後に1つだけ確認!!!

『単語学習において重要なことは何ですか?』

その答えは記事の冒頭に書いた通り、

【1つの単語に時間をかけるのではなく、1つの単語を見る”回数”を増やす】

これにつきます。
このことを念頭に、これから紹介する手順に目を通してみてください!

手順 ① 単語の仕分けをする 単語の仕分け

手元の単語帳の1ページ目を開きましょう。
単語帳は新品でも使い立てでも大丈夫です!

開いた1ページ目の最初の単語から、単語1つ1つに目を通していきます。

その際に、英単語を手で軽く隠しながら、

見て1秒で意味が分かる(日本語訳を答 えられる)

もの以外はマーカーや付箋をつけていきます!
(かさばるのでマーカーがおすすめです!)

この作業を仕分けと言います。

この作業は全ページでやることをお勧めします!
最初の段階ですべてのページの単語を仕 分けしておくと後から楽ですよ!
一見すると、2000語もやると大変そうに感じますが、ほんとにただ知ってるか知らないかの選別なので、そんなに大変ではないです😄

ここで1つだけ注意です!

この作業後にはマーカーがついていない単語は基本的には見ないので、少しでも心配だったらマーカーを引いておいてください!
極端な話、敢えて集中力を落としてYoutubeでも見ながら仕分けをしてもらえると、頭があまり働いてない状態でも意味がぱっとかる単語を仕分けられるので、むしろ他ごとに意識を向けながらタスクとしてやってもらうと良いかもしれません!

この作業後にマーカーや付箋で印をつけなかった単語はLv1の単語、つまりもう覚えている単語になります!

単語帳からは消えたも同然です。

どうでしょう?

単語帳のレベルにもよりますが、よっぽど単語帳選びをしくじっていなければ、2割以上はLv1に仕分けられたのではないでしょうか?

もし2割未満であっても大丈夫です!
次のセクションから単語を覚える方法について解説していきます!

手順② 100単語を1セットでまとめる

さて、次に1サイクルを回す単語をセットに分けていきましょう!

手順②からは、もちろんLv1の単語は見ません。

手順は②~⑦までありますが、そのサイクルを回すときに、仕分け後の全部の単語に対して回すと厳しいので、100単語を1セットにまとめます!


セクションやレベルで、単語帳のレイアウトが組まれていると思うので、おおよそ100単語 を1セットとして区分けをしましょう!

例えば、TOEFLの単語帳の場合は単語の難易度によってランク分けがされており、私の場合は1つのランクの中に100個程マー カーを引いた単語があったので、ランクごとにセットを組みます。

もちろん、上記の例はたまたまきれいにランクで分けられましたが、中途半端になる部分もあると思うので、そのあたりは150個で1セットを組んだ り、セク ションの続きに区切りを入れても大丈夫です!

この先のステップは1セット100個ずつの塊でサイクルを回します!

手順③ 100個の単語に目を通していく

「え?」

「目を通すだけ?」

「暗記するんじゃないの?」 

確かに暗記をするんだから眺めてるだけじゃ意味はないと思ってしまいます。

しかしながら、

覚えようとするから挫折する

のです。
確かに「100個の単語に目を通す」というと語弊があるかもしれません。
具体的には、

100個の単語を、英単語と日本語訳を1つずつ見ていく

ということをします。
私のその時の頭の中を示すと、

頭の中
「recitation (レシテイション)→朗読」
「explore(イクスプロアー)→探検する」
「pound(パウンド)→どんどん叩く」
「drizzle(ドリズル)→霧雨」 … 

英語の単語を読み、日本語訳を読みます。
この時大事なのは、しっかりと英語も日本語も頭の中で読むということです。
発音も気を付けましょう。
もしわからなければ、googleなりで調べてください!

このようにして、英単語と日本語訳を読んでいき、1セット目の100単語すべてに目を通します。

この手順を同じ100単語に対して5周繰り返します。

すると、5周し終わった時点で同じ単語を5回見ることになります!
(仕分けなんてほぼ見てないとしてカウント)

この時、とある変化が起こり始めます…😏

手順④ だんだんと単語との相性が見えてくる😎

③の手順を繰り返していると、最初はほとんど覚えられている実感がないですが、3周くらいすると

なんか見ても覚えられない単語(相性BAD)

と、

なんかすぐ思い出せそうな単語(相性GOOD)

が出てきたことに気づくはずです!

例えば、先ほどの例でいうと私の頭の中はこんな感じ…

recitation→何回か見てたら覚えられそう...(相性GOOD)
explore→ex(外へ)という接頭語で結構覚えやすい(←相性GOOD)
pound→何回見ても所見のときの手ごたえと変わらないなあ...(←相性BAD) drizzle→これも覚えずらいなあ...(←相性BAD)

このような感じで、 頭に残りやすい相性GOODな単語と、頭に残りにくい相性BADな単語という2種類の単語にどんどん二極化するのです!

この二極化するタイミングとしておおよそ100単語を5周するという目安を設けているので、もっともっと二極化させたければもっと周回してください!


手順⑤ 少しテストをしてみる

さて、手順④では単語との相性を探ることができました!

④の手順を経て、

なんとなく覚えやすい単語

全然覚えられない単語

のように、単語の間に差が出てきたら、一度テストをし てみます😮

テストとはいえ、ただ英単語の方を手で隠して日本語訳が出てくるかどうかを試してみるだけです。

注意!!

分からなかったらすぐに手をどけて訳を見てください。

とにかく周回することが重要です。

ポイントは分からなかったらすぐに見ることです!
もちろん「なんか分かりそうで分からない...」というもどかしい時もあると思いますが、もどかしさに抗ってちゃちゃっと見ちゃいましょう!

