モルックで遊ぶ午後:mölkky
mölkky:モルック。フィンランドの伝統的な遊び。木の棒を投げて遊ぶボーリングみたいなゲーム。詳細は下記より。
学生組合の開発協力系セクター謝恩会があった。日本語にするとやや不自然だ。
要は、開発協力系セクターチームのハングアウト(飲み会)だ。学生組合からお金が出るところが、普通のハングアウトとの大きな違いだろうか。(それがハングアウトでなく『謝恩会』と訳した所以)
私はその買い出し係を任されていた。そこで今日、アルコール度数の高いお酒を販売しているAlkoというお店に行こうとした。セクターのメンバーと約束した、フェアトレードワインを買いに行くためだ。
ところが私はAlkoが毎週日曜に閉まるのをすっかり忘れていた。今日のきょうまですっかり忘れていた。『Alkoは何曜日に営業していますか?』フィンランド検定初級という試験があるなら七問目くらいの問題だ。
でも気持ちを切り替えてスーパーで軽めのアルコール飲料を大量に購入した。スーパーにはビールやロンケロ等(グレープフルーツ味のチューハイみたいな)、アルコール度5.5パーセント程度のお酒は売られている。結局私はエストニア帰りの人くらいお酒を大量に購入した。と書いたけど、このたとえは在フィンの方以外は絶対通じないと思う。(フィンランドのお隣、エストニアはお酒が安いので、エストニア帰りのフェリーでは1-2ダースほどのお酒を抱えた人達をたくさん見かけるのだ)
その他、つまみになるチーズ味ビーガンビスケット等を購入する。このビーガンのチーズ味ビスケットはみなさんに強くおすすめしたいほどおいしいのだが、パッケージの写真を撮り忘れてしまった。
で、約束の時間より15分ほど遅れて私は会場に到着した。みなさんと購入を約束したお酒(フェアトレードワイン)を買えず、予算もぎりぎり、かつ遅刻までしている。私が新入社員なら多分今頃先輩にぶっ飛ばされている。もちろんセクターのメンバーはとても優しいので、ポンコツな私のことを誰も咎めなかった。私は新入社員じゃなくてよかったなと胸をなでおろす。
ハングアウトの中盤、モルックというフィンランドのゲームをした。モルックは超簡単に説明するとボーリングみたいな感じのゲームだ。木の棒を投げて、数の書かれた木の棒たちを倒していく。
私はルールをあまりよく知らなかったので、酔っ払いながら木の棒をただ投げて数の書かれた棒を倒していた。そしたら、いつの間にか誰かが優勝していた。知らないうちに私はモルックで負けた。
今さっきyoutubeでモルックのルールを調べていたら、人気YoutuberのFisher'sさんがめちゃくちゃ楽しそうにプレーしていた。
私達は個人対抗戦で、かつ50点ぴったりとれなかったら25点に逆戻り、みたいなルールもなかった。けれど、獲得点数が50点に近い人が勝ちというのは私達がやったルールと同じだった。
それにしてもFisher'sさんたち、楽しそうだなあ。ンダホさんと「遊ぶう↑」「うぅうぅ↑」ってやりたいなあ。何の脈略もなくいきなり途中で鳥の大群を追いかけたりしたいなあ。シルクさんのミラクルショットを間近で「すげー!」って言いたいなあ。いつかFisher's さんとモルックをする、というのを将来やりたいことの一つにしておこう。
などと書いているが、私達もFisher'sさんに負けず、モルックを楽しんだ。
セクターのメンバーの一人が自分のお子さんを連れていた。その子がモルック素人の私(たち)を上手に仕切ってくれた。その子は私たちが木の棒(モルック)を上手に投げられるように、木の枝をスキットル(数の書かれた棒)の前に刺してくれた。この木の枝をめがけて投げればスキットルは倒れる、というのがその子の主張だった。でもうまくいかない時もあったので、そのときはその子は「ei se haittaa (that's not a big deal)」と言っていた。
私は酔っ払うと、フィンランド語がすごく流ちょうになる(ような気がする)。お子さんが持ってくる小石を一緒に数えたり、近くにある大きな岩をのぼったりした。お子さんは私のクソフィン語を楽しそうに聞いていた。一応、お互い意思の疎通は取れているらしかった。
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今日の#WordoftheDayはpuutiainen(マダニ)とmetsämyyrä(ネズミの一種)にしようかと悩んだ。今日のハングアウト中その二つが話題になったのだ。どういう関連だったか忘れてしまった(確かmetsämyyräがpuutiainenを広めちゃうって話だったような…)。
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今日も#30drycを実践した。
今回は詳細?のところに日本語の逐語訳も載せていますので、ぜひ。今回は(将来の)職業について。なかなか難しい質問だった。
そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…