『リアム・ギャラガ―:アズ・イット・ワズ』を観る
本日のnoteは、映画『リアム・ギャラガ―:アズ・イット・ワズ』の感想文です。
久々の映画館体験
世界的な超人気バンドだった、オアシス(Oasis)。中核メンバーであるギャラガー兄弟の弟であり、バンドのフロントマンであった、リアム・ギャラガ―のドキュメンタリー映画ということで、これは是非観るしかない、と思いました。
先週金曜日(2020/9/25)に公開されたばかりだというのに、今週木曜日(2020/10/1)には上映終了という短期勝負だったので、急いで調べて時間の合う日比谷シャンテまで出かけることにしました。契約している携帯キャリアのauが提供している「auマンディ」の割引を利用して1,200円で観てきました。
ギャラガー兄弟がイコンだった時代
英国マンチェスター出身のオアシスが1994年に発売したデビューアルバム『オアシス Definitely Maybe』は一時期本当によく聴いていました。分かり易くて親しみやすいメロディを持つ楽曲を、パワフルに演奏するというシンプルな姿勢が新鮮だったのだと思います。
因みにオアシスの楽曲で最も思い出深いのは、ミニアルバムに収められていた『ホワットエバー whatever』で、妻も一番好きだと言っている思い出深い曲です。
バンドの看板は、兄でコンポーザーのノエルと、弟でフロントマンのリアムのギャラガー兄弟でした。(ふたりは三兄弟の次男と三男であったことを映画で知りました) 理知的な兄と破天荒な弟…… 私のリアムに対するイメージは、常に尊大な態度を取り、ビッグマウスで、周囲に悪態を衝いてを繰り返すトラブルメーカー、というあまりいものではありませんでした。
どん底からの回帰がテーマ
映画は、兄のノエルがオアシスを脱退した2009年以降、リアムが辿って来た壮絶な軌跡を収めたものになっています。2000年代に入ってからのオアシスの活動はあまり熱心にフォローしていなかったので、オアシスが解散状態になって久しいことすら知りませんでした。
リアムはノエルのオアシス脱退後に残ったメンバーと共に再出発したビーディ・アイ(Beady Eye)の不振、プライベートでの離婚によって、精神的に不安定な状態になり、音楽活動が全くできない状態になっていたようです。そこから徐々に復活し、ボーカリスト、バンドリーダー、社会人、親としての成長と改善の歴史を語っています。家族や昔からの仲間を大切にし、いまだ仲違い状態が続いているという、兄・ノエルへの屈折した思いも赤裸々に語っているシーンがあります。
正直な所、熱心なファン以外の人が観て楽しい映画だとは思いませんが、オアシスやリアムのファンには興味深い内容だろうと思います。
この記事が参加している募集
サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。