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スキル、結果主義は人の心を壊す

「旧型コロナウイルスに感染しました!」
 
とか言ったら、今は
かなりヤバイ感じですかね?
 
(旧型コロナ=普通の風邪菌なので
99%の人は1年中感染してるそうです)
 
 
・・・
 
 
さて、新型のおかげで
ビジネスや経済、働き方まで
見直すスキマが与えられました。
 
これまでは、なんとなく
 
「資本主義も限界かな」
「今の働き方ってどうだろう?」

 
と思っていても、忙しくて
小さな疑問は潰してた人も多いはず。
(僕もその1人でして)
 
 
今後、流行りそうなのは
 
「リモートワーク」
「テレワーク」
 
という、いわゆる自宅や
会社に通わないスタイルです。
 
何時間働いたかは、もはや確認不能なので
時給制度は終了ですよね。

 
 
さらに、雇う側の企業や
経営者の視点として
 
・会社通いの人が出した結果、数字
・リモートワークの人が出した結果、数字
 
は、比較される対象になる事は
ほぼ確定的です。

 
 
リモートでも結果出す人が
多ければ、それで問題ありません。
 
むしろ会社通いの人の方が
パフォーマンスが低いなんて事になれば
事務所など無駄、と判断されるかもです。
 
リモートやる側としては
「結果を出さないと評価に値しない」
というプレッシャーもあるので、、、
 
むしろ、結果を出す人は
増えていくのかもしれません。
 
 
ただ、そういう状況を2年近く
続けてきて思う事もあります。
 
 
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数字ばっか見てると、心が壊れる
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僕のメンタルが
弱いだけかもしれません。
 
僕の仕事が、セールスという
シビアな分野だからかもしれません。
 
毎日のように、直接的に数字や
お金を見る仕事だからかもしれません。
 
 
それでも、数字ばかり見てたら
精神が崩壊すると思います。

 
僕は、そんな数字やお金、人間の心との
向き合いを5年以上も専門にしています。
 
だからか、数字ばっか気にするのは
やめておけと言いたいわけです。
 
 
時には、個人的な依頼で
こんな状況の時もあります。
 
「高田さん、来月売上作らないと
 うちの会社ヤバイんだよねぇ」
 
「ちょっとお願いできそうです?」
 
うーん。。
 
まぁ、商品売る仕事とか
セールスの仕事って、、、
 
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金に魂を売ってるヤツ
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みたいなところ
あるじゃないですか? 
 

全然、逆だと思いますね。
(金に魂売ってるヤツもいますけどね)
 
僕は、自分で商品はあまり持ってないので
他人様の商品を売らせてもらいます。
 
で、それって究極「人助け」かな
と思うんですよね。
 

 
とはいえ、売り上げた中から
僕も自分の収入を受け取るわけです。
 
「ありがとう!」
「助かった」
「頼んでよかった」
 
なんて、言ってもらえる時も
たまにはありますよね。
 
 
何が楽しくて、もしくは
何が悲しくて、他人様の商品を、、、
 
必死こいて売ろうとしてんのか、と
疑問に思う時も、これまで何度かはありましたよ。
 
 
「ダサい事してないで
 独立して、自分で勝負しろ」
 
みたいな、空気を受け取る時も
たまにはあります。
 
 
でも大切なことはそういう事じゃねぇのかな
とも、すげぇ思うわけです。

 
 
リモートワーク化して
社会がどんどん結果主義になって、、、
 
働いてる時間や、努力や気持ちとかより
売上とか結果ばかり
見るようになるんですよね?これから。

 
 
すると、次はシーソーゲームみたいに
「結果より大事なものがあるんじゃね?」
とか、みんな思い出すわけですよ。

 
人間なんてそんなもんで
いろいろ迷いながら、一歩ずつしか
進歩していかないですよね。
 
 
で、結果主義の何が問題かって
多くの人は、何年も先に考えるんだろうけど
 
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稼ぐ(取る)事ばかり考えるのは
本来の人間の姿ではない
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という事なんですよね。
(僕の思い込み上では)
 
・・・
 
僕の友人に、農家が1人います。
 
彼は、いつも余った野菜を
分けに持ってきてくれます。
 
「うまいから食って」
「余ったから食べきれないし」
 
そんな感じで、田舎によくある
ごく普通の光景ですよね。
 
 
でも、そいつが頭おかしいのは
野菜だけじゃなくて
 
「お金まで、周囲にシェアする」
 
という習性がある事です。
(決して超金持ちとかじゃないですよ)
 
 
もしかしたら、幼少期に
なんらかのトラウマがあって
そんな行動を無意識にとってるんじゃないか?

