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【第3回】フィルムライカで夢見る星 ネガフィルムは天の川の夢を見る。

本Noteはタイトルの通り、第3回目である。
目指していることはフィルムカメラで星の写真を撮り、それを展示会に出すということだ。

ちなみに展示はフィルムさんぽ展
8月末から9月の1週目まで実施されるイベントなのでこの夢見るシリーズの集大成はそこで発表したい

それを実行するにあたっていろいろ挑戦をしているというのがこのシリーズだ。作例は最後にまとめて掲載した。

よければ、過去の挑戦分も合わせてみていただけると幸いである。
第2回分は、カメラ記事まとめでも取り上げられた。うれしい。


いざ出陣

2023年5月末
千葉県 某所

なぜ前回から日が空いたのか。
新月期の間に晴れの日が本当になかったから。
そもそも撮れるチャンスがなかった。
天体撮影の難しいところだ。

テーマ フィルムで天の川撮影に挑戦

テーマの通り、天の川をどんな感じで撮れるのかをテストする。
あと、星景写真にも挑戦してみたいところ。
もしできが良ければそのまま展示作品になるかもしれない。。。

選ばれたフィルムは、前回に引き続き。。。

SperiaPremium400

色味、露出時間共に問題なしと判断した。
また今回は露出時間を稼ぐためにソフトフィルターを使用する。
星撮りにおいてISO400は非常に心強い
リバーサルだと増感して200。。。

この一段分の明るさがいろいろ効いてくる、はず。

使用機材

LEICA M3
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC II

赤道儀
VIXEN POLARIE U




トラブル発生

到着してから思い出したことがあった。
あ、レリーズ忘れた。

というわけにもいかないので気合いでなんとかすることにした。

気合いとは、バルブ撮影で息を止めてシャッターを押し続けることだ。

。。。

終わった。
ネガフィルムは天の川の夢をみる、が現実になってしまった。
夢ではなく現実のものにしたかったのだが。。。




試して思ったこと

今回の一番教訓はレリーズの重要性だろう。
次回から絶対にレリーズを忘れてはいけない。終わる。
計画も何もない。ただ終わる。




無限の可能性

そんな中撮影してきたが、可能性を感じるものがあったのは幸いだ。
思いの外天の川は写るようである。
また、Ha光の赤色が綺麗に出ているようにも見受けられる。
天の川をレリーズを使った上で写すことができればすごいものが撮れるのかもしれない。

無限の可能性を感じることができた。
それが大きい。

レリーズがなかったことで失敗写真を生産してしまった。
車を借りて夜な夜なドライブした末に失敗が確定してしまったあの瞬間は悲しかった。

写真を撮らずに帰ろうかなとまで考えたが諦めずに挑戦して良かった思う。

作例をぜひみていただきたいのだが、この感じだと天の川はもう撮れるので次回はリバーサルフィルムで挑戦してみたい。
あとは中望遠レンズで天体を撮影してみたい。




作例

星景撮影は厳しかった。
フィルターを使いたかったがそれをつかうためのアダプターリングも忘れていたので使えず。
本当は21mmで試したかったが無理だった。


蠍座と、このスポットで有名なベンチを入れての撮影。
灯台ということもあり、かなり明るいスポットだった。

Leica M3
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC II
SS:60s F1.4 SuperiaPremium400


F4ではお話にならない。

Leica M3
Voigtlander Color Skopar 21mm F4P
SS:120s F4 SuperiaPremium400



天の川は写るということが確認になった一枚。
うーん、レリーズ忘れが非常に痛い。痛すぎる。

Leica M3
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC II
SS:120s F1.4 SuperiaPremium400


みなさまも撮影の際の忘れ物には注意していただきたい。。

第4回はリバーサルとネガの予定だ

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