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当社で考えた効果の高い研修Vol.3

marimo HRの金口です。前回の続編になります。無意味な研修という名の研修ですが、いったい何のことやらといった題名ですよね。当社も研修プログラムを新卒に渡した時に必ず、笑いが出ます。読者の皆様、安心してください!意味はちゃんとあるのです!

穴を掘るという無意味な行動体験で・・・・
穴を掘ると聞いただけで、“ブラック”なイメージを持たれると思います。新卒もあちゃ~、入社する会社を間違えたか?となりますが、意外とブラックではありません。はっきり言って人事の方がブラックな体験になります。なんの効果があるのかは読み進んでください。

開始前に
●彼らには3m×5m×深さ2mの穴を3日間で掘る事だけを伝えます。(ノープレッシャー、手で掘り、その他は好きにしてください。)
●なんの目的があるのですか?と聞かれても“意味はない”とだけ答えます。
●人事はとにかくフォロー。 弁当や飲料を買ってきたりの使いっ走り、土地を借りた農家の山の草刈りまでやらなければなりません。
※オブザーバーの人事が一番きつい

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掘る穴を計測中


●1日目午前
掘りはじめでモチベーションが高い者が、低い者を引っ張っていました。
●1日目午後
木株を取り除くのに時間がかかり、進 捗が遅れ始めた頃から“自分は何 をやってい るのか?”とほぼ全員、自問自答が始まる。無言。

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●2日目午前
前日の疲労も抜けないままスタート。昼前から温度も上がり、心が折れ始める。
●2日目午後
6名中2名がハイになってきたこと、深さがかなり進んだ事で声が出てきた。 若干チームとしてのま とまりが現れ始めました。
●3日目午前
掘りきる使命感を感じ始めた者、絶対に達成する意欲をむき出しにする者、連帯感はかなり高く、モチベーションは高い状態で維持
●3日目午後
18時に大きさを測り、農家のおじさんに合格を頂きガッツポーズ。穴から離れるのが寂しいと感じた者も数人いたぐらいです。
最後にこの研修の意味を伝えます。

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穴を掘るという無意味な行動体験で“組織への帰属意識”を強化する体験型研修
当社は“組織への帰属意識”を付けるためにこの研修を行っています。(コロナ期間はやってません。穴でクラスターはシャレにならないので)“心理学の理論”に基づき、無意味な事を集団でやればやるほど、その集団への帰属意識は高まると聞き、実践したらその通りになりました。教えて頂いたベリタスコンサルティングの坂尾社長の記事にその理論が書かれていますので見てみてください。
https://note.com/kojisakao/n/n09627118ad85
また、掘っている光景についてはmarimo HRのYouTubeにUPしています。
https://youtu.be/R6jzIQZhHDY

実施時期は入社研修の後半に
最後にこの研修は入社直後にやってはダメです。入社して、新入社員研修のクライマックスが最も良いです。研修期間中にあいつは嫌いとか苦手とか出てきます。それが『あれ、あいつら仲が悪かったのに・・』と一気に3日間で近づきます。同期のつながりができ、仕事が嫌になっても同期に相談して踏みとどまる事も実際にありましたので、その後の効果は絶大です。
本研修について興味のある方は、是非MarimoHRのホームページからお問合せください。お待ちしております。





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