見出し画像

パニック障害に苦しんだ谷崎潤一郎

大正、昭和を代表する日本の作家の
谷崎潤一郎。

若い頃から、
ノイローゼに悩んでました。

現代なら、
間違いなく「うつ病」青年として、
抗うつ薬が盛られてたことでしょう。


そして、
谷崎潤一郎は、
現在でいう「パニック発作」に
罹患してました。


谷崎潤一郎の短編「悪魔」にも、
パニック発作の症状が書かれてます。


汽車が恐ろしくて仕方なくなる。

恐怖感が頭の中を暴れ回り、
わけもなく身体が戦慄し、
動悸が高じて、今にも気を失いそうになる。

動悸、息苦しさに加えて、
手足の痺れや冷感、
過呼吸、吐き気など
様々な不快な症状に襲われる。

自分の脳が今にも破裂するようだ!

映画館や床屋も恐怖の対象だ。

と、
谷崎潤一郎は書いている。


ところで、
向精神薬に詳しい人なら、

お察しの通り、

それらの症状って
何かに似てますよね!?

(笑)

そうです!
離脱症状そのものですよね。


谷崎潤一郎は、
睡眠薬ヘビーユーザーでしたからね。

そもそも
パニック発作も睡眠薬が原因
でしょう。


私も、
おそらく
ベンゾジアゼピンが原因で、 
酷い不安発作、パニック発作に苦しみました
から。

まさに、
スーパーにも1人で行けなくなりました。
美容院にも母親に付き添って行ってもらう始末。


それでも恐怖で、
動悸しまくりでした。

不安発作、パニック発作に苦しんだ
谷崎潤一郎じゃないんですよね。


睡眠薬の離脱症状、
多分常用離脱に苦しんだ谷崎潤一郎
てのが
真実だと思います。


わたしの精神科医をも上回る洞察力によると
ですけどね

(笑)

谷崎潤一郎は、
長期間睡眠薬を飲んでたから当然と思い
ますが、
腎臓やられました。

後年は腎疾患に苦しみ、
それでも80歳近くまで生きたから、
ある意味、
薬に強い体質だったのかもしれませんね。

谷崎潤一郎って、
耽美派といえば美しいけど、

要は変態マゾヒストだったわけです。

恋人に
「わたしを虐めて下さい」
とか、
手紙を書いてた(笑)

もう一度、
作品を読み直さないといけませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?