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その代金の意味を再確認。シンガポールのレシートを読み解こう。

こんにちは。マリーナベイ・サンズ公式noteです。

年末から年始にかけてのパーティーシーズン。シンガポールもこの時とばかり?にあちこちでイベントが行われていて大忙しです。ショッピングもお得感がいっぱいで、思わず沢山お買い物をしてしまう季節ですよね。

そこで確認しておきたいのが「表示料金の意味」。
なぜ、その料金が請求されているのか、どういう経緯で請求されているのか「観光客料金をボられてる!?」と勘違いする前に改めて確認してみましょう。


1 : クレジットカードを使うときに聞かれること

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シンガポールでは基本、日本国内発行のクレジットカードを利用することができます。ホーカーセンターなどクレジットカードが使えないお店を除いて現金を持ち歩く必要がないので、うっかり現金が足りなくなった時などとても便利ですが、時々こんなことを聞かれて戸惑う場合も。

「お支払いはシンガポールドル?それとも日本円?」

ここで思わず「日本円」と言いたくなりますがちょっと待って。実は、こういう場合は必ず「シンガポールドルで」とリクエストするのがお勧めです。

その理由は「決済で日本円を選ぶと不透明な換算レートが採用される可能性がある」から。現地通貨で決算を行えば「(透明性の高い)国際ブランドの基準レート」+「カード会社の外貨取引手数料」が適用されるため、どちらで支払うか聞かれた時には必ず

「Singapore dollar, please」
「I like to pay by card, in Singapore dollar 」

と伝えましょう。


2 : 税金の仕組み「++」ってなんだろう?

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シンガポールのサービスや商品の料金表記でよく目にするのが「++」あるいは「+++」の表記。どういう意味があるんだろう、と不思議に思われた方も多いのではないでしょうか。

「++」っていったい何?

シンガポールのホテルサービス、またはレストランサービスでは通常メニューのほかにGST(いわゆる消費税:2019年現在7%)とサービス料(10%)が加算されます。価格表記に「++」がついている場合は上記のGSTとサービス料が表記価格に含まれていることを示しています。いわゆる「税サ込」ということですね。3つ目の「+」はGovernmrnt Tax(1%)を表しています。価格構成の仕組みとしてぜひ把握しておきましょう。

3 : お酒の買い方、楽しみ方。

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シンガポールでは18歳から飲酒が可能です(旅行中の日本人も飲むことができます)。ですが、シンガポールでは午後10時半から午前7時半まで原則お酒を店舗購入することができません。この時間帯は(飲食店を除いて)外で飲酒をすることもできませんし、コンビニエンスストアなどで購入したいと思った場合も、午後10時前後から販売を終了しているお店も多いです。旅行中の夜、ホテルの部屋で自分で買ってお酒を飲みたくなった場合は、購入可能時間内購入するようにしましょう。

一方、マリーナベイ・サンズのようなホテル、レストラン、バーなどでは時間を気にせずお酒を楽しむことができます。アルコールの価格はシンガポール産であれば「物品税+GST」、輸入品であれば「関税+物品税+GST」です。物品税に関しては「アルコール分量1ℓ当たりS$88(ビールの場合はS$60)×アルコール度数」になります。

輸入品に関しては自由貿易協定を締結しているか否かで関税がかかるかどうか変わってきます。(ちなみに日本は締結しているので関税はかかりません)。

税金だけを計算してみると実はアルコールにはそれほど多くの税金がかけられてるわけではありません。しかし元々の物価、輸送費、場所代が含まれるので価格は高めになります。


4 : 消費税は手続きをすれば戻ってきます

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楽しいシンガポール旅行。買い物も思い切り楽しんだし、特別なお酒も購入しました。さあいよいよ帰国です。その際、少し早めにチャンギ国際空港にいくようにしましょう。なぜなら空港で免税手続きを行えばGST(消費税)を取り戻すことができるからです。

シンガポール旅行の際、GST込みで旅行者還付制度の加盟店(加盟店にはロゴが表示)にて商品購入額が100S$を超える場合、空港のeTRSセルフサービスで免税手続きを行うことができます。(電子手続きのため加盟店で購入を行う際は店員に申請者(16歳以上の非シンガポール人)のパスポートをお買い物時に提示して頂く必要があります)。詳細は「Tourist Refund Scheme」をご参照ください。

こちらの免税手続きに関しては別のnoteで詳細にご紹介する予定です。

いかがでしたでしょうか。
シンガポールでのお買い物の仕組みを正しく把握し、取り戻すものは取り戻しましょう。そしてまたぜひシンガポールを、マリーナベイ・サンズを訪れてください。

それではマリーナベイ・サンズで皆様のお越しをお待ちしております。

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