原価計算4〜Cost Accounting〜
皆様、こんばんは。Martinです。
今回は、Cost Accountingの計算方法第二弾、Process Costingです。
1回目の内容をベースに解説をしていきます。
もしまだ読んでいない方がおりましたら、下記にリンクを貼っておきます。もしよろしければ、読んでみて下さい。
計算方法第一弾:Job-Order Costing
(https://note.com/martin18/n/n5c6fe13bae4a)
第二弾では、Process Costingについて学んでいきたいと思います。
それでは、早速解説に移っていきたいと思います。
Process Costing(総合原価計算)
前回とは異なり、大量生産を行う際に使用される原価計算です。
工場で大量生産して、大きなショッピングモールなどで売られる製品等に使われる計算方法です。
そのため、お近くのスーパーなどを想像して頂ければ結構です。
Process Costing
Process Costingとは、総合原価計算と呼ばれます。
大量生産形態に対応した原価計算と方法であり、一定期間に発生した原価を集計し、製品単位あたりの製造原価を計算するものであります。
製品一つひとつではなく、同じ製品が大量に入っているケースを一つの製品として扱うようなイメージです。
計算方法
発生原価を直接材料費とそれ以外の原価(加工費)に分類して集計をする。
1)発生時
今までの学習の中で、直接費と間接費がありました。
それを足したものが発生原価となります。
内訳をみてみましょう。
・製造直接費(直接材料費・直接労務費・直接経費)
・製造間接費(間接材料費・間接労務費・間接経費)
これを、Process Costingを使用する場合、計算方法を変更します。
Processing Cost(加工費)という科目を使用します。
加工費=直接労務費+直接経費+製造間接費
そのため、Process Costingの発生原価の内訳は、
・直接材料費
・加工費
上記2点の合計になります。ここでのポイントは、直接材料費と加工費を分けるということです。
さらに、加工費は進捗度によってInventoryの種類が変わります。
そして、内訳を変更しても、発生原価の合計は変わりません。
Job-Order Costingよりもざっくりとした計算方法ですね。
あとは、Job-Order Costingと同様に完成済・引渡済で売上に計上する。完成済・未引渡でInventory(Finished Goods)で計上をする。未完成・未引渡でInventory(Work in Process)で計上をする。
これを抑えれば、Process Costingはマスターです。
少し異なることがありますが、コンセプトは原価計算ですのでしっかり抑えておきましょう。
まとめ
非常にざっくりしていますが、ほとんどJob-Order Costingと一緒ですので、照らし合わせながら見ていくとイメージが湧くと思います。
小さい製品を大きな塊としてひとつの製品として計算をするということを念頭に置いておいて下さい。
それでは。
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