新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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(妄想)感染症対策型イベント

※(7/7更新)参考になる感染症対策ガイドラインを最後に記載しました。情報は逐次更新されていますので、イベント実施の際には最新情報をご確認ください。


リモートマッチではありますが、いよいよプロ野球が開幕しました。

6/19 ソフトバンクvsロッテ戦をスポナビで観ましたが、視聴者数は100万以上。またDAZNではオープン戦の全体視聴数が昨対比約1.3倍と過去最高を記録。みんな待ちわびてましたね。やっぱりスポーツってパワーがある。SNSでもこの開幕戦の話題は相当あがってました。

今後は、早ければ7/10からプロ野球は観客を入れるという計画。おそらくそれと同時期にJリーグなど他の興行も現地観戦が可能になっていくことに。一方でコロナ以前と同様にはもちろんならないので、New normalに即した感染症対策を各所諸々講じていくことでしょう。

感染症対策については、色々なところでルール決めや新しい機器などの開発がされています。本noteでは「もしも感染症対策が万全なスポーツ大会を観戦しにいったら」という想定(妄想)で、現状発表されている対策や筆者が思う対策を、観戦当日の1日をなぞって紹介します。




1.スポーツ大会へ行く前

もしかしたら将来的には、オフラインのイベントに行く2週間前くらいから「アプリで健康状態を入力せよ」となるかもしれません。その間にもし体調が悪くなったり感染者と濃厚接触をしたという事があれば、場合によっては来場拒否をされることに。

先日厚労省が新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)をローンチしました。今後これがアップデートされたり、もしくは他のアプリが出てくるかもしれませんが、近い将来国民全員健康管理アプリというものが標準的になるかもしれません。

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また、会場に入る時間についてですが、これまでは試合開始の30分前くらいとか、開場したタイミングでという感じでしたが、感染リスクを下げるべく来場分散化をシステムで行う事に。このようなものは既にチームラボさんがシステムローンチしています。

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2.会場入場時

まず入場前にチケットチェックをしますが、そこでの待機列がとても長くなってしまいます。2mのソーシャルディスタンスを遵守すると、500名並んだだけでその長さは単純計算で1kmに。

そしていよいよ入場ですが、大会運営側が会場内をいくらクリーンにしていても、観客来場によって感染症がぞろぞろと入ってきては意味がありません。なので入場時というのは最も気を付けなければならない箇所。ここで行われる感染症対策は、今も行われている事が今後も基本にはなるのではと思ってます。つまり検温、消毒、申告。ただしそれらを実施をする機器等は今後どんどん進化していきます。

すでに、検温+顔認証+消毒スプレーが一体型になっている3 in 1デバイスが販売されたりしてます。直接検査をするスタッフが不要になるなど、今後注目されています。

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また、ウイルス殺菌に効果があるといわれている紫外線ですが、人体に影響が無いものが研究されているそうです。

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※感染症対策では無いですが、入場時の待機列が屋外エリアだとすると、熱中症にも気をつけなければなりません。マスク着用は体温が上昇しかつ体調悪化がわかりづらくなるので。なので主催者サイドはミストシャワー設置や日陰づくり、対応スタッフの増加などが必要になってきます。


3.会場内

各フロアごとに消毒ロボットが会場内を巡回してくれています。香港国際空港で導入された「インテリジェント殺菌マシン」はセンサーを用いて自動走行し、紫外線照射、360度スプレーノズル、エアフィルターを組み合わせて殺菌してくれるというとても働き屋なロボです。

そしてこれまでよりも頻度高く清掃スタッフが作業をしなくてはならないでしょう。それによりトイレ使用時間が限定される可能性が。
また、極力換気をよくするためにドアや窓がオープンになるかもしれません。


4.競技観戦

観客席の間隔を2m確保して計算すると、これまでの実質キャパの15%程度しか観客収容できないとされています。

※画像:宜野座村文化センターがらまんホールでコロナ対策として間隔を空けて座った場合の客席数を調査

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さすがにキャパシティの15%だと興行として成立しないので、オフラインでのイベント実施をするとなった際には観客席は50%程度はあるとは思うのですが。それ以上少ないと興行の収支以前に会場が相当寂しい感じになりますよね。。

参考記事:「国内の劇場経営者によると、これまでの収容者数100人を感染防止で30~40人に絞ると採算を取るのが難しくなり、経営が非常に厳しくなるという。」

いずれにせよ相当数の席が間引かれた状態での観戦になる気がしています。
そこで大声での歓声はあげてはいけません。その替わりに応援アプリを介してアスリートを応援する事ができます。(e.g. 応援アプリ内のボタンを押すと、会場PA機器からアスリートへの声援が流れる)

下記のヤマハさんの応援アプリは会場に来れない人のためのリモート応援を想定して作成されていますが、非常に厳密に感染症対策をするとなったら、会場内における応援もこのようなシステムを使用する、なんて事になるかもしれません。

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※感染症関係無いですが、応援時のアプリ利用が一般的になれば、ギフティング(いわゆる投げ銭)ももっと身近になるかもと思ってたりします。ギフティングについての良記事を下記しておきますね。

