不動産集客のSNSマーケティング成功事例と戦略公開【Instagram】
不動産業界のWeb集客はポータルサイトやSEO、リスティングが主流だったのが今やSNSを使って不動産を探すようになってきています。
実はこの流れは東南アジアの方が先行しており、分析してみるとかなり多くのことを学ぶことができます。
例として、ベトナムではFacebookグループが無数に存在しており、空きが出た不動産情報が次々に投稿されます。
みたいな流れです
直接DMでやり取りするためとても早く空きが埋まり、スムーズに機能しています。
この流れが日本の不動産市場でも増加しています。
今回はSNSにフォーカスした不動産集客のSNSマーケティングの成功事例と戦略を公開していきます。
SNSマーケティングに興味のある不動産業の方がいましたら、下記リンクからご連絡ください。
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今回のnoteでは下記内容を順番に書いていきます。
不動産集客のSNSマーケティング成功事例3つ
まずは具体的なアカウントや成功事例を見ていくことで、不動産集客に活用されるSNSが具体的にどのように機能しているのか見ていきましょう。
事例はhttps://www.zenchin.com/ より引用しています。
来店者の3割がSNS経由、来店者の30%〜50%が成約 goodroom_jp
SNSを活用することで繁忙期や閑散期に関係なく安定的に見込み客との接点を作ることができるため、閑散期でも常に安定的な集客に繋げることができています。
Instagramのフォロワーは16万4000人。
「30秒でできるルームツアー」と30秒の内覧動画を作成し、Short動画として配信。
1動画あたり3-4万人ほどに拡散されており、毎日の投稿で100万人以上へリーチしています。
SNS活用で自社サイトのPVが15倍、自社サイト経由の反響は6割に増加 ヴィダックス
運用しているSNSはInstagramとTiktok。
それぞれ1万人以上のフォロワーを獲得しています。
20代の一人暮らし女性をターゲットに「モテ部屋15秒内覧」としてShort動画で内覧ができるようなコンテンツを投稿しています。
動画の投稿は多い時は10万から20万人に見られています。
エントランスから玄関、水回り、収納、バルコニーと入室してから順番に見られるよう動画を撮影、擬似的に内覧ができるようなコンテンツを投稿しています。
ただ動画を撮影し、投稿するのではなく「20代女性一人暮らしのためのモテ部屋」というようにターゲットを絞り尖ったコンテンツを作成することで、「モテ部屋といったらこの会社」というポジショニングの確立に成功していることがわかります。
公式Lineは多い時に5000人の登録、7割が1ヶ月以内に成約 Roompa
TiktokとInstagramを利用しShort動画で内覧動画を投稿している。Instagramは2.8万人のフォロワーがおり、80万人以上にみられることも。
SNS集客による費用対効果はポータルサイトへの出稿費7000万円分に当たると同社は見ています。
投稿物件による反響で公式Lineへの登録が増え、部屋探しをしているという相談から成約するパターンが増えているとのこと。
SNSは見込み客リストを集客する媒体として活用し、成約には公式Lineを活用するケールが多く、SNSを日常的に扱うユーザー層に合わせたサービスの活用が重要なことがわかります。
不動産集客のSNSマーケティング戦略
事例を見たところで、具体的にどのような戦略をとっていくべきか紹介していきます。
戦略を紹介したのち、次の章では順序立てて具体的なSNSマーケティングの流れも解説していくので参考に取り組んでみてください。
では、戦略は下記の3つです。
順番に解説していきます。
コンセプトを尖らせる
事例でも紹介しましたが、作成するInstagramアカウントはコンセプトを尖らせましょう。
SNSで紹介した物件だけが成約するのではなく、SNSで想定する見込み顧客層を集め、LINEや対面での個別相談から成約します。
見込み顧客層に合う物件や、魅力的な物件をSNSで露出させ、後ほど解説するLINEなどにリストとして集めるのがSNSの目的です。
そのため、アカウントのコンセプトを尖らせることが大切です。
上記のように尖らせたコンテンツを作り、アカウントのコンセプトを統一しましょう。
「ラグジュアリーで1人でも住みやすい家をちょうど探していたんだ!」
「自分のためのアカウントを見つけた!」
と思ってもらえたら、完璧です。
SNSマーケティングの目的は、アカウントの名前を覚えてもらい信用してもらうこと。
ここで信頼を構築できると、商談から成約までの流れがとてもスムーズになります。
そのため、コンセプトを尖らせ「誰のためのアカウントなのか」をハッキリとさせましょう。
リードの獲得はLINEで
特に日本の成功事例では直接メールや問い合わせではなく、Line公式アカウントに問い合わせを集めている例が多いです。
Line公式アカウントを利用するメリットは下記。
しかし、もちろんデメリットもあります。
最後の1つは嬉しい悲鳴ではありますが、私が事業として運用しているLine公式アカウントでは2万人以上の友達登録があり、対応コストや配信コストが高くなってしまっています。
しかし、Instagramと違いLineのクローズドなチャット画面まで移行してしまえば、競合と比較されるリスクも減り、成約まで近いユーザーのみ対応することができます。
上記の場合Lineへの導線であればSNSからSNSへの移行なのでユーザー側もスムーズに、かつ2回ほどのスマホのタップでリストにすることが可能です。
