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【転職面接】失敗を物語の一部として語ることが重要

面接だと自分をよく見せたいと思い緊張してしまいますよね。

私も同じで「面接では自分の悪い部分を見せてはいけない」と勘違いをして、相手の質問に対して結論から答えるのではなく言い訳ばかりの受け答えで落ちた経験がります。

そんなあなたに伝えたい面接でやってはいけないこととは「失敗を隠す」ということです。
失敗を堂々と話せるようになるだけで、緊張もしなくなり、いつも通りの自分で面接に臨むことができます。

また、実績は職務経歴書を見ればわかります。
面接官が本当に知りたいのは、辛い状況からどのように改善したのか?という面接でしか聞けない話です。

では、面接で失敗しない方法について見ていきましょう。

面接官が知りたいこととは?

まず初めに、面接の目的や面接官の知りたいことを理解する必要があります。これを理解するだけで、どのように話せば良いかわかるはずです。

■面接官が本当に知りたいこと

  1. 内定後ちゃんと長く働いてくれるか

  2. 応募者の人柄

1.内定後ちゃんと長く働いてくれるか

せっかく転職エージェントや転職サイトに費用を払い、時間をかけて採用した人が1年も経たずにやめてしまえば、会社としては大きなマイナスになります。

なので、できるだけ採用後は当社の問題を解決してくれて、長く働いてくれる人を求めています。

面接官が「転職回数は見ません」と言っている企業でも、業務委託ではなく社員として採用するということは少なからず当社では長く働いてほしいという気持ちがあります。

そして、それを知りたいときに聞かれるのが「退職の理由はなんですか?」です。

これはとても重要で、転職回数が多い人ほど全ての転職について退職理由を聞かれます。

これは事前に準備しておく必要があり、気をつけるポイントはこちらです。

・前職の不平、不満を言わない
・スキルアップなど前向きな転職理由にする

転職を決意したということは、確実に前職への不満があるはずです。私も気持ちはわかります。

もし、今働いている環境に満足していれば転職を考えることはないでしょう。しかし、面接では正直に話すことはありません。

何も考えていない嘘の話をするのは入社後にバレてしまう可能性があるので、自分が思っている不満をできるだけポジティブに伝えるようにしましょう。

一番良い理由は、「培った経験をもとに挑戦したい」という内容に置き換える事です。

学びたい場合は「独学で〇〇などを勉強しているが、実際の業務で活用できる御社を志望しました。スキルは現職の社員より劣るかもしれないが、前職での〇〇な経験を活かし、業績貢献に全力で努めてまいります。」

上記のように未経験職種でも使えます。
同じ職種の場合は以下のように伝えます。

  • 今より大きい会社に行く場合:「大きな市場で挑戦したい」

  • 今より小さいスタートアップなどに行く場合:「新しい市場で挑戦したい」
    そこに、「なぜ?」という思いを付け加えれば完璧です。

大企業のトップダウンマネジメントに疲れているなら、自分がオーナーマインドを持ち、前のめりに働くことを伝えれば良いでしょう。

あなたが前職に対して様々な不満があったとしても、採用する会社には関係ありません。

面接官が知りたいことは自社の課題を解決してくれる人材か?ということなので、会社の課題を前向きに改善していく人材になり切る必要があります。

どんなに嫌なことがあったとしても、面接官はエージェントではないので、あなたに寄り添ってくれる可能性は低いと思います。

あなたが与えられる企業メリットをしっかり伝えれるよう準備しておきましょう。

2.応募者の人柄(失敗談あり)

はい、私はここで重要なミスを犯しました。

「人柄って人それぞれじゃん。」と思うかもしれませんが、それではダメです。
ここでは「自分が一緒に働きたい」と思う人柄を演じなければなりません。

私は面接で「貴社の課題を改善できる"完璧な"人材」を演じてしまったのです。嘘をついたのではないのですが、自分の失敗を隠そうという気持ちで受け答えをしてしまいました。

しかし、面接官もプロなので、質問に対して結論から答えず言い訳ばかりをしていると気付かれます。

今思うと、とても恥ずかしい失敗です。

ここで大切なのは嘘をつかず、全て正直に答えても魅力的に思わせるようにしなければなりません。

重要:失敗談を話すときは、そこで学んで改善したことまでをセットで話す。

そうです。失敗のない人間なんていません。逆にいうと失敗が多い人ほど挑戦が多いという証です。

なので、恐れずに失敗談を物語の一部として話すように意識しましょう。

〇〇の失敗をしたが、そこから学び、改善して、〇〇を達成しました。

あなたの実績やプラス要因については職務経歴書で面接官も把握しています。
なので、面接では失敗したことをしっかり改善し、成功に導けるということをアピールしましょう。

職務経歴書が物語の目次で、その詳細な内容を失敗談や苦労話も交えながら話すことが重要です。

自慢話ばかりだと面接官も辛いし、挫折のないドラマはつまらないものです。

  • どんな失敗をしたのか?

  • 辛かったことはどんなことか?

  • そこから何を学んだのか?

  • どのように改善して実績を出したか?

ドラマの主人公になった気持ちで話すと人間味があって大変良いと思います(笑)

人は悪い時ほど本性が出るものです。それは面接官も理解しており、悪い状況の話を聞いて"人柄"を判断しています。

なので、しっかり誠実に失敗談を話し、どのように対処していったかを伝えれば「この子は嘘をつかず、誠実に失敗に向き合える人だ」という形でプラスの印象を持つはずです。

最初は自分のマイナスな話をするので不安もあると思いますが、面接前にしっかりとメモして整理しておけば大丈夫です。

何回も面接で失敗した人が素晴らしい内定をもらえると信じています。

今、現職の業務と転職活動で辛いかもしれませんが、最高の職場に出会えることを信じて頑張りましょう。

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