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【面接対策】面接は自分自身を売り込む営業

面接って緊張しますよね。一方的な質問に回答するだけの会話を繰り返して、想定の時間より早く終わる事はないでしょうか。

そのパターンは大体落ちていると思います。

では、どのような面接をすれば受かるのか具体的に見ていきましょう。

面接官の気持ちになって”会話”のキャッチボールを意識する

友達とランチや居酒屋に行った際は、一方的な質問に答えるというシチュエーションはないですよね。質問に答えつつ、こちらからも質問を投げるというのが自然なコミュニケーションだと思います。

では、面接ではいかがでしょうか。

もし、自分が面接官ならどんな面接が最高の面接だと思いますか。

逆の立場になって考えるというスキルは営業でも転職でも恋愛でも大切です。自分が面接官だとして、とても緊張している転職者が訪れ、基本的に無口で、質問に答えるだけの人材なら採用したいと思えるのでしょうか。

また、面接は面接官自身も緊張している場合があります。だからこそ、こちらから積極的に会話を進めるように意識していく必要があります。

カジュアル面談だと選考に進んでもらうために、会社の方から会社概要の説明に入るパターンが多いです。意外と緊張している面接担当者は多くはないです。

私が意識しているのは、相手も緊張しているかもしれないという気持ちを持って臨むようにしています。

面接や面談スタート時のアイスブレイクでは笑顔で質問に答えつつ、面接官自身に質問するようにしています。

誰でも自分についての話は答えやすいです。会社への質問では面接官自身に寄り添った質問を最初にするだけで味方にすることができます。

【例】
へぇー、部署外のランチMTG多いんですね。〇〇さんも他部署とご飯に行かれたりするんですか?

このような形の質問をすると「私は人事なので、社員の〜」のような形で何かしら頑張った話を聞け出せるかもしれないので、「大変ですね、でも風通しの良い環境に〜」ように面接担当者の苦労に寄り添いつつ会社を否定しないで話を進めたら悪くないと思います(笑)

先方のプレゼン中には定期的に質問しながら、一方的に説明を聞くわけではなく"会話"を意識しています。急に質問するとびっくりするのでリアクショを取りつつ質問欲しそうなタイミングで投げるか。

「ここまで大丈夫ですか」の時に質問して、相手のプレゼンを休ませてあげるように意識しています。

これは面接でも一緒です。こちら側への一方的な質問が来たとしても回答しながら応募企業について逆質問を途中で入れていきます。

質問の回答からの流れ:「私は〇〇のように考えて△△おこなっておりました。御社の記事を拝見し〇〇な考えに大変共感したのですが、御社ではこのような場合はどのよう対応されていますでしょうか」

上記のように回答と質問をセットに話すと会話のキャッチボールがうまくいきます。

私も面接官を担当したこともあるのですが、面接前にいくつも質問を用意すしています。しかし、一方的な返答しかない人はしんどくなるし、印象に残りません。

そもそも一緒に働きたいとは思いません。なので、できるだけ会話のキャッチボールを意識して臨むのが良いと言えます。

自分を悪く見せないようにという視点より、面接官の時間を有意義にしてあげるぐらいの気持ちで臨むと好印象間違いなしです。

余談ですが、自分の能力や経歴が魅力的になればなるほど、相手は緊張します。それこそ価値のある人材だと思っています。

そんな時こそ”親しみやすい人”でいたいですね。

営業と思って話の主導権を握る意識をする

面接官の質問に委ねるとダメな原因はもう一つあります。

相手が緊張している場合は素晴らしい質問が来なかったり、自分が伝えたいことを伝える前に面接が終わってしまうパターンがあります。

なので、この面接の主導権は私が握るぐらいのモチベーションがちょうど良いと思います。

先ほど質問の回答とセットで質問を投げると書きましたが、その質問は自分のしたい話に誘導するのが望ましいです。

聞いてほしいことを聞かせるために会話をデザインします。

職務経歴書から深掘って聞かれた時の質問の回答例を準備しておくと最高です。逆に一般的に聞かれる質問しかなかった場合は、面接官のレベルが低い可能性があるので、こちらからの誘導が必要です。

職務経歴書でわかる内容だけを話す面接は時間の無駄になりますので、少しでも相手の印象に残るよう気をつけましょう。

また、質問が多い場合は志望度が高いと思っていただけるので一石二鳥です。積極的に質問を繰り返しながら会話のキャッチボールを意識すると”仲良しの友達”のような関係を作れるのでベストです。

前半、後半に分けて質疑応答のシチュエーションを逆にする面接は多いですが、あれはお互いに緊張して深い話まで辿り着かないパターンがあるので、できるだけ自然なキャチボールを意識しています。

面接官も1人の人間です。知り合いに話す感覚で自然の会話を意識すれば問題ないと思います。

これはあくまで私個人の考え方なので、上記が正しいというわけではありません。また、人によりフレームワークからハズれたパターンを嫌う人もいるので事前に確認できる場合は面接担当者の名前などを聞き、調べておくとベストです。

私は役員以上の面接の際は調べるように心がけています。そして会社ではなく、その人個人への質問をし、できるだけ気持ちよくさせるように意識しています。

媚び売っているように聞こえるかもしれませんが、役員以上のキャリアを築いている時点で興味を持つところはたくさんあります。

なので、「本気であなたの経験や考え方から学びたい」という気持ちでする質問はそこまで嫌に思われることはないと思います。

さいごに

”面接”と聞くと会社から一方的に評価されるだけで、嫌な思いをしにいくと連想しがちです。

しかし、見方を変えると、タダで企業のことを知ることができます。他業種の面接なら業界のことを面接を通して学ぶことができます。質問の量に応じてこちらの知識も増えていきます。

また、自分の話をすることで面接官からフィードバックがあり、改善ポイントや逆に現職では評価されていないけど、他社では評価されるスキルや考え方に気づくことができます。

一つ一つの面接を”成長に繋げる”という思いで臨むと、嫌な気持ちも少しは薄れるかもしれませんね。


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