なるべくユーザーにとって自然な導線でリードを獲得しましょう。
動画とマガジン型コンテンツを活用する
不動産集客においてInstagramを利用してSNSマーケティングを展開する場合、Short動画とマガジン型コンテンツを活用しましょう。
それぞれ上記のような役割で活用します。
Short動画はReelと呼ばれる機能で、フォロワーが0人でも数百から数千以上のユーザーに拡散されます。
コンテンツは主に内覧動画が良いでしょう。
実際に演者をキャスティングしナレーションを挿入し内覧動画を作れると良いですが、テロップのみでもokです。
はじめから完璧を求めず、まずは決めたコンセプトがウケるのかどうか低コストでテストしていきましょう。
動画編集は全てスマホで完結します。
マガジン型コンテンツでは、集めたフォロワーに「Line登録を促すコンテンツ」や「初期費用を安くするコツ」などを配信していきます。
Short動画でなんとなくフォローしてくれた見込み顧客に信用してもらい、行動してもらうために使います。
コンテンツの使い分けを意識していきましょう。
不動産集客のSNSマーケティング具体的な流れ
では不動産集客におけるSNSマーケティングの戦略について見てきたところで、具体的にどのように進めていけば良いのか解説していきます。
トピックは下記。
順番に解説していきます。
Instagramはプロフィールが重要
まず、一番はじめに取りかかるべきものがプロフィールページを充実させることです。
いくら動画を投稿しても、広告を配信してもフォロワーが増えなかったり成果につながらないのであれば、穴の空いたバケツ状態になっています。
Instagramの公式データでは、ユーザーの42%はプロフィールを見にきます。
まずはプロフィールを充実させ、バケツの穴を修復していきます。
具体的にどのようなプロフィールにすべきかは、下記のイメージです。
Instagramの自然検索からの流入のためにもプロフィールにはキーワードを含めましょう。
また、3行以上は見切れるため簡潔にあなたのアカウントのコンセプトを作ります。
ハイライトはストーリーをそのまま掲載できる機能で、リンクを入れ込むことが可能です。
Lineや過去のおすすめの投稿、キャンペーン情報などをハイライトにまとめましょう。
特に見てもらいたいものや、どのような行動を取ってもらいたいかをベースに作成します。
プロフィールの下部にはリンクを入れることができます。
Litlinkなどのサービスを利用し、リンク集を見やすく作成しましょう。
できればテキストだけでなく画像も使いわかりやすく作成します。
ここまでできれば、ある程度のバケツの穴は修復完了です。
次にいきましょう。
投稿と広告を組み合わせ集客する
Instagramで集客する方法は下記の2つ。
SNSは無料だからと、お金を掛けずに集客をしたい人がかなり多いです。
確かに無料でも集客を成功させることができますが、
上記リスクを理解しておくことが必要です。
逆に広告を活用するとコストが掛かる分下記メリットを受けられます。
成果を得るために6ヶ月間SNSマーケティングに注力するとして、人件費が20万円なら120万円のコストが掛かります。
時間をかけるよりも、1ヶ月で30万円広告費を使いフォロワーを1000以上集めることができればそれ以降の運用もかなり楽になります。
なるべく早い段階で(具体的には12件投稿した後)広告を配信して、どのようなコンセプトが刺さり、どのような投稿だとフォロワーが増えやすいのか判断しましょう。
上記のように、広告を配信して1日で数字を見て合理的に方向性を判断することが可能です。
お金を払って広告を使い貴重な時間を買いましょう。
早めに失敗や成功を繰り返し、合理的に確度の高いアカウントを作り出していきましょう。
導線を整理し問い合わせを増やす
プロフィールでバケツの穴を塞ぎ、投稿と広告で集客をしてきました。
あとは問い合わせを自動的に獲得できる仕組み作りをすればSNSマーケティングの全体像が完成します。
先ほど紹介したLINEを活用して導線を整理していきます。
プロフィールにはリンクを入れることができます。
直でLINEのリンクを貼っておくのも良いですが、おすすめはリンク集です。
などなど、リンク集で表示し見込み顧客が求めるコンテンツへ誘導します。
ハイライトでも効果的に問い合わせを獲得する仕組みを構築できます。
例えば、地方で購入用不動産を探している人向けに「1000万円以下の予算で夢のマイホームを作る方法5つのモデルケース」といったPDFを作成し、LINE登録をした人に配布するようにするなど。
LINEは特定の行動や特定のリンクから流入した人に対して、特定のPDFを配布するといった仕組みを作ることができます。
低コストで簡易的なマーケティングオートメーションを実現できるのがLINEの魅力なので、問い合わせ獲得数を増やせるよう使いこなしましょう。
ストーリーで毎日LINEのリンクを貼ることに関しては、下記の流れです。
上記のようにストーリー上で投稿をしたことを知らせると同時にLINEへの導線も貼るような形です。
Instagram等SNSマーケティングでは問い合わせの獲得や認知の獲得がゴールになります。
効果的に活用するため、成果ポイントを複数用意しておきましょう。
不動産集客のSNSマーケティングのお問い合わせは下記から
ここまで、不動産集客のSNSマーケティングについて実際にコンサルティングや運用の代行にて実施する内容を公開してきました。
そのまま解説した内容に取り組んでいただけば成果の出る運用ができるでしょう。
内容は理解したけど人が足りずに取り組めるか不安であったり、アドバイスが必要な方は下記リンクから問い合わせいただければ、サポートさせていただきますのでご連絡ください。