【個展】桜井祥直(Sakurai Yoshinao)「自然と不自然の嘘」@鳥取 ギャラリーそら
桜井氏は、皆の夢を叶えるコンサル写真家だ。突き詰めれば、対話機能のついたコンサルティング型フォトアプリとでも言い表そうか。桜井氏とその作品には全て、「対話」や「協働」の跡がにじんでいる。
今回が初の個展となる彼の世界観は、現実と虚構が混ざり合うポートレイト集となっている。素のストレート写真もあれば、撮影後の画像処理によって生み出された「虚構」もある。共通しているのは、彼の地元・鳥取を舞台として、その土地の歴史や伝説を踏まえながら、写真家とモデル、小道具や衣装などの制作者らが、共に意見を出し合って紡ぎ上げた、協働による物語の一篇であるということだ。
本blogでは、山陰・鳥取を代表する写真家:植田正治と、モデルとの関係性のあり方で物議を醸した写真家:荒木経惟との関係についても言及した。
写真家は、モデルとどのような関係を築くべきだろうか?
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