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画像生成AIを使った広告の事例:その効果は?
この記事の要約
・画像生成AIは、広告制作においてスピードとクオリティを向上させる可能性がある
・画像生成AIを使用した広告事例とその効果:「オタ恋」、「LIFULL
」、「URBAN HACKS」、「近畿大学」、「伊藤園」
・画像生成AIを活用した広告は、コスト削減と創造性の向上というメリットがあり、今後も広がっていくと予想される
こんにちは、Martinです。今年になって、広告業界では画像生成AIの利用が急速に広まっていますが、その背景には何があるのでしょうか?画像生成AIを使用することで、従来の広告制作プロセスを効率化し、よりクリエイティブ表現が可能になると考えられています。今回は、具体的にどのような事例があるのか気になったので整理してみました。
画像生成AIの広告への適用可能性
画像生成AIは、広告ビジネスにおいて非常に大きな可能性を秘めています。これは、AIが短時間で高品質なビジュアルコンテンツを生成できるため、広告制作のスピードとクオリティの両方を向上させることができるからです。
画像生成AIを使用した広告事例とその効果
マッチングアプリ「オタ恋」
「オタ恋」は、画像生成AIを利用して女性登録者を増やす効果的な広告キャンペーンを実施しました。画像の雰囲気から判断すると、Stable Diffusionを使用している気がします。
はじめてのマッチングアプリは、オタ恋。 pic.twitter.com/LcJuQnP01w
— オタ恋【公式】 (@otakoi_jp) October 20, 2023
これにより、より魅力的でユニークな広告ビジュアルが生まれ、女性の登録者数が大幅に増加したのです。
AI広告で爆増したのは女性ユーザーです。運営でも想定外でした。 https://t.co/iB6FCDxKng
— オタ恋【公式】 (@otakoi_jp) October 4, 2023
LIFULL
LIFULLは、人気芸人の「ふわちゃん」を起用した広告で画像生成AIを使用しました。ただ、ホームページを見ると企画やAIのエンジニアリングは博報堂が担当したようです。
これはLoRAという技術を用いてふわちゃんの顔を学習し、Stable Diffusionでさまざまなスタイルで生成したのだと思われます。ちなみに私もLoRAで自分の絵を学習させたりしています。
URBAN HACKS
URBAN HACKSは、広告にMidjourneyを使用したと明記しています。これにより、以下のツイートのように消費者の注意を引くことに成功しました。
こういうのどんどん増えていくんだろうな〜 pic.twitter.com/XyGSC2Qhzc
— 佐々木智也 / アートディレクター@PARK Inc. & スキンケアブランド『LOGIC』代表 (@tomosasaki) June 15, 2023
近畿大学
近畿大学は新聞広告でAIの学生を使用しました。ちなみにこの広告で、第43回 新聞広告賞 新聞広告大賞を受賞しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1698065691448-zfIOp1JoEP.png?width=800)
伊藤園
伊藤園もまた、画像生成AIでAIタレントを作成してCMを作りました。これはぱっと見どういう種類の画像生成AIで作ったのか判断できませんでした。もしかすると、実際の人間の写真の加工にAIを使っただけかもしれません。
制作会社はAI modelというところのようです。AIのモデルにアパレルの服を着せるサービスをもともとやっていたようです。
このAIモデルを活用する第一のメリットは、コストと時間の大幅な削減だ。AIモデル社では、50着の衣装を着たモデル画像が15万円~と、従来のモデル撮影と比較して破格の値段で提供できる。谷口氏によれば、従来50万円かかる1日の撮影コストが15万円に下がった実例があり、最大約70%のコストカットが見込めるとのこと。画像の納期は、膨大な量でなければ3~4日だという。
AIモデルの方が売り上げが大幅に伸びるケースがあったようです。
この実験では、モデルを使用しない洋服のみの画像とAIモデルが洋服を着用した画像を使ってABテストを実施した。その結果、AIモデルの着用画像を使った場合に、CTRが218%、売り上げが207%に増加した。
まとめ
画像生成AIを活用した広告は、コスト削減と創造性の向上という点で大きなメリットを持っており、その効果も多くの事例を通じて実証されています。今後もさらなる技術の発展と共に、広告業界における画像生成AIの利用は増えていくことでしょう。
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