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遅発性ジスキネジア(TD)⑤

引き続き、
遅発性ジスキネジア
のアメリカの研究報告です。

カッコ内は私の心の声です。




〜遅発性ジスキネジア・遅発性精神病・
世界的な衰退〜

遅発性ジスキネジアは、
精神医学の専門家の間でも、
一般の人々にも、
運動障害として認識されてました。

しかし、
ドーパミン経路は大脳辺縁系と前頭葉の
正常な機能にも不可欠である。

ドーパミン経路の調節障害は、
これらの脳の領域の機能にも障害を与え、
もしそうであれば、
抗精神薬により更なる衰えを引き起こすことが
予想されます。



大脳辺縁系は精神病症状の媒介であると考えられており、
ChouinardとJonesは
ドーパミン過敏症が慢性的な精神病症状を
引き起こす可能性を理論化した。

216人の統合失調症患者を対象とした研究では、彼らの理論を検証し、
30%が遅発性精神病に苦しんでいることを明らかにした。

(要するに、
 抗精神薬を飲んだことにより、
 本物の精神病症状が出て、
 本物の精神病になるわけですね)

より重度のケースでは、
1991年にシュイナードが書いたように、
"病気はこれまで以上に悪化しているように見える"
"新たな統合失調症や、
より重症度の高い元々の症状が現れる"

(薬飲んで治療してるはずなのに、
 薬飲んだが故に、
 更なる悪化をしてる!!
 酷い話です)


Seemanは2007年、
薬物によるドーパミン過敏症の研究の中で、
これが
抗精神病薬が時間の経過とともに、
患者を悪化させる理由であると結論づけている。

(結局飲み続けてると、悪化するわけですね)



抗精神病薬は
最初はドーパミン作動を阻害するが、
長期的にはニューロンの制御異常や過活動性の発火を促進し、
この病態は特にD2受容体が高親和性状態に、
切り替わることによって生じる。

この研究は、
抗精神病薬が長期的に改善するとされている症状そのものを、悪化させる可能性があることを明らかにしている。

(素人の体験からですが、
 私もそうだと共感できます)


他にも数多くの研究で、
TDは脳機能の低下と関連していることが
明らかになっています。

TD患者の多くは、
学習、記憶、その他様々な知的機能の低下が加速している。

バージニア医科大学の
精神科医ジェームズ・ウェイドは報告しています。

"重度の障害を持つ個人は、
最も認知的に障害を受けている。

また、
TDは死亡率の増加と関連していると研究者は判断している。

(☠️☠️☠️)


しかし、
これらの知見にもかかわらず、
精神医学は
20年以上もの間、
TD(遅発性ジスキネジア)に
目をつぶったり、
この障害の重症度を軽視したりしてきました。


以上
今回はここで区切ります。




素人の私の単純な考えですが、

向精神薬、
特に
抗精神薬は一言で言うと、
脳の機能を麻痺させ鎮静化
させる薬です。

だからこそ、
高容量注射では、
暴れる人も瞬時におとなしくさせることができます。

落ち着きのない動き回る発達障害の子供も、
おとなしく座ってることができるようになります。

ドーパミン過剰が原因と推測される、
幻聴幻覚も治ります。

抗精神薬を飲んでる人達、

自分は薬物で脳を沈静化させる、
麻痺させる必要があるくらい、
自分は異常な精神状態なのか、
幻聴幻覚により通常を保てない状態なのか?


自分で冷静に判断する必要があるように
思われます。


まぁ、
精神病患者は病識がない!!
という
お決まりの言葉で一蹴されますけどね。

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