ブロックチェーンでも加速するメッセージアプリ競争とは？
FacebookのLibraのような取り組みは今後も増えていくだろうと思います。
特にメッセージアプリの競争の加速が大きく影響していきそうです。
韓国のメッセージアプリカカオは“Klip”と呼ばれる仮想通貨ウォレットを開発しています。
ブロックチェーンを開発する部門GroundXが主導していて、デジタルウォレットを通じてユーザー情報とデジタルアセットの管理ができるものです。
Klayの技術を基盤としたノンファンジブルトークンなどを活用し、ゲーム上で獲得したトークンはKlip上に保存し、他のユーザーと交換することができます。
メッセージアプリの浸透率は国によって大きな変化が見られます。
特にFacebookグループのWhatsApp、メッセンジャーは多数のマーケットで大きなシェアを取っており、一部のローカルアプリを除くとシェア争いが加速しています。
デジタルマーケティングの調査によると、58%のユーザーはブランド広告などに非常にセンシティブでアドブロッカーを活用するなどユーザー内でも傾向がわかれ始めています。
6月にメッセージングアプリ大手のTelegramはパブリックからの資金の調達を行なっています。
提供するGramトークンは今までの調達で一部の機関投資家に限定されていましたが、今回は一般に向けて提供が始まっています。
調達によって開発しているTelegram Open Network (TON)の拡大に投資され、ブロックチェーンをベースとしたデジタルコミュニケーションを加速させていきます。
CivicScienceの調査によるとFacebookのリブラプロジェクトはBitcoinと比較するとユーザーからの関心が盛り上がっていないと発表しています。
今回の調査はCivicScienceによって行われ、1,799の回答があったアメリカの成人からはLibra自体はBitcoinやイーサリアム、Rippleなどと比較すると信頼できないという調査結果が出ています。
Facebook自体のデータ管理に懸念を抱いている人たちも多く、77%のアメリカ人が個人情報の管理でFacebookは信じられないという答えています。
メッセージアプリはブロックチェーンや仮想通貨にビジネスラインを広げており、今後の動きにも注目です。
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