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「ChatGPTで英会話」はほんとうにトレーニングになる説(音声対応・プロンプト・高速辞書で使いやすく)

割引あり

こんにちは、Martinです。これまでにいくつかのオンライン英会話サービスを利用してきましたが、実は最近はじめたChatGPTとの英会話が一番気に入っています。

下の画像がこちらが実際の会話の様子です。例として「I'm weak for alcohol. But I like 日本酒.」と話すと、ネイティブ的には全然ダメな英語ですが何を言いいたいのか察して「添削・別の表現の提案・返事」をしてくれます。

わからない単語は日本語のままでOKなのが地味にすごいところです。日本語もわかるネイティブの先生と言ったところです。

この記事ではわたしがChatGPTとどんなふうに英会話の練習をしているのかを解説していきます。

アップデートの履歴:
2024/03/05:ワンクリックで英会話をはじめられるGPTsも追加しました。(ChatGPTに課金しているユーザーのみ利用可能)

2024/03/03:
・ChatGPTブラウザ版とアプリ版に音声読み上げボタンが登場したのでそれに対応しました。(今回のアップデートでだいぶスムーズに英会話ができるようになったと思います。)
・公式アプリ版での使い方を追記しました。

2023/10/30:
・記事を整理して読みやすくしました。またCustomize ChatGPT(旧Custom instructions)に対応しました。

2023/09/29
※ChatGPTが公式で音声対応したので近々アップデートしたいと思って一ます。ただ、いまのところ動作が不安定で遅いのと、字幕がリアルタイムで表示されないので、これまでのやり方の方が初心者にはやりやすいかもしれません。ちなみにChatGPTの英語の発音は非常にきれいでした。

2023/07/01:
・一部を日本語のまま喋っても添削で教えてくれることに気がついたので、それを踏まえて使用例を変更しました。

2023/06/30:
・OpenAIのプロンプトエンジニアリング公式ガイドに従って一部のプロンプトを変更しました。
・ChatGPTの返答の内容が見やすいような形式に変更しました。
・英語レベルを伝えるためのTOEICの点数の表記をよりChatGPTが解釈しやすい形に変更しました。

2023/06/30:
・Voice Control for ChatGPTの拡張機能のリンクが切れていたので修正しました。


オンライン英会話よりもやりやすいと感じたのはなぜか?

はじめて聞くと、「ChatGPTを使って英会話を学ぶなんて冗談だろう」と思われるかもしれません。しかし、私が感じるに、これまで経験したオンライン英会話と比べて、意外とChatGPTとの英会話にはいいところがあります。

たとえば、

・毎回必ず添削してくれてより適切な表現を教えてくれる。(ただしプロンプトの設定が必要)
・講師に気を使うことなく学習できる。(学習によるストレスが減り、疲れにくくなる笑)
・オンライン英会話の講師だと意図を汲んでくれないことも意外と理解して添削してくれる
・予約せずに、好きなタイミングで英会話の学習を開始できる

などのいいところがあります。やる気がある人にとっては最高のツールが登場したと言えるでしょう。

ChatGPTとの英会話はこんな感じ

最初にあげた会話の例の中身を解説します。

翻訳するとこんな感じです。

ChatGPT
訂正:私はアルコールに弱いが、日本酒は好きだ。

訂正の理由
・「私はアルコールに弱い」という表現は理解できるが、アルコールに影響されやすいことを表現する最も正確な方法ではない。「酒に弱い」の方がより具体的である。
・"日本酒 "は日本酒を指す日本語である。英文でわかりやすくするためには、"Japanese sake "を使うのがよい。

代替表現
1. 私はアルコールが苦手ですが、日本酒は好きです。
2. アルコールは苦手だが、日本酒は好きだ。
3. 私はアルコールが苦手ですが、日本酒は好きです。

返事と質問
好きなお酒が見つかってよかったですね!日本酒のどんなところが好きですか?