 
少し頭が回る人は、そんな風に考えるし
正直、僕もトラウマを疑ってました。
 
 
しかし、その原因は
予想と全く違うところにあったのです。
 
彼は、自分の人生に
非常に安心してるんですよね。
 

 
なぜなら、コロナショックとか起きても
食べ物を自分で作ってるから
死ぬ事なんて、考えもしないわけです。

 
会社が停止して、お金が入らなくなっても
そんなに困らないんですよ。
 
自分で農業やってれば
自分の分は、余裕で食っていけます。
 
 
畑もそれなりにデカイから
周りに分ける事だってできるわけです。
 
でも、お金を稼ぐスキルしかない
僕みたいな人間は、、、
 
経済がどうにかなったら
ガチで死ぬリスクがあります。
 

めっちゃ弱いんです、
大地から離れた人間であるほど。
 
 
だから、それを恐れて
貯金とかしちまうわけですよ。
 
アホくせえっすよね。
 
お金余ってるし、周りにシェアするか
なんて考えた事もないわけです。
 
 
しかし彼の場合、野菜作って
余ったら分けますよね。
 
野菜作って売れて、お金が余ったら
それも分けますよね。
 
どんだけ分けるんだよって
後輩でもない、友達と思ってるんですけど。
 
マジで頭おかしいと思ってましたが
おかしいのは、僕の方で
 
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お金という腐らない野菜を
手に入れてしまった
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それが、僕を人間として
異常な生物へと変貌させていたのです。

 
よりナチュラルなのは
彼のように
 
・食べ物を獲得するスキルを持って
・余っても腐るので、周りにシェアする
 
それが自然なんだと思います。
 
 
でも現代では、食べ物を得るには
お金というツールが介在します。
 
お金は腐らないので、いくらでも
貯蔵できてしまうわけです。

 
だから、誰にも分けないで
独占しようとするマヌケが出てくると。。

 
そして、不安な人ほど腐らない野菜を
大量に保存したがります。(=貯金)
 
日本人の貯金は、世界的に見ても
めちゃくちゃ多いらしいです。
 
日本人は、めちゃくちゃ
不安なヤツらだという事ですね。
 

「いつ食えなくなるか、わからない」
ってほとんどの人が思ってるわけです。

 
しかし、食べ物を得るスキルがあれば
死ぬリスクはめちゃ低くなります。
 
明日、食えなくなる不安も
かなり軽減されるはずです。
 
 
だから、何かが起きた時に
一番強いのはあいつだと思ってました。
 
 
その真逆で、資本経済の渦の中に
身を投じてしまった僕は、、、
 
「人に分け与える」
 
という人間として、自然な行為を
不自然な事だと認識するほど
頭のおかしい状態になっていました。
 
 
ですが、この投稿を読んでるあなたも
おそらく僕と同じく、、、
 
頭がイカれてしまってる部分が
結構、あるんじゃないかと思います。
 
 
僕は「セールス」という
腐らないお金を生み出すスキルに
かなりの時間と労力を費やしてきました。

 
それ自体は、無駄だとは思わないし
ある意味、一番遠回りをしたからこそ
原点に戻ってきたのかもしれません。
 
 
今日の話は、多くの人には
頭がおかしい話だと思います。
 
最近の日本人のマインドは
 
「自分が得る事」
「自分が自由になる事」
 
に、少し寄りすぎていたんじゃないかと
最近になって思うのです。

 
それは僕もそうでした。
 
 
女性とかは感性のバランスが
取れてるので、たぶん
全然、違う次元を生きてると思います。
 
でも、僕みたいな男性脳で
広い視野を持てない動物は
まだここのレベルなんですよね。
 
 
これから、むしろ今
すごいスピードで変化が起きてますね。
 
社会が結果主義に動く時があるなら
 
「自分がどれだけ取るか?」
 
に集中する人が
増える可能性があります。

 
もしかしたら、そういう時代には
ならないかもしれません。
 
 
いろいろ考える材料が多くて
楽しい時代になりますよね。
 
楽しみですなぁ。

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