#24「トレンド推移が知りたいなら、バックナンバー。」

例えば、ある特定のターゲットに商品を売りたい!サービスを活用してもらいたい!とした時。

マーケターとしてそのターゲットに関して、根掘り葉掘り分析する。(=そのターゲットの解像度を上げることに努める。)
その中でも、ターゲットのインサイト推移やトレンド推移を知りたい場合は、バックナンバーがオススメ
※雑誌のバックナンバー。スリーピースバンドback numberでは無い。


でもさ。
トレンド推移を知りないなら、ヒット番付でよくない?

と思う方がいらっしゃると思う。ヒット番付でももちろん良いです。ただ、ヒット番付は「万人の」時代トレンドであるため、時代インサイトや時代トレンドの推移を知るにはもってこい。しかし、特定“ターゲット”に関しては、不十分なのです。


特定ターゲットのインサイト・トレンド推移把握の4STEP:

1. ターゲットが対象となるの雑誌を特定する
2. その雑誌の今月号の表紙を見る
3. 同じ月の1年前の表紙を見る
4. 同じ月の5年前/10年前の表紙を見る

以上。


同じ月・同じ雑誌。

というのがキーポイント。
同じ月。なので、季節変数が固定される
同じ雑誌。なので、トンマナ変数が固定される。(もちろんターゲット変数も固定されます。)

各種変数が固定されている中で、扱われている題材やテーマが変わっている場合。それこそが紛れもない名「インサイト・トレンドの推移」である。



昔。キャリアウーマンがターゲットの戦略構築をした時。各種女性誌を分析した。まさに上記4STEPを活用し、過去からの推移で当時のキャリアウーマンの解像度を上げることに努めた。

その時に導き出したトレンド推移が、
【モテから、ウケ。】


数年前の謳い文句が「モテコーデ」「10のモテ秘訣」など、異性からの支持を意識した内容であった。
一方、当時のトレンドは「ウケコーデ」「女子ウケメーク」など、同性からの支持を意識した内容にシフト。
このシフトこそ、バックナンバー分析の賜物である。


今ではネットで「雑誌名 バックナンバー」と検索するとすぐにデータが出てくる。
トレンド推移が知りたいなら、バックナンバー。
是非活用してみてください。

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