各項目を少しくわしく解説します。ChatGPTからの返答の内容は、事前に設定したプロンプトに基づいて以下のように構成されています。

・Correction: (添削後の文章)

これは文法ミスや不自然な文を修正した文章です。スペルミス、単語の誤り、文法ミス、不自然な点な部分が修正され、より自然な表現になります。

・Reason for the correction: (添削内容の解説・文法の修正箇所)

具体的にどの部分を修正したのかを教えてくれます。今回のケースでは、
・まずは「酒に弱い」を直訳しても伝わりにくいという説明がされています。代わりにI don't handle alcohol wellなどの表現がおすすめされています。
・また、日本酒はsakeまたはjapanese rice wineと教えてくれています。

・Alternative expressions: (ほかの適切な表現方法)

別のより適切な表現方法を教えてくれます。添削された文章からは文法を学ぶことができますが、こちらではネイティブが使うようなよりよい表現を提案してくれます。

実際のところ、これが特に参考になるかもしれません。添削された文章は文法や単語はなおりますが、ネイティブスピーカーから見てあまり使わない表現かもしれないからです。

・Your reply and question: (ChatGPTからの返事と質問)

英会話なので添削だけでなく、ChatGPTからの返事があります。さらに、会話が続きやすいようになにか質問もしてくれます。

実際の流れ

具体的なやり方は記事の後半で解説しています。

①音声入力する

ChatGPTに話しかけて音声を入力します。話した内容がテキスト化されます。もちろんタイプしてテキスト入力も可能です。

②返答を聞く

ChatGPTから返答が来てから、読み上げボタンを押すと返事を聞けます。
または、拡張機能を入れるとChatGPTが返事を書き始めるとすぐに自動的に読み上げてくれます。もう一度聞きたい場合は、サウンドボタンか読み上げ機能を使用します。

③高速辞書で単語を調べる

以下の動画のように、高速検索可能な辞書を使用します。これにより、タイムラグがほとんどなく、ストレスフリーで単語の意味を調べることが可能です。(※この動画はBGM音が出ます)

④必要なら日本語に翻訳

翻訳したい部分がある場合は、そのテキストを選択し、翻訳機能を使います。

※スマホでも楽にできます

ここでは、iPhoneのChatGPT公式アプリを例に解説します。SafariなどのブラウザはPC版と同じように使えます。

音声入力:右下の音声入力機能を利用すれば、音声で入力できます。Whisperという高精度な聞き取り機能が使われています。

音声入力する場合

音声出力:ChatGPTの返答テキストを長押しして、「Read Aloud」をクリックすると、音声で内容を聞くことができます。また、「Select Text」で選択したテキストを翻訳したり、辞書で単語の意味を検索したりすることも可能です。

音声で聞く場合

・翻訳や単語の意味を辞書で調べることも可能

Select Textでそのまま全体を翻訳する場合

・単語を辞書で調べる(Look Upを選択)

・辞書で意味を確認

ダルビッシュから学ぶ成功へのアプローチと継続のコツ

ダルビッシュ選手の英会話上達法のように、完璧さを追求するよりもまずは試してみてフィードバックを得ることが大切だと思って取り組んでいます。理解力が高いChatGPTが対話の相手なので、たとえ単語が羅列された形でもまずは話してみるというやり方です。

そこから添削を受け、新たな表現を学ぶというプロセスを繰り返すことで、スキルアップが図れるかと思っています。(時間のある方はこの動画もおもしろいので視聴してみてください。)

環境のつくり方

注意点:ChatGPT plus(課金版)で使えるGPT-4を使用することを推奨します。無料版のGPT-3.5の動作確認は細かいところまで行っていません。そのため、予期しない問題が発生する可能性があります。

以下のプロンプトをふくめた、環境のつくり方の手順は買い切りです。アップデートにともない価格が変動することがありますが、一度購入した方はアップデート後も追加料金なしで閲覧可能です。

(今後アップデートしたいこと)

・会話のネタや話題を提供する仕組みの追加(これは日常会話をChatGPTが学習するメモリー機能が全員に解放されればできそう。)
・よりパッと目に入ってきやすい返答のスタイル
・全体的にこの記事も読みやすく修正することがあるかも

使用ブラウザ

拡張機能の利用のため、Google Chromeを使用してください。(スマホ(iPhone)の場合はおそらくなんでもよいですが、わたしはSafariか Chromeで行なっています。)

プロンプト

以下のプロンプトをコピーし、そのままChatGPTに貼り付けてご使用ください。あるいは、ChatGPT課金ユーザーの場合は以下のGPTsのリンクを開いて、英会話をはじめてください。

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