※これも感染症対策では無いですが、観客席にスペースができてしまうと、収益確保の為にオフラインでの観戦はVIP仕様になる=日本だとまだまだですが、海外では当たり前のビジネスになっているスポーツホスピタリティプログラムがもっと出てくるでしょうね。
一方でオンライン配信についても、会場にこれない人の為に、テクノロジーで新しいオンライン視聴の楽しみ方が出てくることでしょう。(既に実験的ではありますが、自由視点カメラ、アスリートのスタッツや心拍数が表示される、などあります)

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5.飲食

経口感染はとくに気を付けるポイント。したがってリスクを下げるという観点からその場で調理をするというものは避けられていきます。そうなると、なるべく外気に触れないような提供形態の食事に限定されてしまったり、そもそも飲食提供無しなんていう事もあるかも。またここでの行列ももちろんよくないので、JリーグやBリーグの一部では既に導入されている事前オーダーシステムがスタンダードになりますね。(e.g. 観客席でアプリを用いてオーダーして、出来上がったら売店まで受け取りにいく)


6.物販

観客の楽しみの一つであり、スポーツ興行の大きな収入の一つでもある物販ですが、感染症対策を徹底的に行った際には会場内に商品在庫やレジスターは無いかもしれません。
あるのは商品サンプルのみ。それも触って品定めをするのは感染対策上NGかも。
ではどの様に販売されるかというと、もしTシャツを買いたいとなった場合。例えば、店舗に設置されているサイネージの前に立つと画面上にはあなたの3Dアバターが創られます。そしてそのアバターには好きな服を着せる事ができますし、なんだったら袖をまくったり、髪型を変えたり、服をなびかせ眼鏡をかけてみたりと、様々なシミュレーションが可能です。

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そして、バーチャルフィッティグを経て購入を決めた際には、ECですぐに購入できる仕組みに。帰りの荷物が少ないのは良いです。
こうなると物販スタッフは現地にいなくてもいいかも。問い合わせ対応ができるように遠隔地からビデオ対応とか。(先日テスト的に出展者現地不在の展示会が開催されていました)

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もちろん、当日観戦している際に物販アイテムを着たいor使いたいということもあるでしょうから、物販ECは当日だけでなく、開催数日前からオープンしておく必要が。その際に、来場者(orチケット購入者)だけが買えるエクスクルーシブなアイテムを販売する、とかも面白そうです。


7.退場時

楽しい観戦が終了した後も、密を避けるべく分散退場。今もスポーツ興行では終了時に何かしらのイベント実施をして分散退場への策が講じられていますが、今後は自分の帰宅時間がアプリに表示されたり、退場ゲートを通過するにはその時間で無いと通れなかったりするかもです。また感染拡大防止の為に退場時にも消毒をする、なんてことも。

※画像は韓国で過去に実施された音楽ライブのゲート。消毒液のシャワーをぶっかけられています。人体に悪くない、らしいです。

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8.帰宅後

感染経路の明確化を図るために、リアルイベントに行った後の数日間は検温&体調をアプリ入力し主催者へ報告することが義務付けられたりするかもです。例えばCOVID-19だと14日以内に発症といわれているので、14日間は報告し続ける、とか。
また万が一感染者が出た場合には、イベント来場者にアラートメールが飛び、かつ濃厚接触者(GPSやビーコンなどから判定)に対しては個別連絡がいき、検査対象になるなど。イベントに行った後も気が抜けません。




おわりに

勝手な妄想とはいえ、ここまでの感染症対策だと相当に気を使ってしまいますね。運営サイドも相当なコストとカロリーがかかってしまいます。

とはいえ、あながち全部がやりすぎという訳でも無さそうです。まだ安穏とはできません。

しかしながら、イベント業界や広告業界は新しいイベントの形を模索し続けなければならず。安心安全でかつ最高に興奮するイベントが近い将来開催される事を心から祈っています。早く行きたい。(個人的には9月開催予定とされている「SUPER SONIC 2020」がとても興味深く、そして応援しています)



【参考】感染症対策ガイドライン

■発信元:内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策推進室「業種別ガイドラインについて」
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf

■発信元:公益財団法人 日本スポーツ協会「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」

https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/jspo/guideline2.pdf

■発信元:公益社団法人 日本プロサッカーリーグ「Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」https://www.jleague.jp/img/pdf/2020_0627_17276.pdf

■発信元:ゴルフ関連5団体「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン」

http://www.golf-gtpa.or.jp/gtpa/wp/wp-content/uploads/2020/06/covid19_guideline0526.pdf

■発信元:公益社団法人全国公立文化施設協会「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」https://www.zenkoubun.jp/covid_19/files/0525covid_19.pdf

■発信元:東日本遊園地協会、西日本遊園地協会、賛同企業「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」https://www.e-yuenchi.com/pdf/amusement_park_guideline.pdf




今回は以上です。長々となりました。

これからもマーケティング、スポーツ、イベントなどについて書いていきますので、よければTwitterから色々みなさんのご意見や知見を交換させてください。

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