この作業を5周くらいしてみましょう!

きっと、ここまででかなり相性は見えてきたんじゃないでしょうか?

え?面倒くさい?

確かに、短期的には初めの30個でも時間をかけて今日覚えることに意味はありそうですよね。
10分後の小テストならそれでいいんですよ。

ただ、長期的に見ると、やはり単語の相性を知ることは重要です!

なぜなら、すべての単語に同じ時間を割くと、本当は覚えやすい単語も本当は覚えにくい単語も同じ労力をかけてしまうからです!

これは勿体ない…

ということで私は単語との相性を認識していくことをお勧めします!

ちょっと一息…

では試しに、実際に皆さんに以下の4つの単語との相性を認識してもらいましょう!

a : xenophobia(ゼノフォビア) ー 外国人恐怖症
b : squander(スクワンダー) ー 浪費する
c : squabble(スクワボォル) ー 言い争う
d : quarrel (クォーロル) ー 口論

5周くらい上から読んでみてください!

この記事の最後に問題を出しますね!😮

手順⑥ 2度目の仕分け

さて、蛇足をはさんでしまいましたが、ここから2度目の仕分けに入りましょう!

手で英単語を隠してください!
そして、上から順番に英単語の意味が分かるか確認していきます。

1秒で訳が思いつかない単語には違う色で元のマーカーの上からマー カーを引いてください。

「ペン先が汚くなっちゃうじゃん!」

100円のマーカーが汚れるくらい我慢してください(笑)

逆に、ここで違う色のマーカーを引かなかった単語、つまり最初に引いたマーカーが残っている単語はLv2の単語です。

それが「最初は知らなかったけど相性良かった覚えやすい単語」になります!

感覚的にはどうでしょうか、100単語のうち30単語くらいはLv2の単語になったのではないでしょうか?
このあたりは人それぞれありますし、セクションによって単語の難易度は変わりますから、そこまで気にする必要はありません!

そして、ここで『Lv2の単語』としたのはあくまで『覚えやすいやつ』というラベリングのようなもので、今後一切見ないわけではないが、

『いったん最後の作業を終えるまではもう見なくて良いだろう』

くらいの気持ちで仕分けてくれるといいと思います!

手順⑦ 次の2セット目の100単語でも同じことを行う

さて、ここまでで1セット目の100単語をLv2の単語とそれ以上の単語に分けることができました!
おおよそ、ここまでを1日で終えられると良いペースです!

では、以降は一応、2日目以降の流れのていにしますね!

2日目以降②~⑥までの作業を2,3,4,…,nセット目に対しても行っていきます!

②~⑥までの作業を終えると、2セット目以降の単語たちも

『Lv2 か Lv2以外か』

というように仕分けが完了します!

すべてのセットに対して、Lv2か否かの仕分けを行ったら、

今度はLv2の単語とは違う色のマーカーがひかれている単語に対しても、100単語のセットを組みなおしてあげて、

目を通す(5周)→軽くテスト(5周)→仕分け

の手順を踏みます!

この最後の仕分けでは、Lv3の単語ともっと覚えられない単語に仕分けることができます!

おおよそ、Lv3の単語は

『あんま相性良くないけど、打ち解ければ理解できそうなやつ』

といったくらいです。

さて、最後にラスボスのLv4の単語が残っていますね。
実はここまでの手順を踏むと、Lv1~Lv3の単語はそれぞれ

Lv1 ー 0回
Lv2 ー 10回
Lv3 ー 20回

だけ見ているんです。

ね?合理的でしょ?

レベルの高さは覚えにくさです。

どんどんどんどん覚えにくい単語を抽出していき、覚えにくい単語にたくさん目を通す。

これが本記事で紹介する方法が合理的な理由です。

Lv4の単語は相性が最悪な単語です。
私はLv4の単語たちは、単語帳の裏表紙に書いて、開くたびに見えるようにしていました!
あとは、携帯の壁紙にもしていました…。
Lv4は本当に覚えるのが大変でしたね…。

ただ、とにもかくにも1つの単語に時間をかけるのはやめましょう!

どうせ明日には忘れています。
なぜなら見る回数が少ないから!

10回書くことと10回見ることは違います!
再認識を繰り返すことで記憶は定着していくので、100単語ベースでみる回数を増やしましょう!

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます!

今回お伝えした方法で、私はこれまで10冊以上の単語帳を学習し、計10000語を覚えてきました!

初めて触ったのは英検準1級の単語帳でしたが、やり方が分からず1冊9割ほどの単語を覚えるのに4か月かかりました。

しかし、その後英検1級やTOEIC,TOEFLの対策を行った際には本記事の方法を用いて、おおよそ1ヶ月もあれば1冊の単語帳を9割ほどの完成度に仕上げることができました!

こんな話をするときにはいつも、再現性が重要だと思っています。
是非、フィードバックをいただければと思います!

おっと、最後に問題を!

xenophobia の意味は覚えていますか?
quarrel の意味は覚えていますか?
squander と squabbleの意味は覚えていますか?

xenophobia が一番特徴的だったと思います!
外国人恐怖症って、なかなかインパクトありますよね!

発音をしっかりと認識していると『quarrel(クォーロル)』も覚えやすかったのではないでしょうか?
発音から クォーロル→クォーロン→コーロン→口論 みたいな(笑)

逆にsquanderとsquabbleなんて覚えにくいですよね…

単語との相性、少し顕著なものを入れて体験してもらいましたが、もっとマイナーな違いもレベル分けすれば見えてきますよ!



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