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Markover 50の観た映画

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Markover 50が観た映画の感想や周辺の思い出を書き残しています。
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#映画感想

『テスラ エジソンが恐れた天才』を観る

本日は、映画『テスラ エジソンが恐れた天才 Tesla』(2020)の鑑賞記録です。 天才、テスラ私は、二コラ・テスラ(Nikola Tesla 1856/7/10-1943/1/7)に対して、常人の理解を超越したとんでもないことを考え、実現しようとした真の天才、というプラスのイメージを持っています。 テクノロジーにはそれほど明るくないので、彼の発明の偉大さや斬新性、重要性を完全には理解できていません。しかしながら、よく紹介されている写真の印象が強烈ですし、ミステリアスな

『ファーザー』を観る

本日は、映画『ファーザー The father』(2020)の鑑賞記録です。TOHOシネマズ シャンテ(日比谷)で観てきました。(on 2021/6/21) 作品の概要本作の原作は、フランスの人気小説家・劇作家・脚本家のフロリアン・ゼレール(Florian Zeller 1979/6/28-)が、2012年に発表した戯曲『Le Père 父』です。 原作は、フランスで最も権威ある演劇関連の賞とみなされているモリエール賞の最優秀脚本賞を受賞しています。舞台作品としては、イギ

『HOKUSAI』を観る

本日は、映画『HOKUSAI』の鑑賞記です。久々に映画館へ出向いて観てきました。 (※ネタバレ情報を含みますので、ご注意下さい。) 謎の人、葛飾北斎江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760/10/31-1849/5/10)の歩んだ人生を四部構成に分けて、描いた映画です。 駆け出し時代のアクが強い前半期を柳楽優弥が、独自の画風を確立し、名作を生み出す壮年・老年期を田中泯が演じています。監督は橋本一、企画・脚本を作家の河原れん(娘のお栄役で本作にも出演)が務めています。 北斎

『めぐり逢えたら』を観る

本日は、私にとって思い出深い1993年の映画『めぐり逢えたら Sleepless in Seattle』を語りたいと思います。 最高のラブコメ映画と言う人もいるこの映画の脚本・監督は、ロマンチック・コメディの名手であるノーラ・エフロン(Nora Ephron、1941/5/19-2012/6/26)です。主役の二人、サムとアニー役は、トム・ハンクス(Tom Hanks、1956/7/9- )とメグ・ライアン(Meg Ryan、1961/11/19- )の黄金コンビが演じまし

『キング・オブ・シーヴス』を観る

本日のnoteは、2018年公開の英国映画『キング・オブ・シーヴス King of Thieves』の鑑賞感想文です。 幸せを噛み締めて映画を観る将来の収入減を犠牲にしても、現在のフリータイムを確保することを優先しました。そうまでして手に入れた貴重な時間を埋めるのに、本と映画のコスト・パフォーマンスは秀逸です。忍び寄る不安は一旦横に置き、2時間程度大スクリーンに没頭する時間を持てる自由に感謝したいと思います。 月初めの1日は、基本的にどの映画館でも1200円の割引料金で鑑

『世界の中心で、愛をさけぶ』を観る

報道が過熱してきた新型コロナウイルス感染症がさすがに気になって、外を出歩くことに気後れする毎日です。積極的に活動しまくる意欲が沸かず、この週末は家籠りしていました。amazon primeで動画コンテンツを漁っていたら、今さらながら、『世界の中心で愛をさけぶ』に辿り着き、映画版とドラマ版の両方を堪能しました。 「セカチュー」ブームが吹き荒れたのは、2004年のことです。私はこの時期に日本にいなかったので、この作品が流行っていた空気感を知りません。観ているうちに、私の過ぎ去っ