スライド1

【インサイト】マーケターがブロックチェーンに注目するべき理由とは?

ゴールデンウィーク休みという事で、今回のブログではブロックチェーンとマーケティングに関わるインサイトを紹介します。

コラボゲートでは、産業でのブロックチェーン活用の話を企業の方と行なっっていますが、これは顧客活動の変化というのが一つ大きなポイントになってスタートしています。

今回は抽象度がぐっと上がる話なので、「あーそうか」ぐらいで読んで頂けると嬉しいです!

テーマは「マーケターがブロックチェーンに注目するべき理由とは?」。実は海外のマーケターの中で、ブロックチェーンの技術をどのように活用するのかという議論が活発に起き始めているのが、特に昨年の半ばからのトレンドです。

これは単にソーシャルメディアでのインフルエンス活動だけでなく、消費者行動の変化に伴って各企業のエグゼクティブが事業を作っていく上でも気にしているポイントになります。

私自身マーケティングに関連する研究を今までソーシャルメディアだけでなく、政治やEC関連など様々な分野で実体験をもとに行ってきたのですが、なぜブロックチェーンがマーケティング活動上非常に重要になるのかを連載を通じてご紹介したいと思います。

まず、大きなクエスチョンからスタートすると

そもそもマーケティングとは何か?

という疑問が出てくるのではないでしょうか?

ブランディングや価値交換、顧客視点など様々なイメージを持っていらっしゃる人もいるかと思います。

本音を言うと、

人それぞれの捉え方があってそれでいい

と言うのが結論です。

ただ、マーケティング活動というのは定義はされています。

アメリカマーケティング協会が発表している表現で

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.

マーケティングとはあくまで活動の一つであり、仕組み化する事で新しい価値を創造し、伝達を行い、コミュニケーションを通じて価値交換を顧客やクライアント、幅広い社会と行うことを前提とするという内容を2013年7月に新しく発表しています。

今回の定義が現在のマーケティング界で引き合いに出される "マーケティングとは一体何か" という質問をした時に返ってくるだろう一般的な答えです。

これはあくまで概念の話なので重要なことは、「この概念をちゃんと自分の言葉で解釈して、そこに最適なステークホルダーを当てはめていくこと」に尽きます。

なので、マーケティング自体を個別の〇〇と捉えるのではなくて、全体として活動を見ていく必要があります。例えば、アドテクノロジーとかウェブマーケティングとかの話が引き合いに出されたりしますが、その言葉そのものはあくまでマーケティング活動の一つであって、マーケティングそのものではありません。

実はここが重要なポイントで、1940年代にJames Cullitonというハーバードビジネススクールの教授が The concept of marketers as "mixers of ingredients,"という話をして以来、マーケティング活動というのは複数の要素を複合的に混ぜ合わせて、その各々の活動を組み合わせることによって価値を最大化していくものとしてマーケティング担当の人たちは各々ミッションに取り組んできました。

この概念は実は今でも変わっていなくて、マーケティングとはある種の組み合わせによって存在するものというのは常に重要な役割として各国のマーケターの間では理解されています。

例えば、皆さんが商品に関して考える際に、それはマーケティング活動の一つではあるのですが、マーケティングそのものではないというのが正確な答えになります。

なので、マーケティング活動自体は実に柔軟性がありその中にいかに色々な役割を巻き込んでいくのかというのがポイントになっていきます。新しい技術が出てきた時にその技術をマーケティング活動に巻き込んでいくことも重要な発想で、マーケティング活動の中身が技術によって変化する事で活動全体も変化していく事になります。

マーケティング活動とは

商品×プロモーション×価格×チャネル×ブランド×ロジスティックス...である。従って、商品とロジスティックが全く新しいものに置き換われば、そこから生まれる活動は全く別物になる

というのが本来のマーケティングミックス、マーケティングということが定義化され始めた際に考えられた理論です。

ここから言えることは、新しい技術の話が出てきた時にマーケティング活動がどのように変化して、どこに向かうのかを考えていく必要があります。

その変化を考えていく時に重要なのが、

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.

改めてこの定義です。

徐々にマーケティングミックスに含まれる活動が多くなるにつれて、あれもやる、これもやるみたいになってしまいますが、いかに周りのステークホルダーと呼ばれる人たちに価値を提供していくかということが鍵になります。

少し駆け足でマーケティングとは何か、そして今後どのように変化していくかを紹介していきましたが、次回は具体的なモデルの変化を抑えていきたいと思います。

本日のトピックは以上で終了です!

気になった点は気軽にコメント、ソーシャルでご連絡お待ちしております!


ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!