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秋の葉山を歩いてみた

思い立ったので即行動

昨日、「金曜日の随筆」を書き上げた後、清野由美『住む場所を選べば、生き方が変わる 葉山からはじまるシフトチェンジ』を読み始めたら、無性に葉山を歩いてみたくなりました。そのまま本を持って電車に乗り、葉山の町中を実際に歩くことにしました。

前日にちょっと飲み過ぎたせいか、朝は身体が重くて家でダラダラしていました。将来のことをあれこれ考えていると、気持ちが塞いできます。自分らしく生きる為のヒントと可能性を葉山に求めて、家を飛び出しました。

鎌倉~葉山 歩くと結構遠いけど楽しい時間

葉山には電車の駅がないので、JR逗子駅か、京急の逗子・葉山駅が最寄駅ということは知っていたものの、実際に歩いた時の距離感は、よく分かっていませんでした。

まあ天気も気候もいいし、海沿いの景色でも楽しみがらゆっくり歩くのも悪くないだろうと思い、一つ手前のJR鎌倉駅から葉山御用邸までの約9㎞を徒歩で目指すことにしました。

途中にはアップダウンもあるので、体感的には10㎞以上ありました。材木座海岸や逗子海岸を通り過ぎ、国道134号線と県道207号線が交差する泪橋交差点の角にあるレッドロブスターで遅めの昼食&休憩をしました。

所々細い箇所や湾曲した道の続く207号線沿いには、葉山マリーナや元町といった魅力的なエリアが広がります。葉山は、町の西側が太平洋に面しているので、午後は太陽と海のコントラストが見事です。途中の森戸海岸や一色海岸から美しい秋の海の景色を堪能させて貰いました。

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一色海岸の砂浜を歩いて葉山御用邸に到着したのは16:00前くらいでした。本書にも出てくる「The Five Beans」に立ち寄って、コーヒー豆を買い求め、帰りはバスでJR逗子駅に戻りました。半日を使った贅沢で愉快な時間でした。

葉山という町の重要性は増していく筈

三浦郡葉山町は、別荘地や保養地として栄えた長い歴史があります。人気の「湘南エリア」のブランド力を感じさせます。町の財政力指数も高く、ハイソな人達が暮らすイメージのある地域です。

JR東京駅から逗子駅までは、横須賀線で約1時間。逗子から葉山までは、プラス30分位です。自然豊かでゆったりと時間が流れる葉山は、東京で肉体も精神も削られて疲弊気味の人には、移住を考えるのに最適です。逗子や葉山に生活拠点を移す企業経営者やクリエイター系の有名人が活動拠点にしている話も多数耳にします。

リモート勤務が常態化して、都心のオフィスに毎日出勤する必要がなくなれば、このエリアの人気は一層高まることでしょう。

湘南が人気を維持し続ける理由は判る

関西出身の私にとって、「湘南」は今でも憧れの地です。結婚当初から妻には湘南好きを宣言し、『湘南スタイル』という雑誌も定期購読していました。

私の容姿・人間性・生活スタイルが、湘南のイメージとは似つかわない自覚はあります。サーフィンもしませんし、人付き合いもそれほど好きではないし、DIYや料理の趣味もありません。

ただ、ユルく生きていてもOKという寛容性、多様性を認めてくれそうな自由な空気感はとても魅力に感じます。仕事も人生も「自分らしく」充実していないと嫌、という欲張りな人達が集うエリアのように感じます。また折をみて足を運び、もっともっとこのエリアを研究してみたいと強く思います。

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